「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを、
物珍しいからという理由で極東の猿にされては困りますわ!私はこのような
島国まで来たのはIS技術の修練に来ているだけであって、サーカスをする気は
毛頭ありませんわ!!」
「猿って・・・俺達皆前世それだぞ。」
一夏はそれを聞いて呆れながらそう言うがセシリアは一夏の言葉を聞いて
いなかったのかどうか分からないが更にヒートアップしてこう言った。
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけない事自体、私にとっては耐え難い苦痛であってですね!!」
「・・・その後進的な国から教わらなければISを作れもしないでよく言うわ。」
閃光はそれを聞いてぶつくさと小声であるがそう文句を言った。
本来ならば一夏が何かを言う所なのであろうが既に閃光から
こう指示が来たのだ。(紙で)
『今は何も口に出すな。』
そう書かれていたのだ。
・・・所々クシャクシャになっていたが。
そして落ち着いてきたのかどうか分からないがセシリアはこう締めくくった。
「つまり!クラス代表になるのはこの私『セシリア・オルコット』ですわ!!
皆様もどう思いでって・・・・何ですかこの空気は?」
セシリアはそう言いながら周りを見た。
留学生組は頭を抱えてあちゃ~と言い、日本人は山田先生も含めてギロリと
睨んでいた。
すると一夏がこう言った。
「皆呆れてんだよ、あんたの言動を聞いてさ。」
「はあ!!どういう意味ですの!?」
セシリアはそう言って一夏を睨みつけると一夏はこう続けた。
「お前さ、目の前にいる人の顔を見てみろよ。」
「はい?一体何・・・ヒィイイイイイイイイイ!!」
セシリアはそう言って教壇の上にいるであろう千冬を見て・・・恐怖した。
何せ閻魔大王真っ青の表情でセシリアを睨みつけていたからだ。
すると閃光がこう言った。
「貴様が後進的な国と言った国がISを創造したんだぞ。そして目の前にいるのはこの国から輩出された『ブリュンヒルデ』だ。果たしてどっちの国が優秀だ?」
「それにイギリスって不味い飯数年覇者じゃねえか?どんだけ
味覚崩壊しているんだって話だよ。」
閃光と一夏がそう言うのを聞いてセシリアはわなわなと震えながらこう言った。
「決闘ですわ!!」
バンと机を叩いてそう言うのを聞いて一夏と閃光がこう返した。
「おお、良いぜ。四の五の言うよりは分かりやすい。」
「世界の広さというのを貴様のその小さな頭に教え込んでやるさ。」
そう言うとセシリアはこう返した。
「言っておきますけどもし負けたら貴方方は私の小間使い、
いえ、奴隷にしますわよ!!」
そう言うと閃光はこう言い返した。
「は!頭が小さいだけではなくそんな時代錯誤な言葉をほざく奴が
代表候補生とは余程イギリスのIS操縦者の人材は乏しいと見たな。」
「きぃいイイイイイ!!よくもわが祖国を愚弄いたしましたわね!!」
「言って何が悪い。本当の事であろう?」
セシリアと閃光はお互い言い合い(どう見ても閃光が優勢)をしている中で
一夏はこう聞いた。
「それじゃあハンデだけれど。」
「ほらあ、よく聞いてくれましたでしょう?このお方は私に対してどれだけ
ハンデを出させて」
「いや、俺がどれだけハンデを付けられたらいいのかなあって?」
そう言うとクラスからどっと・・・笑いが巻き起こった。
「お、織斑君、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」
「織斑君は確かにISを使えるかもしれないけどそれは言い過ぎ」
「・・・・黙れ。」
周りの笑いが閃光の冷たい一言で・・・凍り付いた。
そして閃光は周りに向かってこう言った。
「確かに一夏の言った事は端から見ればあほらしいという奴もいるであろう。
だがな・・・それを笑う資格が貴様らにあるのか!!!」
『『『『『ヒィイ!!!』』』』』
その大声に全員が恐怖する中で誰かがこう言った。
「け、けどさ。男女別で戦争になれば女が3日で勝つってさ。」
「それは正々堂々とやった場合だ。家族を人質にとったりISを使う前に
強襲したり操縦者を乗せる前にISを破壊したり兵糧攻めしたりとやりようは
幾らでもあるからな。」
閃光はそう言ってその女生徒を黙らせた。
ISを使っても使うのは人間だ。
集中力や体力は男よりも低いしそれに整備する人間の大半は男性であるため、
整備しなければ動かすことも出来ないしスパイを送り込んで家族構成を調べて
人質にして行動を制限させられば戦争すらできない。
すると今まで黙っていた千冬が口を開いた。
「閃光の言葉は大体乍ら合ってる。誰しも大切な人がいる。そんな人が人質になったりすれば目も当てられまい。」
「それに何時までもそんな妄想を抱いているのならここで全部捨てろ。今織斑はISを動かしている。つまり、最早お前たちが抱いているその考えは
過去のものだ。ISは国防を担っているが故にそれに相応しい思考を
持っていなければならない。男だから女だからハンデがどうのこうのと
言っているようなら今すぐに荷物を纏めてこの学園を去ることだ!!」
そう言うと千冬はセシリアを見てこう言った。
「オルコット、貴様が言った言葉は当然イギリスの公式発表として受け取るが
それは詰る所日本との全面戦争になることも頭に入れているよな?」
「・・・・・!!!???」
セシリアは千冬の言葉を聞いて更に顔を真っ青にした。
代表候補生と言うのは候補生なれど国の顔である。
その一言一言が国を大きく動かすことになると言う現実にセシリアは恐怖すると千冬は頭を抱えてこう言った。
「・・・全く、白好の言う通りに人材不足だと喧伝しているような物だぞ。」
そう言うと千冬は一夏に向けてこう言った。
「織斑、ハンデは無し。貴様が負けたらそいつの小間使いになるが
それで良いな?」
そう聞くと一夏はこう答えた。
「男に二言はないしこいつと相棒がいる!」
一夏はそう言いながら閃光を見た後に星を模った白い腕輪を見せると千冬はこう言った。
「それじゃあオルコット。貴様はこいつに何を賭ける気だ?」
「・・・・へ?」
セシリアはそれを聞いて何でと思っていると千冬はこう続けた。
「あのなあ、決闘の仕方も分からんのか?やるならばそれ相応の物を出しあって初めて決闘は成立するのに何してるんだ貴様は!!」
「ヒィイイイイイイイイイ!!!」
セシリアはそれを聞いて恐怖すると千冬はセシリアを見てこう言った。
「織斑は人生を・・・人としての尊厳を賭けるなら貴様もそれと同等のものを
差し出せ。例えるなら・・・『IS』を賭けろ。」
「!!そ、そんなこと出来る訳!?」
「出来ないとは言わせんぞ。尊厳と対等になると言えばこのご時世ISその物が
操縦者にとっての尊厳だ。本来ならそれ程度では足しにもならんが
致し方あるまい。」
そう言うと千冬は全員に向けてこう言った。
「それでは1週間後の月曜日の放課後において第3アリーナで
実施するものとする。初めてのIS戦闘を生で拝められるんだ、これ以上ともない
授業となるであろう。」
そう言うと千冬は教壇に戻って教科書を持ってこう言った。
「それでは授業を始める。」
そう言うが生徒の殆どは最初の喧しさはなく只々机を見るような感じで
授業が始まった。
力を持ちならそれと同等の覚悟と力を見せよ。