「ククククク、ここで織斑一夏を適当な理由で誘い込んでおいて《白銀》を
手に入れることが出来ればこっちの勝ちだぜ。」
前に一夏に対して勧誘していたこの女性『巻紙 礼子』はとある組織に
所属しており一夏のISを奪う様に画策していたのだ。
その為に必要な物は既に持っており後はと思っていると・・・。
ゴシャ!
「ゴシャ?」
礼子の前にあった城のセットが突如として・・・崩れ始めたのだ。
「何じゃこりゃあアアアアアアアア!!」
その轟音と共に礼子はセットの瓦礫の下敷きと化した。
そして暫くして・・・。
「良し!スッキリした!!」
千冬はにこやかにそう言いながら割れた演劇場跡地(誤字であらず)から
降りようとしていた。
・・・顔には楯無から出た返り血が半分以上付着していてその見た目から
正に猟奇殺人者そのものだと言っても良いだろう。
そしてそれを見ていた観客達ですらその光景を見て恐怖すると同時に・・・
とある場所に於いては羨ましいと思っていると男性たちがいた。
彼らが向けている視線の先にいるのは・・・一夏である。
アメリカ人で爆乳なベルと黒髪超乳の箒の2人が左右から抱きしめている為
腕が埋まっているのを見てある者は羨ましそうに見ておりある者は血涙を出し乍ら
見ていたのだ。
そしてそれを見ていた閃光とチェルパ達はこう言っていた。
閃光
「一夏の奴め、早く振りほどけばいいのに。」
チェルパ
「一夏さんたら、そんなにああされたいのでしたら言ってくれればいいのに♡」
サラ
「あほらし。」
エルベ
「あらあらですわね。」
ミシェル
「へえ、面白そうねエ♪」
この様な感じで専用機で会場に出てきた(サラとミシェルが出撃、
残りはクロッシングリンク中)ので観客たちも多少ながら
大盛り上がりしていると・・・城のセットの瓦礫から爆発音が聞こえて何かが
出てきた。
「ウォらああアアアアアアアア!!」
そう言いながら現れたのは赤黑い見た感じ蜘蛛の様な形状をしたISが
現れたのだ。
「手前!誰か分からねえけどよくもアタシを生き埋めさせてくれたなごら!!
この『亡国機業』の『オータム』様が生き埋めにさせてくれた礼を
たっぷりしてやるから覚悟しやれやってか誰がやりやがったー------!!」
そう言って『オータム』と名乗る女性が誰がやったんだと思って見ている中で
一夏を見てこう言った。
「織斑一夏!手前のISは後で奪ってやるから
そこで待っていろやー------!!」
「え、俺!?」
一夏はいきなりの事で驚いているがまあ当たり前であろう、何せ男性が
唯一で然も公式に置いては『クロッシングリンク』の専用使用者と言う
設定である為その価値は貴重なのだ。
そんな中で『オータム』は誰が埋めたんだと言うと観客にいる全員が後姿で
立ち去ろうとしている千冬を見ると『オータム』は大声で・・・
こう言ってしまった。
「おいソコノキングコングアマゾネス!!」
『『『『『『『『『何言ってんだ
あの阿保はー------!!』』』』』』』』』
一夏達や観客たちは『オータム』の言葉を聞いて全員が白目を向けて
そう思っているが『オータム』はこう続けた。
「手前がアタシを生き埋めにしたんだな!どんなマジック使ったのか知らねえが手前みてえなチンパンジー怪力行き遅れ女!!アタシの手で
ぶっ飛ばしてやらあー--------!!(チンパンジーの握力は300㌔)」
『『『『『『『『『!!!!!!!!!!』』』』』』』』』』
全員がそれを聞いてム〇クの叫びの様な顔をしているが『オータム』は
何も知らずに飛び掛かった瞬間に・・・千冬は振り向きざまに・・・
『オータム』を殴り飛ばした。
『『『『『『『『ええええええええええええ!!!!!!』』』』』』』』』』
それを見て全員が驚きの悲鳴を上げるが吹き飛ばされ亜太『オータム』は
一体何が起きたんだと思ってISのハイパーセンサーで見ようとした瞬間に・・・
瞬時に自身の目の前に現れた女性・・・織斑千冬を見てこう呟いた。
「ブリュン・・・ヒルデ!?」
「おい・・・
誰がキングコングだって?」
そう呟いた瞬間にずしんと諸に・・・重圧が轟いだ。
『『『『『『『『『『!!!!!!!!!』』』』』』』』』
「ヒィイイイイイイイイイ!!」
『オータム』はそれを感じて恐怖しているが千冬は更にこう続けた。
「そういえばアマゾネスとか?チンパンジーとか言ってたなおい?」
「あわわわわわわわわわわわ」
「怪力で?『行き遅れ』?とかそう言ってたな貴様。」
既に観客席にいた大半(鈴以外の弾たち全員気絶)が失神していて
専用機持ちは全員一夏に集まって((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルと震えている中で
千冬は『オータム』の顔をアイアンクローで持ちながら睨みつけてこう言った。
「貴様をコロス。」
そう言った瞬間に・・・目にも止まらぬ速さの拳の嵐が『オータム』を襲った。
「ぽぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
そしてその儘勢いのまま蹴りを加えてアリーナにある着替え室迄
吹き飛んでいった。
「ごぐあ?!」
「未だ終わっていないぞ小娘。」
千冬はそう言いながらアリーナの壊れた扉を刀代わりに背負いこみながら
現れると『オータム』は半壊して顔が左半分露わになった顔でこう言った。
「この化け物がー------!!」
そう言いながら『オータム』はISの背部に搭載されている蜘蛛の様な脚から
砲撃するがそれを千冬は・・・壊れた扉で全て撃ち落としていた。
「イヤイヤ待て手前本当に人間かよ!?」
「当たり前だ、私は人間だぞ?」
「ふざけんな!手前みてえな奴が人間なんていてたまるか
この『女版世紀末の覇者』がー------!!」
「誰が筋骨隆々だこのドアホが!貴様の目は節穴かー------!!」
「そこ言ってねえブオルガ!?」
『オータム』は千冬が持っていた壊れた扉によって殴り飛ばされると
両手にカタールを展開して今度は近接格闘で挑むも・・・相手が悪かった。
「甘いな。」
千冬はそれを全て弾き飛ばすとそのカタールを一振り掴み取って・・・
振り下ろして吹き飛ばした。
「ぎ・・・があ・・・・・!!」
あまりの素振りのせいか後ろの壁まで一刀両断の勢いで切り口が見えると千冬は倒れかけた『オータム』を胸倉掴んで立ち上がらせてこう言った。
「初めましてだな『亡国機業』、一夏のISが目的のようだが当てが外れたな?
貴様にはゆっくりと話しを」
聞かせて貰おうと言いかけた瞬間に背部にある蜘蛛型脚部が千冬の頭上を
襲いかけた瞬間に千冬が真後ろに跳躍して避けると『オータム』は憎らしい口調でこう言った。
「ああクソが!何でこんなにうまくいかねえんだよ!!
二年前の大会じゃあ上手くいったのによお!!」
「二年前・・・貴様モンドグロッゾの事か?」
千冬がそう聞くと『オータム』は嗤いながらこう言った。
「ああそうだよ!アタシらが手前の弟を誘拐したんだ!!ドイツ軍からの
依頼でな!?高い金支払ってもらったからこっちはいい気分だってえのに
今回はこんな気分でISがねえくせにムカつくアマだなおい!!」
『オータム』はそう毒づいていると・・・千冬は顔を俯かせてこう言った。
「そうか」
「?」
「そうか・・・貴様が私とアリーシャとの戦いをジャマシタ・・・
そうかそうか、なら話が速くて助かったが一つ聞きたい。」
「ああ・・・何だよ?」
「その場にお前はいたか?」
千冬がそう聞くと『オータム』はこう答えた。
「ああ、いたよ!指揮官としてな!!」
そう言った瞬間に千冬は一瞬の間に『オータム』の目の前に現れて
そのISの両腕をカタールで一瞬で斬り捨てたのだ。
「な!?」
何が起きたんだと言いたげな事になっているが千冬は『オータム』に向けて・・
眼を赤くしてこう言った。
「ソウカ・・・ならば貴様をチマツリ二アゲテヤロウ。」
その言葉を最後に『オータム』の意識が真っ黒に染まった。
悪魔だー------!!