「堕ちなさい!」
「堕ちるかよ!!」
セシリアの言葉に対して一夏がそう言い返すが状況は不味い物であった。
ビット4機による波状攻撃にどうするかと思っていると閃光から通信が来た。
『一夏!』
「閃光!どうした!?」
一夏がそう聞くと閃光はこう答えた。
『奴の対処法が分かった!』
「何だって!!」
『良いか、私の言う通りに行動しろ!!』
「分かった!」
一夏はそう言って閃光の言葉を聞いた。
「何をしているのか知りませんが!!」
セシリアはそう言いながらビットを操作して一夏の・・・確実に読まれないような場所に向かって狙いを定めて・・・こう言った。
「これでジ・エンドですわ!!」
そう言いながらビットから光が放たれたその時・・・閃光の声が聞こえた。
『今だ!!』
そう言った次の瞬間に『白銀』のスラスターが・・・止まった。
そのまま自由落下してビットから離れるともう一度スラスターを吹かして
土埃を撒き散らした。
「煙幕のつもりでしょうがそんな程度!」
セシリアはそう言いながらビットを自身の周りに集めなおして体勢を整えた。
すると・・・セシリアはある所を見て・・・攻撃した。
「そこですわ!!」
そう言ってセシリアは土埃にある一瞬こんもりし始めた所に攻撃するが・・・
いなかった。
「馬鹿な!素人ならばすぐさま出ようとするはずなのに!!」
セシリアはそう言いながらもう一度探そうとすると土埃の中から・・・
荷電粒子砲の光が出てきた。
「しま!きゃあアアアアアアアア!!」
セシリアの悲鳴と共にビットは2基爆散し土埃が晴れた。
そこには土埃の外のすぐ近くにいた一夏がそこにいた。
「狙い通りだな。」
そう思いながら一夏は閃光の忠告を思い出していた。
『良いか、一夏。あいつは必ず攻撃する際に右手で指示を出すが奴が
ビットで攻撃する間奴はそこからあまり動かなかった。』
『つまり奴はビットを制御する間は全くの無防備だからそこを狙え!!』
それと同時に先ほどの作戦を話したのだ。
無事成功し、然も攻撃の手段を半分に減らせた。
そしてやっと見えてきた勝利を感じるも閃光の言葉で身を引き締めなおした。
『一夏、また左手を開けたり閉じたりしてるぞ。そう言う時のお前は必ず
初歩的ミスをするからやめておけと言ってるだろ?』
「あ、悪い。」
それを聞いた一夏は意識してやめると閃光はこう言った。
『さあ、反撃だ!』
「おお!!」
「はああ・・・凄いですねェ、織斑君」
山田先生はそうため息交じりで言うと千冬は一瞬見せた一夏の行動を見て
こう言った。
「あの馬鹿者。浮かれてたな。」
「え?どうして分かるんですか?」
「さっきあいつは左手を開けたり閉めたりしてた。あれが出るときには
必ず簡単なミスをしていた。」
「へえええ・・・でもそういうのは今してませんよ?」
山田先生は一夏の左手を見てそう言うと千冬はこう返した。
「ま、それを叱ってくれる人がいるからな。」
「誰です?その人??」
千冬の言葉に対して山田先生はそう言うと千冬は「んんん!!」と
咳払いしてこう言った。
「ま、後はあいつ次第だな。」
そう言いながら千冬は試合の様子を見ながらこう思っていた。
「(頑張れよ二人とも)」
「次!」
一夏はセシリアの間合いに入ってビットの内の1基を日本刀で斬り落として。
『ラスト!』
閃光のアドバイスによって最後の1基を弾き飛ばしてから荷電粒子砲で
吹き飛ばした。
すると閃光がこう言った。
『一夏!荷電粒子砲の残弾は後3発だ!!ここで決めろ!!』
閃光の言葉に一夏は無言で斬りかかろうとするとセシリアはこう言った。
「こうなれば・・・最悪!!」
そう言いながらセシリアは腰部にあるスカート部分から何かが動いた。
「お生憎様!『ブルー・ティアーズ』は・・・6基なのですわ!!」
そう言ってセシリアは・・・ミサイルを起動させた。
ビットのような攻撃する奴ではなく使い捨て型の兵器である。
「何!・・・ウワアアアアアア!!」
『何!!グウウウウウウウ!!』
一夏と閃光はその攻撃を諸に喰らって吹き飛ばされた。
「きゃあああああああ!」
セシリアもその攻撃に吹き飛ばされた。
然しセシリアは一夏を見てこう言った。
「もう一度!!」
セシリアはそう言ってミサイルを再装填している中一夏はそれを見て・・・
こう通信した。
「閃光ーーー!!!」
『!!!』
閃光はそれを聞いてすぐさまにある事を起動させた。
試合ごとにたった一度だけしか使えないシステム。
「これで終わりですわ!!」
セシリアはそう言ってミサイルを発射させると一夏の『白銀』が・・・
特異な行動をとった。
荷電粒子砲のカートリッジを抜き取ってそれをミサイル目掛けて投げつけた。
そしてカートリッジが自爆した瞬間にミサイルも爆発した。
「『ウワアアアアアアアア!!』」
「きゃあああああああ!」
一夏と閃光、セシリアはお互い爆風で吹き飛ぶが一夏は持っていた
日本刀を構えてこう言った。
「これで終わりだあああああ!!!」
そう言いながらセシリアを下段から上段の逆袈裟払いをして・・・叩き斬った。
すると決着を告げるブザーが鳴り響いた。
『試合終了。勝者、『織斑一夏』」
その音声と同時にどわっと・・・歓声が響き渡った。
全員がわーーと言っている中一夏は閃光に向けてこう通信した。
「大丈夫か、閃光?」
すると閃光はこう返した。
『ああ、少し耳鳴りがするが大丈夫だ。』
そう言うと一夏はこう言った。
「然し驚いたぜ、何せ・・・・」
「遠距離操作システムを使ってカートリッジを抜くとはな。」
一夏はそう言った。
そう、あの時『白銀』のシステムを閃光に一時的に譲渡して使用させたのだ。
すると閃光はこう聞いた。
『然し何故私にさせたのだ?』
お前だって考えててたのだろとそう聞くと一夏はこう返した。
「アハハ、俺だったらもっと酷いやり方だったなと思ってな。それに・・・」
「お前だってあいつに1発やりたかったんじゃねえかなと思ってな。」
そう言うと閃光はこう返した。
『ふん、有難迷惑だな』
「ああ、そうかよ。」
閃光の言葉を聞いて一夏はそう答えると閃光はこう言った。
『・・・ありがとう。』
「?何だって」
『何でもないさ。』
閃光はそう言ってシステムを切断した。
「・・・勝てたな。」
一夏はそう言いながら空を見上げていた。
まるで祝福するかのように空は青々としていた。
次回はセシリアについてです。