其の後もロランとベルとの死闘は繰り広げていたが千冬が2人に向けてこう言った。
「いい加減にしないか貴様ら!これは実践演習だ!!時間が押しているのだ
早く降りてこい?!」
千冬の言葉を聞いて2人は渋々降りておくと次だと言って千冬は一夏とサラに向けて
こう言った。
「最後はお前達だ、今後の勉学の為に生徒達に恥じないレベルで戦え。」
それを聞いて一夏とサラは互いにはいと言って機体を上に上がらせるとそれではと言って千冬は・・・試合を始めさせた。
「行くぞ!」
一夏はそう言って素体であるが白銀・天にて立ち向かって行くとサラは新たなる
機体である空人の腕部ブレードを使って相対した。
空人は高い機動力を持ち火力及び戦闘能力を嘗てのゴーレムⅢと
同等にするようにしているのだ、これらは嘗ての黄星が使えない事から火力不足を
補うが為に製造したのが本機である。
其の為か黄星無しでの戦闘を想定させるように建造させた空人は高い火力を持ち機動性は強いため元来より換装技術を使う事で100%の力を持つ白銀・天とでは話にもならない。
「ぐお・・・強い・・・!」
「貴方の機体程度じゃこの空人とは比べる価値もないわ!」
そう言いながらバックパックのレーザー砲で攻撃していていく空人に対して
白銀・天は回避するしか方法が無いのだ。
4つの翼のスラスターから発する推進力からレーザー砲を回避していく中
どうするべきかと考えていると・・・閃光が一夏に向けてこう言った。
『一夏!奴の照準補正の感覚が理解できたぞ!!』
「分かった!よーし・・・反撃だ!」
『サラ、織斑が何かを仕掛けるぞ。空人は確かに性能はあるが未だ貴様が扱って数分も経ってないから先ずは相手の動きを』
「読む価値もないわ。」
『・・・何だと?』
「あれの戦い方は至って単純よ、近接で倒すって言うしか脳が無いんだから・・・
遠距離で磨り潰してからブレードで・・・近接戦で倒すわ。」
サラはそう言って其の儘向かって行くのを見て閃光は矢張りなと言ってこう続けた。
『あいつはお前を下に見ている、其れは真実だ。白銀・天の武装は元々宇宙開拓を
最初の目的と開発した・・・日室さんの夢が詰まった其れは正に時代を・・・
武器そのものよりも未来を見た其れは機動力を全詰めしたそれを過小評価している
ようだが・・・見せてやれ一夏!そいつの可能性を!』
そう言うと一夏はそうだなと言って4つのスラスターを使うと共に・・・
ワンオフアビリティーを発動させた。
「『クロス・リンク』・・・起動!」
その起動と共にサラの視界がまるで・・・アニメのコマ送りのようにぶれ始めたのだ。
「!」
それを見てサラは何でと思っていると同時に一夏の動く場所が何故か
パラパラ漫画のように動くのが見えてサラは何よこれと思いながらその移動する影とは
別の方向に向けて攻撃すると其れが外れて・・・まさかと思うとサラはこう言った。
「あれは・・・ワンオフアビリティー!?幻覚系だなんてムカつくわね!」
サラがそう言う中千冬は待てと言ってこう続けた。
『これは罠の可能性が高い!其れにこのワンオフアビリティーは幻覚とは全然』
「面倒ですから切ります。」
サラはそう言って通信を無理やり切るとサラはビーム砲で攻撃するのを辞めて
ブレードで向かおうとすると一夏の動きが・・・又もや変わるのを感じて今度は
その動き通りの場所に向かおうとして・・・又もやブレて攻撃が其れて一夏の翼部にアルレールガンが放たれて糞と言ってこう続けた。
「何なんのよあれ!」
「これが奴のワンオフアビリティー・・・然しなぜ当たらない?まるで未来を
読んでいるかのように見えるぞ。」
千冬がそう呟くとああそれねと日室がこう言った。
「千冬ちゃんさあ、あれが幻覚だと思う?」
「何?あれは只の視界情報に御情報データを流す奴じゃないのか?」
千冬がそう聞くが無理もない、相手の動きを制限するところから見て相手の
進路予想図に御情報を与える者じゃないのかと言うと日室はこう返した。
「いいや、あれはセンサーの誤反応じゃないよ・・・
・・・・・あれは数秒先の未来予測を相手と自分に送り込む
ワンオフアビリティーだよ。」
「この!次はこっち・・・違うあっち!」
「俺はこっちだぜ!」
一夏の攻撃にサラはふざけるなと思いながらブレードで攻撃しようとするも其れは
回避され逆に攻撃されるのに苛ついて更に大降りになり始めて行った。
「数秒先の未来の送信!・・・そうかそれならいきなりそれを送られたら御情報だと思っても仕方ない!!」
「そう言う事さ、だけど一夏君と閃光ちゃんは其れを逆手にとって攻撃ではなく阻害に当ててるからね。データを知っている自分と知らない相手とジャア辿り着く答えは違う、其れを逆手にしたのさ。」
日室の言葉を聞いて成程なと思いながら千冬はこの戦闘を見て・・・こう言った。
「そろそろ終わらせるぞ、皆それぞれ始めているだろうからな。」
「そうだねえ、皆もこの戦いからヒントを獲得したと思うしね。」
日室はそう言いながら・・・この光景を見守っていた。
次回は・・・停電事件。