Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 舞を踊ります。


舞を踊って

 「さてと、準備なんだけど・・・箒ちゃん成長しすぎてて舞装束が

着れないわねえ・・・特に胸が。」

 「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 箒は雪子の言葉を聞いて又もや泣いているが当然であった。

 尻も胸も母(高校生時)の服を着ることすら出来ずにいるのだ。

 すると雪子は箒に向けてこう言った。

 「仕方ないけど取敢えずは舞の確認も兼ねてその儘の服装で踊ってもらう

しかないわね。」

 大丈夫と聞くと箒はこう答えた。

 「はい・・・それでは。」

 そう言って箒は右手に刀を、左手に扇を持って舞を始めた。

 篠ノ之流では巫女である人間はこれを舞う事により戦火から逃れるようにと

願いを込めて舞うその姿はまさに『剣の巫女』とも呼ばれるほどの存在となり周りを静かにさせる程であった。

 そして舞い終えて箒は雪子に向けてこう言った。

 「以上です。」

 そう言うと雪子は拍手してこう言った。

 「まあまあまあ!凄いわよ箒ちゃん!ちゃんとここを離れても

舞の練習はしていたのね!!」

 「え、ええ・・・まあ、巫女ですから。」

 箒はそれを聞いて内心嬉しがりながらも恥ずかしかったのだが

もう一つ心の中でこう思っていた。

 それは・・・。

 「(一夏は今日来るのだろうか?)」

 そう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほう、ここが『篠ノ之神社』か。趣があって良い所だな。」

 「へえ、ここが篠ノ之 束生誕の地で有名なねえ。」

 「何かあるのですかね?人が多いですわ。」

 「そうね、それに何でしょう?簡単な店が多くあるわね。」

 「今日は祭りがあるからな、人が多いんだよ。」

 一夏は閃光達に向けてそう説明していた。

 今日はお祭りである為息抜きがてらに来たのだ。

 そして全員が神楽舞台に来ていたので何だろうと思っていると一夏が

こう説明した。

 「あそこで舞・・・って言うよりも神様に捧げる踊りを披露するんだよ。」

 「となると踊るのは一体誰なんだ?」

 閃光がそう聞くと一夏は唸りながらこう答えた。 

 「多分と思うけどどっかの神社から人が来るんじゃねえのかな?一葉さん・・・ああ、箒のお母さんなんだけど居場所が分からないからな。」

 そう言っていると・・・舞が始まった。

 現れたのは・・・箒であった。

 「え?箒!?」

 「アイツが!!・・・いや待て本当にアイツなのか?」

 一夏の言葉を聞いて閃光がよく見ると違う事に気づいたのだ。

 「え?どう見ても箒だろう?」

 「イヤよく見ろ一夏、何処か違うぞ。」

 「何処かって・・・何処?」

 一夏がそう聞くと閃光はこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アイツの胸ってもう少し大きかったはずだが小さくなっていないか?」

 「え?・・・・ああ!」

 一夏はそれを聞いてよく見て確かにとそう思っていた。

 箒は舞う前に雪子から晒を二重に巻き付けて小さく見せており

今では夏休み前よりもワンサイズ大きくなってPカップの胸を無理やりKカップに迄無理やり小さくさせることに成功させたのだが・・・された本人は

酷い状況となっていた。

 「(胸が圧迫して苦しい!・・・早く・・・舞を。)」

 終わらせねばと思いながらもちゃんと舞うあたり箒の性格が物語っていた。

 そして舞を終えると全員が拍手喝采

(男性人たちは箒の胸に興味津々であった)で終えることが出来て箒は裏手に

入って暫くすると・・・仰向けになって倒れた。

 「キャアアアアアアアア!箒ちゃん大丈夫ってアア唇が真っ青にー-!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして数分後。

 「ううん・・・あれ私は確か・・・アアあの後倒れたのか。」

 不甲斐ないなと思って立ち上がろうとすると雪子が部屋に入って来た。

 「あら箒ちゃんもう立てるの!?」

 「ええ、すみません雪子叔母さん。心配かけてしまって。」

 「何言ってんのよ?私達家族なんだから心配されてなんぼなのよ。」

 「・・・ありがとうございます。」

 箒は恥ずかしながらもそう言っていると雪子は箒に向けてこう言った。

 「ああそうそう、箒ちゃんにお客さんよ。」

 「私に?」

 「さあ、入ってきなさい。」

 そう言って入ってきたのは・・・・。

 「よう、箒。大丈夫か?」

 「一夏!?」

 一夏が入ってきたのだ、箒は来ていたのかと言おうとした瞬間に箒は

チェルパ達を見てジト目で(特にチェルパ)一夏に向けてこう聞いた。

 「一夏・・・誰だあいつらは?」

 そう聞くと一夏はこう答えた。

 「おお、あいつらは俺のクロッシングリンクの相手だよ。

赤い髪の方は『サラ』、イタリアの代表候補生で青いほうが『チェルパ』、

ロシアの代表候補生で銀髪に黒のメッシュが『エルベ』、

ドイツの代表候補生だよ。ここ最近はアイツらとレッスンばっかでな。

休みも兼ねてきたんだけどって・・・どうしたんだ箒?」

 一夏は不機嫌そうになっている箒を見てそう聞くと当の本人は

ジト目で見ていた。

 するとチェルパが入ってきて箒に向けてこう言った。

 「初めまして篠ノ之 箒さん、チェルパ・シェルフと申しますので・・・

これから一夏さんに関して色々と聞くことがあるかもしれませんのでよろしく。」

 「!!・・・ああ、こちらこそな。」

 箒は最後ら辺でチェルパが何を言いたいのかを感じてジト目でそう答えるが・・辺り一帯に冷ややかな空気が流れたのは言うまでもない。




 次回は祭り巡り。
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