「誘拐って・・・一体何があったんだ一夏?」
閃光は一夏に向けてそう聞くと一夏はこう答えた。
「第2回モンドグロッゾの決勝戦の時に俺は千冬姉の試合を見ようとして
試合会場に向かっていると・・・何処か分からないけど攫われたんだ。」
「ああ・・・成程ね。だから千冬さんは決勝戦を辞退したって訳か。」
一夏の言葉を聞いて日室は成程なとそう聞くとこうも聞いた。
「それで?どうしてそれがドイツのお嬢ちゃんと繋がっているんだ?」
そう聞くと一夏はこう答えた。
「俺は拘束されて真っ暗な場所に閉じ込められて暫くすると・・・ISを纏った
千冬姉が来てくれたんだ。」
するとそれに続いて千冬がこう言った。
「あの時、私の下にドイツ軍がやってきて一夏が攫われたと聞かされて、
独自の情報網を使ってその場所を明らかにしてな。その時の『借り』で
私は1年間ドイツ軍IS部隊で教官になったんだ。」
千冬がそう言うとこうも言った。
「あの時に私はぎこちなくだが教導官として皆と接していくうちにこう言う仕事も悪くないなと思ってな。だからいま私はここで教師になったんだ。」
そう言って千冬は少し笑みを浮かべていた。
初めて人に技術を教えそれが全員の役に立っていたんだと思い教師の道に
進んだのだと言うと・・・少ししてベルはこう言った。
「でもさあ・・・それって可笑しくありません?」
「「??」」
「だってさ、一夏君が誘拐されていなかったら二連覇はあったけどその代わりに
ラウラさんの所で教導官にならなかったし教師にもならなかったって事
でしょう?」
「それで怒るのって可笑しいと私は思うんだけど。」
そう言うと閃光もこう言った。
「確かにな、考えによっては一夏のおかげと言う事も考えられる。
一夏自身は苦い記憶であったとしても巡り巡って織斑先生を教師として
導いたのは他でもない・・・一夏自身なんだからな。」
閃光は一夏に向けてそう言うと一夏は少し照れるような感じで頬を搔いていた。
すると日室は成程なと言ってこう言った。
「お前が初めて閃光と説明受けてた時に言ってた『家族を守れますか』って
そういう意味だったんだな。」
そう聞くと一夏はこう答えた。
「はい、あの時に力があったらって今でも思う時があるんです。」
「俺がもっとしっかりしていたら千冬姉は二連覇していましたし。」
そう言うと日室は少し顎を手で置いて・・・こう言った。
「ちょっと・・・可笑しいな、色々と。」
「何が可笑しいんです?」
日室の言葉を聞いて一夏がそう言うと日室はこう続けた。
「第2回モンドグロッゾの開催国ってドイツだったよな?」
「ああ、そうだ。」
日室の言葉を聞いて千冬もそう答えると日室はこう続けた。
「そんで一夏君は千冬さんの弟だからさ・・・警備位は就いていても
可笑しくないか?」
「「あ」」
一夏と千冬はそれを聞いてそう言うと日室はこうも言った。
「それに一夏の監禁場所を知っていたのはドイツ軍・・・おいオイオイオイちょっと待てよ・・・・」
日室はそう言ってブツブツと何かを考えていると千冬はこう聞いた。
「おい日室!どういう事だ!!一体何を考えているんだ!!!」
千冬は日室に向けて大声でそう言うと日室はこう言った。
「良いか、よく聞けよ。本来こう言う大会の時には関係者に対いて
警備員位は就いているんだ。八百長させない為にな。」
「だけど決勝戦の時に・・・偶々警備員がいなくて偶然一夏君を誘拐することに成功してそれを独自の情報網でいち早くドイツ軍が知っていた。」
「そんなのがあるんなら誘拐される前に対応策の一つや二つ位はあっても
良いのにそう言うのはされずに放置していた。」
「つまり、考えれる答えは・・・ここまで言えば分かるだろ?千冬さん」
「まさか・・・」
千冬は日室の言葉を聞いて顔を青くすると日室は・・・こう答えた。
「そう、一夏君の誘拐は全てドイツ軍によって仕組まれた
自作自演だったんだ。」
「「「!!!」」」
それを聞いて一夏、閃光は、ベルは目を見開いて驚いていると日室は
こう続けた。
「大方目的は千冬さんを使って最強のIS部隊を保有する。
それが目的なんだろうな。」
そう言うと千冬のいた場所から・・・・がんと壁を殴るかのような音がしたので見てみるとそこにいたのは・・・。
「あいつら・・・・やってくれたな・・・・・!!」
壁を凹ますくらいの威力のある拳を繰り出していた千冬がそこにいた。
そして暫くすると・・・千冬のポケットからバイブ音が聞こえたので
千冬はその音の正体でもある・・・携帯電話を手に取って見てみると・・・千冬は日室に向けてこう言った。
「日室、一つ良いか?」
「お・・・おお、何だ?」
「一夏のISデータはあるよな?」
千冬はそう聞くと日室はこう答えた。
「そりゃああるけど?・・・どうして??」
日室がそう聞くと千冬は一夏達を見てこう言った。
「一夏!閃光!ベル!」
「「「ハ・・・・ハイ!!!」」」
「ちょっと来い、日室もだ。」
「お・・・おお。」
日室は千冬の言葉を聞いてたじたじになりながらもそう言った。
そして一夏達が向かったのは・・・IS学園の地下にある・・・
生徒が誰一人として把握されていない特別区画である。
「へえ、学園の中にこんなのがあったんだ。」
「知らなかったな。」
「あれ?一夏君と閃光さんって来たことないの?」
ベルは一夏と閃光の言葉を聞いてそう聞くと一夏はこう答えた。
「ここって・・・あまり来ないからな。」
「その前に地下に入る事すらないしな。」
それを聞いてベルはふ~~んと言うと暫くしてある部屋に着いた。
そしてそこが開かれると見えたのは・・・。
「スゲエな!!」
「まるで秘密基地みたいだな。」
一夏と閃光はその部屋を見てそう言うと日室はその外にある物を見て・・・
こう言った。
「あれはもしかして・・・・電脳ダイブシステムかよ!?」
そう言うと千冬はこう答えた。
「そうだ、最も。使う機会が無くて放置されているがな。」
千冬がそう言うと一夏は閃光に向けてこう聞いた。
「なあ、電脳ダイブって何だ?」
そう聞くと閃光はこう答えた。
「ああ、理論上での話なのだが」
「電脳ダイブとは、IS操縦者の保護神経バイパスから電脳世界へと
仮想可視化しての進入が出来るって奴だ。」
「まあ、アラスカ条約で規制されてるがこいつはメリットがないからって
理由何だがな。」
閃光の言葉を遮って日室と千冬がそう説明した。
すると一夏はこう聞いた。
「メリットがないって何でですか?」
そう聞くと日室はこう答えた。
「電脳ダイブするよりもハードかソフトのどちらかを弄った方が早いんだよ。」
そう言うと日室は下にある電脳ダイブシステムを見てこう言った。
「確かに、こいつは俺の専門分野だな。」
日室はそう言いながら指を鳴らしていると千冬は一夏とベルに向けて
こう言った。
「一夏、ベル。先ほど学園からメールが来たんだが今月開催される
学年別トーナメントについてだが変更があった。」
「「?」」
2人はそれを聞いて何だろうと思っていると千冬はこう言った。
「今回の学年別トーナメントは2人1組としたより実戦的な模擬戦闘とするに
なっている。一夏はさることながらベルもラウラに対して浅図らぬ因縁が
あるようだな。」
「ああ・・・ハイ。それで?」
ベルがそう聞くと閃光は目を見開いてこう言った。
「まさか千冬さん!」
「そうだ、・・・お前たちには」
「ペアになって試合に望んでもらう。」
「「エエエエエエ!!!」」
2人はそれを聞いて驚いているが千冬はこう続けた。
「お前たちがペアを組むのはラウラに対抗するためとそれと関係ない生徒が・・凰の二の舞になる事だけは避けたいからな。」
「千冬姉・・・。」
一夏は千冬がそれを言う際に何か憂うような感じの顔であったことに驚いていると閃光は日室に向けてこう聞いた。
「良いんですか日室さん!下手したらあれが」
そう言いかけると日室はこう返した。
「まあ、そっちは当日に俺が何とか整備しといてやるよ。」
「それに・・・千冬さん、どう考えても止まらなさそうだしね。」
そう言うと千冬は一夏とベルに向けてこう言った。
「本来ならば私自らがやるべきであると思うが私よりもお前たちにやった方が
あいつの頭を冷やすのにうってつけだと思うんだが・・・済まないが
引き受けてくれないか?」
この通りだと言って千冬は一夏とベルに向けて・・・頭を下げてそう言った。
それを見た一夏とベルは驚きながらこう言った。
「ちょ・・・頭を上げてくれよ千冬姉!!」
「そうですよ!それに・・・そういう事でしたら寧ろこっちからお願いしようと思ってたんですから。」
一夏とベルがそう言うと千冬はこう言った。
「宜しく頼む。」
そう言うと千冬はそう言うと2人に向けてこう言った。
「それでは早速始める。2人はアクセスルームに向かってくれ。」
そう言うと暫くして2人が出てくると千冬はこう説明した。
(オペレーションルームには閃光と日室が準備している)
『それでは説明するが先ずはISをベッドチェアにある端末に接続してくれ。』
そう聞くと2人のISは端末にセットされた。
『次にまあ、そこに寝るだけでいい。』
そう言って寝ていると中に引き込まれていった。
すると千冬はこう言った。
『それでは始めるが貴様らにはあるIS操縦者と2対2で模擬演習してもらい
これから毎日行う事となっている。コンビネーションを確立させて
勝利まではいかなくとも善戦できるようになれ。』
良いなと言うと2人の目の前にカウントダウンらしき数字が見えた。
すると日室2人に向けてこう言った。
『それじゃあ2人とも・・・頑張っとけよ。』
そう言って0になった瞬間に・・・意識が飛ばされた。
「ここが・・・。」
「電脳世界・・・」
一夏とベルはそう言って周りを見渡した。
空の景色は・・・電脳世界だと分かるがそれ以外の場所がまるで・・・
アリーナに似ているのだ。
すると日室が2人に向けてこう言った。
『それじゃあ敵を出すけど・・・出来るだけ粘れよ?』
「へ?それってどういう」
「一夏君!誰か来るよ!!」
日室の言葉を聞いて一夏は何でと思っている華夏でベルが誰か来ると言って
身構えた。
そして緑の光と同時に現れたのは・・・2人の女性であった。
一人はウエーブが掛った銀の長髪の長身で豊満な体系をした女性。
もう一人はスレンダーであるが紅い髪をした女性。
するとベルはそれを見て・・・目を丸くしてこう言った。
「あ・・・あの人たちって・・・まさか。」
そう言うと千冬の声が聞こえてこう言った。
『そうだ、そいつらがお前たちが戦う敵。』
『第1回と第2回モンドグロッゾドイツ国家代表生だ。』
「「いやいやいやいや待ってちょっと待って!!」」
一夏とベルは慌ててそう言うと千冬はこう続けた。
『ラウラは国家代表候補生とはいえ軍人だ。実力的に言えば恐らく
このままいけば国家代表生に上り詰めれる可能性もある。だからこそ
彼女たちと戦て実力を付けばければならない。』
特に一夏はなと言って一夏はうぐとそう思っていた。
すると一夏に向けて閃光がこう警告した。
『気を付けろ一夏。』
「閃光。」
『第1回モンドグロッゾ出場者の『グラーバフ・チェペリ』は専用機
『ゲルブ・ドナー』でその機体は世界初のプラズマキャノンを採用された
機体だ。』
『そして第2回モンドグロッゾにおいて国家代表で日本人とのハーフでもある『識仁・アスカ・ライングレス』は専用機『フェルブ・ヴォルケ』で
ワイヤークローが主軸の機体だ。』
気を付けろと言うと一夏はこう答えた。
「ああ、何とかやってやるさ!!」
そう言うと一夏とベルは機体を展開すると2人も展開した。
グラーバフの方は黄色い装甲に大型のキャノン砲を右肩に、そして両腕には
小型のランスが保有されていた。
一方の識仁の方は水色の装甲に全身にラウラが使っていたワイヤークローの
大型版を左右に保有し、腕部には実体剣が装備されていた。
お互いに構えると・・・どちらも勢いよく飛び込んだ。
「「ウォォォォォォォォオオ!!!」」
この日を境に2人の特訓が始まった。
まあ最初は・・・・瞬殺であったが。
一方のラウラは独房のなかである事を考えていた。
それは・・・。
「織斑一夏・・・あいつが教官をあんな風に・・・許せない・・・
許せない・・・ユルセナイ・・・・・!!」
そう言うラウラの目は・・・眼帯のあった方の目が・・・金色に輝いていた。
グラーバフ・チェペリ(見た目はアズールレーンに出てくる
『グラーフ・ツェッペリン』)
元ドイツ国家代表生で軍人
寡黙であるが厳しさと優しさを兼ね合わせておりよく部下たちの相談を
聞いていた。
第2回モンドグロッゾ前に結婚して今は旦那と幸せに暮らしている。
因みに娘もいる。
識仁・アスカ・ライングレス(見た目はエヴァンゲリオンに出てくるアスカ)
ドイツ国家代表生で今も現役。
少々子供っぽい所があるが面倒見がよく、口は悪いが正論なことしか言わない。
千冬との敗北後も次にモンドグロッゾに向けてトレーニングに励んでいたが
千冬がラウラ達を教導しているのを見てそう言うのもやってみるかと思うようになった。
ゲルブ・ドナー
(見た目は『黒鉄のラインバレル』に出てくる『韋駄天』)
機体は世界初のプラズマキャノンを搭載されており大型の武器で
敵を圧倒させるというコンセプトの元製造された。
武装
プラズマキャノン*1
ランス*2
フェルブ・ヴォルケ
(見た目は『コードギアス』シリーズに出てくる『ランスロット・グレイル』)
特徴的なのは2対6機におけるワイヤークロー発射機である。
相手を追い込んだところをブレードで切り刻むという第一世代とは打って
変わった近接格闘機である。
それに伴い機動性を更に高めておりまた、汎用性を重視しているため幾つものバージョンが存在している
武装
ワイヤークロー*6
ブレード*2