Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 ここからはちょっと・・・重い話になるかも?


鈴の容態。

 しゅー、しゅー、しゅー。

 ピッ、ピッ、ピッと電子音が辺りに規則正しく鳴っていた。

 ここはIS学園にある保健室・・・ではなく、万が一に備えて配備されている

治療室である。

 IS学園は何処の国にも縛られず、法にも適用されない反面スパイや中には

強硬手段でIS学園にある情報を盗み出そうとする勢力がいるためそう言うのに対する対策でこう言う施設があるのだ。

 然もその施設は大病院並みに整っており最新設備が備わっているのだ。

 そんな治療室には・・・一人の痛々しい姿となった少女・・・鈴がそこにいた。

 全身に包帯が巻かれており特に顔に至っては顔の左側に集中しており

薄っすらとだが血が滲み出ていた。

 そんな鈴は今、人工呼吸器で眠っていた。

 

 

 

 

 

 「・・・鈴。」

 

 「一夏君。」

 「一夏。」

 治療室から窓一つ隔てていた場所で一夏は鈴を見ており、そんな一夏に対して

ベルと閃光は心配そうに見ていた。

 するとその部屋から・・・千冬と山田先生、保健の先生と・・・何故か日室が

入ってきた。

 「千冬姉」

 「織斑先生・・・いや、今はそう言う時ではないな。」

 千冬はそう言って一夏に向けてこう説明した。

 「凰についてだが私は保健の先生と話をしたが・・・酷いものらしい。」

 「そんなに・・・・!!」

 一夏はそれを聞いて目を見開くと保健の先生はこう説明した。

 「怪我の内容だけど先ずは両腕なんだけど両腕とも骨折しているけど

それほど心配ないし1,2か月で治るわ。」

 「ほっ。」

 一夏はそれを聞いて肩の力を抜こうとするが・・・保健の先生は重々しい口調でこう言った。

 「だけど問題は・・・ここからよ。」

 「え?」

 保健の先生はそう言ってこう続けた。

 「頭なんだけど左の額から左頬にかけて裂傷。ここら辺はナノマシンで

治療しているけど治せるのは外側。内側に関しては精密検査しないと

分からないけどプラズマブレードで斬られたって言ってたから

それなりに跡は残るわ。」

 「そして最大の問題が・・・左の眼球。」

 「・・・酷いんですか?」

 ベルは聞きづらそうにそう聞いた。

 何せ数日とはいえ同じ部屋で過ごしたのだ。

 気になること事であろう。

 そして保健の先生は・・・こう言った。

 「重症ね、・・・網膜が焼き焦げてるわ。」

 「!!!」

 一夏はそれを聞いて目を見開くが保健の先生はこう続けた。

 「眼球が網膜毎焼き切れているから・・・もう二度と彼女の左目は

使えないわ。」

 「「「!!!」」」

 それを聞いて一夏、ベル、閃光は息を呑むと保健の先生はこうも言った。

 「まあ、そこら辺は義眼。今ならちゃんとした生体眼球を移植できるけど

治療したとしても・・・・」

 そして保健の先生は・・・最悪の事を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 「彼女がIS操縦者に返り咲くことは一生できないわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんな・・・・!!」

 「!!!!」

 「何と言う・・・!!」

 それを聞いて一夏、ベル、閃光は各々そう言う反応をすると保健の先生は

それについてこう説明した。

 「以前ある実験でISのハイパーセンサーを義眼を通して操作するって言う実験を行ったんだけど結果は・・・どうなったと思う?」

 「「「・・・・」」」

 3人はそれを聞い首を横に振ると保健の先生は・・・こう答えた。

 

 

 

 

 

 

 「脳に大量の情報が流れ込んでしまって実験は即座に中止したけど

その人は二度とISに乗れなくなってしまっただけではなく・・・植物人間になって今でも集中治療室で寝ているわ。」

 「「「!!!」」」

 それを聞いて3人は言葉を失ってしまった。

 もし鈴がそうなったらどうしようもないからだ。

 「・・・残念だけど彼女が目を覚ましたらそれを素直に言うわ。

それが医者でもある私がやれる最後の仕事ヨ。」

 そう言って退出すると今度は日室がこう説明した。

 「俺は遠目からあの子の機体を見たけどありゃあ酷いな。」

 そう言うと日室はタブレットを取り出してその内容を説明した。

 「私見だが機体はボロボロでありゃあ内部も逝かれてるのは間違いない。

最低でもダメージレベルは『D』、最悪『E』か『F』って言った処だな。」

 そう言ってダメージレベルについてこう説明した。

 ダメージレベルとはISが損傷した時に現れる表示である。

 内容は以下の通り。

 

 

 

 

 

 A 異常なし

 B 機体に小さいであるが損傷有

 C 機体に深刻ではないが二次移行した際にトラブルがある。

 D 機体に深刻なダメ―ジ有

 E 機体がコアを除いて深刻なダメージ大

 F コアに損傷している可能性有

 G コアが損傷していて動かすのは危険

 

 

 

 

 

 「こいつはここじゃあ整備できねえな。本国に戻って整備しなきゃあ

無理だぞ。」

 日室はそう言ってガシガシと頭を掻いているが日室は千冬を見てこう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 「それにしてもラウラ・・・だっけ?一夏をおびき寄せるためだけで

ここまでやるとは何がそこまで掻き立てれるんだ?」

 「「!!」」

 それを聞いて一夏と千冬は肩を震わせた。

 「正直な所ここまでやるとなるともうこいつは狂気の沙汰とした

思えねえよ・・・一体何があったんだ?」

 日室はそう言って一夏と千冬を見ると千冬は暫くして・・・こう言った。

 

 

 「・・・分かった。お前たちには話して」

 「待ってくれ。千冬姉。」

 「一夏・・・?」

 千冬は一夏の言葉を聞いて何だと言うと一夏はこう答えた。

 「俺が話すよ。」

 「だがあれは」

 「俺のせいで鈴がああなったんだ!だから・・・俺が喋るよ。」

 そう言うと一夏は閃光達を見て・・・・こう言った。

 「ラウラが俺をあそこ迄敵視する理由、それは・・・千冬姉が弐冠出来なかった事にあるんだ?」

 「それってモンドグロッゾの事だろ?確かあの時千冬は決勝戦で

棄権したって奴だったよな?」

 日室はそれを聞いてそう言うと閃光はこう言った。

 「確かあの時は・・・日本政府から指示があったって」

 「表向きはそうだが実際は違うんだ。」

 閃光の言葉を聞いて千冬がそう言うとベルはこう聞いた。

 「一体何があったの?」

 そう聞くと一夏は一回重く口を閉ざして・・・・そして口を開いてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「俺はあの時・・・誘拐されたんだ。」




 次回は一夏の語り。
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