Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 今回は授業から始まるよ。


中国来る。

4月下旬。

 「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実戦してもらう。織斑、

機体を展開しろ。」

 「ハイ!」

一夏は千冬の言葉を聞いて機体を展開するも少し時間がかかった。

 「ふむ、4秒か。まだまだ遅い、熟練者ならば1秒とも満たさずに展開出来るから

集中力を磨くように。」

 千冬はそう言うとこう命令した。

 「よし、飛べ」

 そう言われて一夏はすぐさまに飛び立った。

 「ほう・・・こいつは早いな。」

 千冬はそう言って『白銀』のスピードに見惚れていた。

 本人は知らないであろうが日室が最初に設計した段階での『白銀』は単体における大気圏突破と再突入装備が付けやすいように軽量化されていたのだ。

 その名残は現在も受け継いでいる。

 そして到達点まで僅か数秒で着いた。

 そして一夏は更にその上にある空を見上げてこう思っていた。

 「・・・日室さんは、もっと先の世界を見たいためにこいつを作ったんだよな。」

 そう思いながら一夏は『白銀』の生まれを思い出した後にこう思っていた。

 「束さんと同じ夢・・・か。」

 『いっくん、いっくん。私ね、宇宙に行きたいの!』

 子供の時にそう言ったその言葉。

 今はその夢は大人たちによって武器を持つようになってしまった。

 そんな現状に嫌気がさす様に作られたこの機体も時代に飲まれてしまった。

 「・・・日室さん。」

 『一夏、俺はさ、あの空の向こうにこいつらを連れて行かせたいんだ。』

 『夢見るなって奴もいるけどさ、夢見なきゃあ人間生きていけねえからさ。』

 そう言いながら空を見上げる日室を一夏は思い出していると下から声が聞こえた。

 「織斑、急降下と完全停止をやって見せろ。目標は10㎝だ。」

 千冬がそう指示を出すと一夏は了承してそのまま降下した。

 「うむ、8㎝か。もう少し修練しとけ。」

 千冬はそう言って一夏にアドバイスした後にこう言った。

 「じゃあ武器を展開・・・ああ、お前の機体は固定武装が殆どだったな。

格納されている武器が無いとなア。」

 千冬はそう言って頭を掻いていると・・・閃光が後ろからこう言った。

 「あの、織斑先生。意見具申宜しいでしょうか?」

 「?何だ閃光。」

 すると閃光はこう言った。

 「一夏の機体『白銀』には高速起動形態があります。それを見せては

いかがでしょうか?」

 そう言うと千冬は一夏の方を見て・・・良しと言ってこう言った。

 「それでは織斑、高速起動形態になれ。」

 「ハイ。」

 そう言うと一夏は機体にあるコードを入力した。

 するとアンロックユニットが一夏の肩部にマウントされると機体の出力が

更に上がった。

 「・・・良し!」

 一夏は機体のチェックをして・・・飛び立った。

 『『『きゃあアアアアアアアア!!!』』』

 女生徒は余りの速さに驚きながら目を開けると既に一夏は学園の上空を既に

点になるくらいに小さくなっていた。

 「織斑、戻ってこい。」

 「ハイ!」

 そして一夏は高速起動形態から通常モードに戻してから戻ってきた。

 「それじゃあもうすぐ時間だから今日はここまでだ。」

 千冬はそう言って全員を解散させた。

 そんな中で一夏と閃光は矢張り一緒に帰るのを見て全員羨ましがっていた。

 

 

 

 

 

 そしてその日の夜。

 「ふうん、ここがそうなんだ。」

 IS学園の正面ゲートの前に小柄な体をした黒髪のツインテール少女が大きな

ボストンバッグを持って立っていた。

 すると少女はポケットから・・・クシャクシャになった紙を持って

何かを確認していた。

 「ええと、本校舎第一階総合事務受付・・・何処よそこはアアア!!」

 少女はそう言いながらクシャクシャになった紙をポケットに押し込み戻して

探そうと歩き始めた。

 そして暫くして・・・。

 「あーもー、面倒くさいわねえ!空飛んで探そう・・・やめよ、上方が煩そう」

 少女はそう言ってどうしよかと思っていると・・・上から声が聞こえた。

 「?どうした」

 「へ?」

 少女はそう言って上を見上げるとそこにいたのは・・・。

 「何でここで座っているんだ?」

 閃光がそこにいた。

 すると少女はこう聞いた。

 「ああ、聞きたいんだけどさ。良いかな?」

 「構わんぞ?」

 「1階総合事務受付って何処かわかる?」

 そう聞くと閃光はこう答えた。

 「ああ、そこなら第1アリーナの裏にある。案内しようか?」

 「!!ありがとう!!!」

 少女はそう言って道案内を頼んだ。

 「いや~~、危なかったわ。道が分からなくってさあ。」

 「そうか。」

 少女はそう言いながら閃光を見ていた。

 「(綺麗な人ねえ、スタイル良いし、背も高いし、顔も綺麗で整っているし

胸だって・・・)」

 そこら辺を見て少し暗くなった。

 何せ自身が逆立ちしたって手に入らない・・・モノであるからだ。

 「・・・フ」

 「?どうした」

 「いや・・・・何でもないわよ。」

 「??」

 閃光は少女の表情についてなんだと思っている中で着いてしまった。

 「じゃあ私はここで失礼させてもらう。今日はクラス代表パーティーが

あるからな。」

 「ありがとう。」

 少女は閃光に向けてお礼を言った後にこう聞いた。

 「ねえさ、アンタ名前なんて言うの?」

 そう聞くと閃光はこう答えた。

 「『白好 閃光』、1年1組だ。」

 「・・・アンタ・・・あたしと同い年なの?」

 「そうだが?」

 少女の言葉を聞いて閃光は何だと思ってそう答えて・・・少女は崩れるように

こう呟いた。

 「嘘でしょ~~~!!!!」

 「??大丈夫か????」

 「大丈夫じゃ・・・無いかも。」

 少女は少しずつ立ち上がりながらこう名乗った。

 「あたしの名前は『凰 鈴音(ファン・リンイン)』。中国の代表候補生よ!」

 じゃあね閃光と言ってその場を立ち去った。

 「・・・変な奴。」

 閃光はそう言いながら食堂にへと向かって行った。

 大切な相棒でもある一夏の歓迎会の為に。




 次回は歓迎会です。
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