北アメリカ大陸北西部第16国防戦略拠点、通称『地図に無い街(イレズド)』
本来ならば軍関係者以外立ち入り禁止エリアに・・・侵入者が来ていた。
「侵入者確認!6-Dエリアに至急救援頼む!!繰り返す、侵入者確認!?
6-Dエリアに至急救援・・・・うわああ!」
鳴り響くアサルトライフルの発射音と屈強な男たちの怒号、軍靴の音が
響いている中・・・2人の少女がそこにいた。
「来たぜM、こっちは準備できてるぜ?」
「・・・展開。」
少女がそう言った瞬間に長身の女性は黒いIS。
言った本人は鮮やかなブルーというよりも・・・紫に近いISが現れた。
「IS?!」
「こ、こいつまさか報告にあった組織の者達か!?」
兵士がそう言うと目の前にある2機のIS、『ヘル・ハウンドbVer2,5』と
『サイレント・ゼフィルス』の設計データをベースに製造した
クロッシングリンク対応機『ヴァイオレット・ウインド』。
その二機による攻撃が兵士達を襲った。
「「「グわあああああああああ!!!」」」
兵士達は『ヘル・ハウンドVer2,5』の焔攻撃に加えて
『ヴァイオレット・ウインド』の保有するバズーカにおける同時攻撃で
兵士達全員がその断末魔と共にその命を終えた。
そしてその儘2人はマップデータと共に下に降って行くと一際大きな通路に
辿り着いた時、進路上に新たなる影を見つけた。
「女か?」
ダリル改めレイン・ミューゼルはISのハイパーセンサーを確認してみて見ると
そこにいたのは・・・銀髪の軍服を身に纏った一夏達と同じくらいの
年齢の少女がそこに立っていた。
銀髪の腰までかかる程の長さ。
着崩した軍服
そして恐らくアメリカ空軍の帽子であろうそれを頭に付けている少女が
そこに立っていた。
「・・・『E』か。」
「ああ、ここに来る間にこいつがいたからな。倒しといた。」
そう言って足元にいる女性・・・ナターシャ・ファイルスがそこに倒れていた。
「さてと、私はこれから向こうにある『シルバリオ・ゴスペル』を奪取する。
そこでだが・・・奴を倒す時間を稼げ。」
「・・・は?」
レイン・ミューゼルが何だと思っているとその視線の先には・・・ISがあった。
タイガーストライプの装甲
格闘戦型であろう両腕はボクシンググローブ見たいなガントレット
背面部にはミサイルコンテナみたいな形状をした兵装
「・・・『ファング・クエイク』・・・いや、あれは改造型か?」
レイン・ミューゼルがそう言うと『ファング・クエイク』改め
『ファング・トルーパー』がレイン・ミューゼル達の行く手を塞いでいた。
「おうよ、アタシはアメリカ国家代表生兼アメリカ空軍強襲揚陸部隊隊長
『イーリス・コーリング』だが・・・よくもナタルをやってくれたな手前!千倍で返してボコった上で手前らが持っているIS奪ってやるぜ!!」
そう言っていると銀髪の少女はナターシャを・・・蹴って壁に叩きつけた。
「がは・・・!」
「ナタル!手前何しやがる!?」
「邪魔だからだ、私はこの先に用があるのだ。」
そう言うとMはナイフを展開して襲い掛かりながらこう言った。
「丁度いい貴様の言った言葉逆に言わせるぞ。」
「オイオイ手前映画とか見たことないのかよ?ヒーローが口上述べている時には出番待ちでぽつんと立っているもんだろうが!!」
ガキン!と派手な火花が散る中で『イーリス・コーリング』は背面部に
搭載しているミサイルコンテナらしきもから開閉すると・・・大型キャノンが
せりあがった。
「貴様!」
「0距離なら避けれねえだろ!!」
そう言った瞬間にレイン・ミューゼルが炎で攻撃してきたのだ。
「アタシがいる事忘れるんじゃねえ!」
そう言いながら両手に西洋剣を構えているとMは腰と背面部から・・・
サブアームを展開するとその腕は幾つもの武器を装備したのだ。
剣・銃・槍・マシンガン・バズーカ等が装備されるとそれらが一斉に
『イーリス・コーリング』目掛けて襲い掛かったが『イーリス・コーリング』は
それを砲撃しつつ躱す中で両腕のガントレットがせりあがった瞬間にMと
レイン・ミューゼルが驚いていた。
「「ミサイルユニット!いや!!・・・リボルバーカノン!?」」
そう言った瞬間に砲撃が鳴ったと同時に辺り一帯が・・・爆発した。
「くそ・・・こいつ・・・!!」
「自分巻き込んで迄・・・アタシらを・・・倒しやがった・・・!!」
「へへ・・・どんなもんだ・・・!!」
『イーリス・コーリング』は辛い表情であったがそれでもと言わんばかりに
こう続けた。
「さてと・・・ナタルを医療室・・・その前に・・・アイツを」
見つけなきゃと言った瞬間に・・・声が聞こえた。
「こちら『E』、目的の物は手に入れた。」
そう言ったと同時に幾つもの光が『イーリス・コーリング』を襲った。
「グアアアアアアア!」
『イーリス・コーリング』は何だと思って意識が失う手前である物を見て・・・目を大きく見開いていた。
それは・・・あのISだったのだ。
『シルバリオ・ゴスペル』・・・だと・・・!!」
そう言って倒れたと同時に目にしたのは・・・『シルバリオ・ゴスペル』で
あった。
「手に入れた・・・のか?」
「ああ、帰投する・・・この基地を一通り破壊してからだ。」
そう言うと『E』は幾つものエネルギー弾を撃ち放って・・・『イレズド』は
完膚なきまでに破壊された。
次回は一夏達サイド。