母親の名前が出ます。
「何も変わってないなここは。」
八月の盆週の週末箒自身の生家である篠ノ之神社に来ていた。
板張りになっている剣術道場には壁にある木製名札を見ながらこう思っていた。
「昔は私と千冬さんと一夏だけだったがな。」
そう思いながら過去の事を思い出して出てくるのは・・・愛想0で然も
一夏を叩き潰してばかりの剣術における記憶だけであった。
「あれ?・・・私と一夏との記憶ってこれだけだったか・・・。」
少し暗くなりながらも他の記憶を探すが・・・0。
「私の幼少時代って一体・・・。」
箒はorzしながら項垂れるが生徒手帳に挟んである自身と一夏との2人で・・・
というよりも隣に千冬と束がいるのだが並んでいるのだがそこら辺を折り畳むことでなんちゃってツーショット写真を作っていた。
「あら箒ちゃんここにいたの?」
「は、はい!?」
箒は後ろから声を掛けられたので驚きながらも立ち上がって
振り向いた先にいたのは40代後半(見た目30代前半)の女性が年齢相応の落ち着いた物腰と柔らかそうな笑みを浮かべていた。
「懐かしくてつい、すみません『雪子』叔母さん。」
「あら良いのよ、元は貴方達が住んでいたんだから誰だって懐かしくて
見て回るわよ。」
彼女の名前は『白埼 雪子』、箒と束の母『篠ノ之 一葉』の双子の妹で・・・
2人と同じく胸が大きい女性である。
「それにしても本当に大きくなったわねエ・・・本当に。」
そう言いながら『雪子』は箒の・・・大きな胸の谷間を見てそう言うと
箒は隠すかのように腕で覆うが『雪子』は笑ってこう言った。
「大丈夫よ、ここには私達しかいないし女同士じゃない?」
「いや、それとこれとは話が別デスッテ・・・あのう『雪子』叔母さん。
一つ聞いて宜しいですか?」
「?」
「母は・・・どの位大きかったですか?胸は??」
それを聞いてアアと思っていた。
自身も嘗て同じ感じであったのだ、周りよりも数周りも大きい胸に
母親のサイズを聞いたことが。
それを聞いて確かと思って・・・こう答えた。
「私が確か『Vカップの129』で『一葉』が確か・・・
『Wカップの138』だったわね。」
「アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
それを聞いて自身の将来を感じたのであろう、絶望に奇声を上げた。
「アハハハッハ・・・まあこういうのは慣れヨ箒ちゃん。」
「そんな上っ面だけの心配のされ方なんてされたくないですよ
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
最早逆らえ様もない現実と言う未来に箒は只泣くしかなかった。
・・・漫画みたいに滝の様な涙流しながら。
「そそそそれにしてもさ良かったの?夏祭りのお手伝いなんてして。」
『雪子』叔母さんは箒に向けて取敢えずの所話の内容を変えようと
そう聞くと泣いていた箒はぐずりながらこう答えた。
「べ・・・べいわぐでじょうか?(迷惑でしょうか)」
「(なんて言っているか分からないけど取敢えずは話を合わせよう)
そんなことないわよ!大歓迎よ本当に!!でも箒ちゃん、折角なんだから
男の子の一人くらいいるんじゃないの!?」
「・・・はう/////」
それを聞いて箒は一夏の事を思い出して赤面して・・・閃光の事を思い出して
凄いが付くくらいに怒気が辺り一帯を覆うかのように歪むのを見て
『雪子』叔母さんはあれ、私地雷踏んじゃったかしらと内心冷や汗ダラダラ
掻いていると余計ヤバいと感じたのか慌ててこう言った。
「そそそそれじゃあさ、折角のご厚意なんだから神楽舞6時からだから
その間暇だし今のうちにお風呂入っちゃいなさいよ!」
うんそれが良いと大慌てで『雪子』叔母さんがそう言うと
箒はこくりと黙って頷いて立ち去って家に入るのを見て・・・ホッとして
こう呟いた。
「はあ、怖かったわ。何があったのかしらね本当にって・・・家って
何の神社かって言わない方が良いわね。」
そう呟いて篠ノ之神社についてを思い出した。
篠ノ之神社は元来力のない女性が男に対する防衛術を学んだり
江戸時代に於いては女性の駆け込み寺として機能していたと・・・
地元にある歴史書でそう書かれていたが詳しい事は戦火で
焼け消えてしまったのだ。
そして篠ノ之神社は何の御利益があるのかと言うとこれは・・・
代々女系一族である篠ノ之家の体質に準えてこう書かれているのだ。
『篠ノ之家は代々より産婆や乳母として大名に仕えることもあり《乳》関連の
御利益があるという言い伝えを持ち篠ノ之家の女性は全員当時の平均胸囲を
大きく上回っていた。』
というものであり・・・確かに箒が知ったら発狂間違いなしと
そう考えたからだ。
恐らくは最初に言われていた護身術も兼ねた古武術として篠ノ之流が生まれて
そこから剣術にへとシフトチェンジしたのであろうと『雪子』叔母さんは
そう考えていた。
・・・まあ、胸関連でも篠ノ之流は目を見張られていたのかもしれないなと
そう思っていると『雪子』叔母さんはこう言って締めくくった。
「さてと、箒ちゃんが出てくる前に神楽舞用の衣装を引っ張ら出さないとね。
姉さんが使っていた神楽舞用の服まだ残っていたかしら?」
そう言いながら・・・同じく家に向かって行った。
次回は準備。