「それでは通常授業を行うが貴様ら、期末テストで1教科でも
赤点など取った日には・・・分かるよな?」
次の日、千冬が教壇の上に立ってそう警告した。
IS学園は授業数は少ないが一般教養も入っており中間テストがない代わりに
期末テストがあるため、もしここで赤点何て取ったら下手したら夏休みの殆どを
補修に費やさなければならないのでそれだけは何が何でも避けたいと
思っているからだ。
そして千冬はこう続けた。
「それと、山田先生は今来週から始まる臨海学校の現地視察に向かっているから
今日1日は私が担当となる。」
そう言うと至る所でブーイングが起きた。
「ええ、山ちゃん一足先に海に行ってるなんて良いなあ!」
「一声かけてくれればいいのに!」
「あー、絶対泳いでるよーーーーー!!」
女子は大声でそう言うが千冬は全員に向けてこう言った。
「あ、一々騒ぐな鬱陶しい。山田先生は仕事で行っているのであって
遊びではないぞ。」
千冬はそう言って授業を薦めようとすると・・・千冬はこう言った。
「ああそれと織斑、放課後残っておけ。1対1で話すことがある。」
「?」
一夏はそれを聞いて何だろうと思っていた。
そして土曜日の昼。
「それじゃあ行くぞ。一夏。」
「うん・・・。」
一夏は千冬に連れられるままある場所にへと向かって行った。
事の次第は数日前の放課後。
「え!鈴が目覚めた!!」
「ああ、一応峠を越したようでな。今日朝早くに目が覚めたようだ。」
「そうか・・・良かった。」
一夏は千冬の言葉を聞いてほっとしているが・・・千冬は一夏に向けて
こう忠告した。
「一夏、何があったとしても・・・覚悟は決めておけ。」
「?」
「あいつの眼球が斬られた際にプラズマの電流が視神経を通して
左脳にダメージが与えられている可能性がある。」
「!!」
「だからこそ・・・何があってもだぞ。」
千冬はそう言って一夏を帰らせて・・・今日となった。
そして鈴は東京にある大きな病院に着いて・・・ある部屋に向かって行った。
そこは個室で既に鈴の母親が来ていた。
「叔母さん!」
「一夏君!久しぶりねえ!」
鈴の母親が一夏に向けてそう言うと一夏はこう聞いた。
「あの、叔母さん。鈴の事なんですけど」
そう聞くと鈴の母親はこう答えた。
「ええ、取敢えず政府からの話によると学園での事故って言ってたけれど
やっぱり病院の人に聞いた方が良いと思って。」
「そうですか・・・」
一夏はそれを聞いて俯いてしまった。
何せ模擬演習で付いた傷で然もドイツの代表候補生に完膚なきまでに
負けてそうなった等国としてのプライドが許せなかったようであろう。
そんな事も知らずに鈴の母親は一夏に向けてこう言った。
「それじゃあ、入りましょ。」
そう言って一夏達は部屋に入っていった。
そこにいたのは・・・。
「鈴。」
「?」
そう言って振り向いたのは・・・。
片目を眼帯で塞がれている鈴がそこにいた。
「鈴、大丈夫!?怪我は!!どこか痛いところはない!!?」
鈴の母親は鈴に向けてそう聞くと暫くして鈴が・・・
マジックペンとノートを出して何かを書いていた。
そして暫くすると・・・・こう書かれていた。
『大丈夫よ、お母さん。』
そう書かれていた。
「鈴・・・貴方・・・まさか」
鈴の母親はそれを見て顔を真っ青にすると・・・医者が来て鈴の母親に
向けてこう言った。
「お母さん、ちょっと。」
「・・・はい。」
「あの!俺にも聞かせてもらえないでしょうか!?」
「君は・・・あれ、君って確か」
「『織斑 一夏』です、鈴の幼馴染何です!」
一夏は医者に向けてそう言うと千冬もこう言った。
「先生、私からもお願いします。」
そう言って千冬は頭を下げると暫くして・・・医者はこう言った。
「それじゃあ・・・屋上で話しましょ。」
そう言って一路は屋上に向かって行った。
「言語・・・障害・・・・!!」
鈴の母親は医者からの言葉を聞いて顔を真っ青にしてそう聞き返すと医者は
こう答えた。
「はい、恐らくはですが」
「そんな・・。」
一夏はそれを聞いて同じ顔色になると千冬はこう聞いた。
「・・・何とか出来ないのですか?」
そう聞くも医者はこう答えた。
「・・・正直な所自身がありません。」
「何せ・・・プラズマを眼球から諸に浴びてしまっているので・・・
そのショックで左脳にある言語機能にダメージが及んでいる可能性が」
「それに左の眼球の方は移植手術したとしても長い調整とリハビリに加えて、
通院もありますから医療費の方も馬鹿になりません。」
「・・・彼女はIS操縦者と聞いていますがこうなってしまったら・・・・・。」
「下手したら日常生活における支障にもなりますことを今後とも
覚悟してください。」
「そんな・・・・・イヤアアアアアアアア!!!」
鈴の母親はそれを聞いて泣き崩れてしまい、一夏はそれを聞いて・・・。
「嘘だろ・・・・。」
足元から崩れていった。
たった1年とはいえ血の滲む様な努力の果てに掴んだ
代表候補生という座が・・・たった一人の人間における悪意で奪われるという・・最悪な結末を迎えてしまった鈴を守れなかったと言う・・・
虚脱感が滲み出たからだ。
次回も・・・このまま続きます。