あの後一夏達は鈴の部屋に戻って鈴の容体については伏せつつ世間話をしていると鈴はある事を聞いた。
『ラウラ・ボーデヴィッヒはどうなったの?』
そう聞いてきたのだ。
すると千冬が前に立ってこう言った。
「これから貴様に話すのは本来ならば禁止されているがお前は被害者だからな。
話しておく。」
そう言って千冬は学年別トーナメント戦にて起こったことを話した。
一夏とベルがペアになって戦った事。
ラウラがVTシステムによって意識不明に陥った事。
それを話すと鈴はこう書いて一夏達に見せた。
『あのアマ・・・あたし自らが引導渡したかったわ!!(# ゚Д゚)』
怒りの顔文字付きでそう言って・・・ッて言うよりも怒っていた。
そして暫くすると医者が来てこう言った。
「凰さん、そろそろ傷に触るので。」
そう言うと一夏達はこう言った。
「それじゃあ鈴・・・また。」
今度は弾たちを連れてくるぜとそう言うと鈴はこう書いて見せた。
『うん・・・。』
何やら伝えたくないような感じがしたのだが一夏達は静かに立ち去ると
母親だけになった時に鈴はこう書いた。
『ねえ、母さん。』
「・・・うん」
『私の事聞いたでしょ?』
「・・・・」
『私が中国政府から代表候補生の資格はく奪されたの知ってるでしょ?』
「うん、知ってる。」
『私こんなんだから・・・もしかしたらお母さんに迷惑かけまくるけど良い?』
「別に良いわよ、だった私達親子でしょ?」
『だったら、一つだけ良い?』
「良いわよ。」
『・・・ちょっとで良いから抱きしめて。』
「ええ・・・良いわよ。」
鈴の母親そう言って鈴を抱きしめると鈴は・・・声もなく泣いた。
「・・・!!・・・・・!!・・・・・・!!!!!!!!!!!」
声は出せないのに何故かその慟哭が・・・分かる程であった。
それを扉の前で・・・くぐもるように泣く鈴を感じて一夏達は・・・只々それを聞くしかなかった。
一夏と千冬は車でIS学園に帰る中で千冬は一夏に向けてこう言った。
「・・・お前が何言いたいか良く分かるとはいわん。」
「・・・・・」
「力があるだけでは何も守れない。」
「そして願うだけでは何も守れない。」
「私の言いたいこと、分かるか?」
「・・・・。」
「前に私はお前に真剣を手渡し事あるよな。」
「・・・うん。」
「あれは、力を持つことがどれだけ重いのかを実践させるための物だ。」
「お前は今回力があっても・・・覚悟があっても守れないこと、
その手から零れ落ちる恐怖を知った。」
「・・・・。」
「これ以上そういう事を感じたくないと思うのならば・・・強くなれ。」
「力に溺れることなく・・・己を見失うことなく・・・
自分を保てれるように・・・強くなれ。」
「私にはそう言う言葉しかかけれない。」
千冬は一夏に向けてそう言うと・・・少し表情を柔らかくしてこう言った。
「明日お前、閃光とベルを誘って買い物に出も行ってこい。」
「へ?」
一夏は何故そんな話をするのかと思っていると千冬はこう続けた。
「色々と思いたいことはあるだろうがこう言う時にこそ羽を伸ばさなければ
ならない。」
そう言うと千冬は一夏に向けてこう言った。
「お前は鈴の分までIS学園で頑張らなければならない責任がある。」
「!!」
「鈴だけではない。セシリアにラウラ、お前は3人もの代表候補生を退けた。」
「けどあれは皆の協力があったから。」
「そう、お前はいろんな人たちの協力で今まで乗り越えてきた。」
「だからこそ、お前はこれからもIS学園にいなければならないんだ。」
「惰性ではなく本心から」
「・・・お前の言う守れる人間になるために。」
そう言って千冬は車を停めてIS学園の正門前に行くと・・・
閃光とベルがいるのが見えた。
恐らくであるが一夏を待っていたんだろう。
それを見て感じた千冬は一夏に向けてこう言った。
「あいつらが待っている。早く行け。」
「・・・・千冬姉」
「明日は私が昼飯奢ってやるしそれに・・・私に秘策がある。」
「?」
一夏は千冬の言葉を聞いて何だろうと思っている中で一夏は閃光とベルが
待っているところにへと向かって行った。
そして夜。
『成程、それで私に?』
「ええ、倉持所長があの発明馬鹿にそう聞いてくれると嬉しいのですが。」
千冬は電話で倉持所長に向けてそう言うと倉持所長はこう答えた。
『分かった。取敢えず聞いてみるけどあまり期待しないでくれよ?』
「分かってます。それでは」
そう言って千冬は電話を切った。
そして倉持技研。
「と言う訳なんだがそう言うのってあるかい?」
倉持所長は日室に向けてそう聞くと日室は頭を搔いてこう答えた。
「まあ、あるにはありますけど。あれって保険おりるのかなあ?」
日室の言葉を聞いて倉持所長はニヤリと笑うとこう聞いた。
「本来ならばどういう設計思想なんだい?」
そう聞くと日室はこう答えた。
「はい、元々は第3世代技術をベースにしてISを音声で
遠隔操作できるようにした奴なんですけど未だプロトタイプですし
声を出せるようにするとなるとそれ相応の機械がいりますよ?」
「構わない、病院からは私が説得しておくがそれはいつ完成する?」
「完成ともなれば設計を含めて・・・例の企画が終わってからですかね?」
日室がそう言うと倉持所長はこう答えた。
「分かった、それでは臨海学校の際には君が同行するようにして
その時に一夏君に報告しておいてくれ。」
「分かりました。」
そう言って日室が出て行くのを見ると倉持所長は窓を向いてこう言った。
「さてと・・・これで後は私の仕事か。」
そう言って倉持所長は病院や各社関係企業と電話することなった。
次回は買い物です。