「さてと、二人とも。よく生きてくれたな。」
千冬はそう言いながら一夏と鈴を激励していた。
何せ今回の戦いは最悪な状況になり得る程だったからだ。
すると山田先生が泣きながらこう言った。
「ほんどうでずよー!もじなにがあったらどうずるんでずがー!!」
そう言っているのを見て一夏と鈴はこう思っていた。
「「(スイマセン。)」」
もう謝るしかなかったのが現状である。
すると鈴がボロボロの中手を挙げてこう聞いた。
「あのう、織斑先生。宜しいでしょうか?」
「何だ?凰??」
千冬は何だと聞くと鈴はこう答えた。
「あの機体の出所って分かりましたか?」
「!」
一夏はそれを聞いて確かにと思っている中千冬はこう答えた。
「・・・済まん。あれについてはまあ・・・大体見当が付くが
アイツ絡みだとなア。」
そう言いながら千冬は頭をガシガシと掻いていた。
大体の見当が付く。それだけで一夏はまさかと心の中で思っていた。
「(多分・・・束さん系統だなあ。)」
と思っていた。
現にISの完全無人機を開発できる人なんてあの人だけだと思っていた。
・・・将来的に作れそうな人は身近に知っているが。
「・・・分かりました。じゃあもう一つ・・・アイツはドウシマス?」
鈴はそう言いながら良い笑顔で箒の方を見ていた。
当の箒は何だか居心地悪そうに座っていた。
すると千冬は箒に向かってこう聞いた。
「篠ノ之、私の問いに答えろ。」
「・・・ハイ」
「何故あそこにいた?」
千冬は箒に向かってそう聞くと箒はこう答えた。
「・・・一夏に檄を与えようと思いまして」
「ではなぜ中継室の連中を失神させた?」
「・・・・」
箒が黙りこくっていると千冬は箒に向かって・・・大声でこう言った。
「何とか言わんか!篠ノ之 箒!!」
「!!・・・入らせてくれなかったからです。」
箒は千冬の大声を聞いて驚きながらもそう答えた。
すると千冬は箒に向かってこう言った。
「貴様のやった事はどういう事か分かるか?」
「・・・・」
箒は何も言わなかったが千冬はこう続けた。
「貴様がやったのは只戦況をかき乱し混乱させ、最悪貴様を含んで3人が
今頃棺の中に入っていたほどの出来事だったのが分かるか?」
「・・・ハイ。」
「ではなぜ一夏に檄を飛ばそうとしたか?」
「・・・それしか・・・私にはそれしかできないと・・・思って」
ハアアアアと千冬は深いため息を吐きながらこう言った。
「あのなあ、篠ノ之。例え戦う力がなくとも出来る事は幾らでもあるんだぞ?」
「例えば避難誘導だったり皆を落ち着かせたりと色々あったはずだ。」
「其れなのに貴様は危険なことをして下手すれば貴様も死んでいたし
凰も下手したら取り返しがつかない大けがを負っていたのかもしれないぞ?」
「然しISには絶対防御があって」
箒が何か反論しようとすると千冬は・・・大声でこう言った。
「大阿保か!貴様は!!」
「ヒィイイイイ!」
「絶対防御など信頼して何になる!それすらも平気で乗り越えて操縦者を
殺すことが出来る手段など幾らでもあるわああ!!」
「そんな程度でISの戦闘に参加しようなどと思うならば参加するな!!」
そう言うと箒は黙こくってしまった。
そして千冬は箒に向かってこう言った。
「本来ならば貴様は退学処分及び警察のお世話になるところだ。」
「!!」
箒はそれを知って顔を青くしていた。
ここから出て行って警察のお世話になるなど今後が怖くなるからだ。
然し千冬はこう続けた。
「だがIS委員会から達しがあってな、貴様の処分を寛大にしてくれと
言ってきたわ。」
「はあ!!どういう事ですか千冬さN!!」
鈴がそれを聞いて立ち上がると千冬は空手チョップして黙らせてこう言った。
「織斑先生だ!全くあの馬鹿どもは。大方お前に何か重大な罰を出せば束が
何かしらのアクションを起こすと思っているからだろうな!」
全くと言いながら千冬の苦々しい顔を見て一夏はこう思っていた。
「(確かに・・・あの束さんならやりかねん。)」
箒の姉でありISの創造者とも呼ぶべき『天災 篠ノ之 束』は超がつくほどの
シスコンであり前に虐められて一夏が助け出した後にそいつらを徹底的に
プライドをへし折った後にそいつらの親のあることない事の噂をばら撒かせて
転校させた事件があるほどだ。
そう思っている中千冬は箒に向けてこう言った。
「貴様の罰は明日から2週間の停学と謹慎処分だがこれからある罰を
受けてもらう。」
「な・・・何ですか?」
箒は震えながらそう聞くと千冬は・・・ニヤリと口が三日月のような笑みをしてこう言った。
「私と個人特訓だ。」
「・・・・・(ムンクの叫び)」
箒はそれを聞いて幽霊のような顔をしている中千冬は口が裂けるぐらいの笑顔でこう続けた。
「これからビシバシと鍛えて今回のような馬鹿をしない様にその根性を
物理的に叩き直してやるぞ?良かったなあ篠ノ之。」
これで足手まといにならないぞと言いながら千冬は箒の足を掴んでこう言った。
「それじゃあ・・・イクか?」
「助けてくれええ一夏アアアアアアア!!」
箒はドナドナされながら一夏に向けて手を伸ばすが一夏はと言うと・・・。
「・・・(m´・ω・`)m ゴメン…。」
手を合わせてそう言った。
「NOOOOOOOOOO!!」
そしてそのまま箒はずりずりと引きづられながら・・・
何処かへと去っていった。
それを見届けた後に山田先生は二人に向けてこう言った。
「それじゃあ今日は解散しますが凰さんは私と一緒に保健室に行って
治療しなければいけないので良いですね。」
それじゃあ、織斑君。また明日と言って鈴を連れて行った。
「只今ア。」
一夏はそう言って部屋に入っていくとそこにいたのは・・・。
「ああ、お帰り一夏。」
閃光が何かを作っていた。
するとそれを見た一夏はこう聞いた。
「あれ?お前ご飯は?」
そう聞くと閃光はこう答えた。
「今日は取り調べで長引きそうだなと思ってな、作って見たのだが
どうだろう?」
閃光はそう聞いて机にある物を置いた。
それは・・・。
「おお!うまそうだなあ!?」
メニューはこれ。
『ミートボール』
『魚の蒸し焼き』
『白ご飯』
『魚の出汁で作った味噌汁』
「それじゃあ一緒に。」
「「いただきます。」」
一夏と閃光は同時に言って食べ始めた。
「!!うまいなこれ!?」
一夏はミートボールを食べてそう言うと閃光はこう答えた。
「そうか?一度揚げた後に冷ましてもう一度揚げなおしてるから味が良いと
思ってな。」
そう言いながら一夏は食べ進めるのを見て閃光はこう聞いた。
「今日の試合だが矢張りまだまだ修行不足だったな。」
「・・ああ。」
閃光の言葉を聞いて一夏も肯定すると閃光はこう続けた。
「あの敵ISだがもし日室さんがいなければと思うと・・・怖かった。」
「閃光?」
一夏は閃光が震えながらそう言うので一夏は心配している中閃光はこう続けた。
「もしあのまま一夏に何かあったらどうしようかと思うと・・・
怖くて怖くて・・・震えが止まらなかったんだ。」
そう言いながら閃光は自身の肩を抱き寄せて震えを抑えようとしていると
一夏は・・・。
「い・・・一夏!?」
閃光を抱きしめてこう言った。
「大丈夫だよ閃光。」
「・・・・」
「今回は結果的に助かったしそれに俺はどちらかと言えば怖くなかったんだ。」
「え?」
何でと思っていると一夏は閃光を見てこう言った。
「だって閃光が何時も俺の側にいるからじゃないか。」
そう笑顔で言った。
すると閃光はそれを見て・・・・。
「そ・・・そうか/////」
顔を真っ赤にしてそう答えた。
すると一夏は閃光に向けてこう言った。
「それじゃあ食べようぜ!閃光!!」
「・・・ああ。」
そう言うと閃光はこう思っていた。
「(ああそうだ。私はこいつの相棒なんだ。)」
「(だから・・・私がお前を守るからお前も私を・・・)」
「(守ってくれよな。一夏。)」
そう思いながら閃光は食事を続けた。
この時間が愛おしく思えるように。
一方、アリーナにおいて・・・。
「いやああああああああ!!」
「ほらほら如何した篠ノ之!!」
千冬が箒を全力疾走で追いかけていた。
・・・日本刀を片手に。
それは消灯時間ぎりぎりまで続いた。
次回で取り合えず休載。