早朝のIS学園。
時折生徒たちが簡単な集会場として使うこの場所で・・・箒は一人で・・・
何故だか真剣を使って素振りしていた。
・・・何故に竹刀じゃなくて真剣?
普通ならばそう思うがそれだけではなかった。
箒の着ている服も・・・変なのだ。
まあ、服装は白い胴着と紺袴といった剣道する人間ならば普通と
言いたいのだが・・・問題は足元である。
何せ現在箒は靴と靴下ではなく・・・足袋と草履なのだ。
・・・何時の時代だとツッコミ入れたい人たちは多い事は間違いないのだが
これには理由があるのだ。
剣術に必要なのは足運びである。
何せ指による踏みしめ、堪え、溜めと言った動作をするにはどうしても
裸足ではなくこちらの方が都合が良いのだ。
そんな中で箒は汗を拭いながら空を見上げてこう思っていた。
「(然しもう7月か・・・一夏の奴め、忘れていないだろうな?)」
そう思いながら箒はシャワーを浴びるために部活棟のシャワー室を使おうと思い
向かって行った。
何で自分の部屋でやらないとか思っているようであるがこれには
ちゃんとした・・・理由があった。
「あら、今日も早いわね。おはよう」
「おはようございます。」
箒は部活棟の管理をしている榊原先生に向けてシャワー室を借りる事を伝えると
箒は急ぎ足で向かって行った。
因みにであるが箒は剣道部の朝練には出席していないがその理由もこれにある。
それは・・・。
胴着をはだけるとそこから現れたのは・・・異性だけではなく同性であっても
釘付けになるその巨大な・・・超乳であった。
15才とは思えないその超乳(ティナとお菓子を食べたりしたせいでIからNになった)は既存の中でも外国でしか売っていないようなタイプと
なっているのだが・・・それすらも最近であるが更に窮屈そうに
乳肉がはみ出し始めていた。
おまけに迂闊にも部活の終わりに着替える際に生徒の一人が見てしまい、まるで催眠術にかかったかのようにシャワー室までついて行ってしまっただけではなく
誰かが箒の胸を見て・・・「メロン」と言ってしまった事から
そこから連想ゲームへと至ってしまい、恥ずかしさと怒りで箒は
そこから立ち去った後部活の部長に今の現状にしてほしい事を嘆願して
通ったのだ。
「・・うう、何だかまた大きくなったような感じが」
箒はそう言いながら自身の胸を持ちあげた。
正直な所胸が大きくても良い事など一つもないと思っているのが
箒の本心である。
①胸が大きいから肩が凝る
②動くたびに胸が揺れる
③サイズの合う下着はネットショップでしか扱っていない
④服も同じで胸のふくらみを強調するようなシルエットしかない。
「はあ・・・どうにかならないものか?」
そうお思いながら箒はそのN以上になり始めている胸を持ちあげると
あの時の事を思い出した。
事故とはいえ・・・一夏に胸を揉まれたことを。
「だ・・・だが若し一夏が・・・胸の大きい女子を好むというのなら・・・」
うんうんと思いながら箒は今一夏の周りにいる少女達を思い出していた。
「先ずはベルだが・・・一夏とふふふ風呂に入ったと
言っていたが・・・//////」
途中で一夏の裸を想像したのか顔を赤くすると・・・もう一人の事を
思い出した。
「問題は閃光だな。アイツハ何時も一夏と一緒にいるしあいつもあいつだ!
あの女と一緒にいることに慣れておるだけではなく相部屋など・・・!!」
そうお思いながら箒は拳を握りしめていると・・・ある事を思い出した。
それは・・・。
「そう言えば『もうじき臨海学校だから水着を買ってくるねえ』ってティナは
言ってたが・・・問題は私か・・・・」
箒はそう思いながらパソコンに映っていた水着のデータを思い返したが・・・
正直な所陰鬱な気持ちとなっていた。
その理由は・・・これだ。
「何であんな胸がはみ出るような水着ばかりが推奨されるのだ・・・!!」
そう言って突っ伏してしまった。
何せ箒の胸に合うような水着など大体が中央は隠せるが周りの方は
どちらかと言えば見せてるような感じであった・
それでも折角の臨海学校、然も初日は自由時間である為泳いだり
遊んだりできるのにそれが出来ないなど・・・乙女にとっては我慢が
出来ないこと。
「これは一世一代のチャンスなのだ!それを不意にするなど武士の恥!!」
そう言いながら箒は拳を高く上げてこう叫んだ。
「やるぞ!私は勝者となるために・・・絶対に」
そう思いながら箒はある事を想っていた。
「私にも専用機があればあんな・・・!!」
そう思いながら箒は学年別トーナメント戦の事を思い出していた。
自分が使っていたのは第2世代機
一夏とベルが使っていたのは第3世代機
正直な所は無しにもならないとも思っているがそうではなくあの時一夏が
戦っている時に自分は安全な所で只々見ていることしかできなかった自分に・・・腹が立ったのだ。
「専用機乗りと私達とでは機体に乗る時間も練度も違ってくる。」
「私達は貸出理由を書かなくてはならないのに専用機乗りはそれすらせずに
練習出来る。」
「自分と一夏との間が何だか・・・広くなったような感じがしてしまう・・・」
「だからこそ・・・頼らざる負えなかったのだ・・・あの人二・・・・
あの人に・・・!!」
箒はそう言いながら・・・壁を叩いていた。
誰もいない・・・シャワーの水の音しかしない部屋でただ一人・・・。
この悩みに答えは・・・あるのか?