「「「「・・・・・・・」」」」
一夏と箒、閃光、ベルは更衣室に向かう途中である物を見つめていた。
・・・それは旅館に最も相応しくないものである。
そう、道端に・・・ウサミミが・・・生えて・・・いや、刺さっていた。
然もその隣には看板があってこう書かれていた。
『引っ張ってください。』と・・・。
「何だか・・・胡散臭いな。」
「確かに・・・ね。」
閃光とベルが思い思いにそう言うと一夏は箒に向かってこう聞いた。
「なあ、これって」
「知らん。私に聞くな。関係ない。」
「・・・やっぱりな。」
一夏はそれを聞いてこんなことするのはあの人しかいないなと思うと
一夏は更にこう聞いた。
「抜くぞ?」
「好きにしろ。私には関係ない。」
箒はそう言ってそこから立ち去ると一夏はウサミミに近づいたので
閃光とベルがこう言って止めようとした。
「ちょっと待て一夏!?不用心だろ!?」
「そうだよ!織斑先生に伝えてからでも遅くはないよ。」
そう言って止めようとするも一夏はそのウサミミを・・・思いっきり
引っ張った。
「のわ!?」
一夏は思いっきり引っ張ったのでそのままウサミミ毎転げ落ちて・・・
2人のスカートの下にあるパンツが見えてしまった。
因みに閃光は水色、ベルは少し大胆で薄い生地の黒であった。
「「きゃあ!?」」
一夏の視線の先を見て2人はスカートを抑えて後ずさって・・・一夏をじろりと睨んでいた。
それを見た一夏はこう言って謝った。
「す、すまん。その、だな・・・これは」
一夏がそう言っている中で・・・空から何かが聞こえた。
きぃいイイイイイン!
何かが高速で迫ってくるような音がして一夏達は上空に目を向けると・・・。
ドカーン!と謎の飛行物体が盛大に地面に突き刺さった。
そして土煙が晴れるとそこにいたのは・・・。
「「「え?人参??」」」
そう、人参だ。
然も機械仕掛けの・・・イラストチックな人参であった。
するとその人参がぱかっと真っ二つに割れるとそこから・・・
人が前のめりに倒れたのだ。
「「「ええええええええ!?」」」
一夏達はそれを見て驚いてその人物の所に向かうと一夏はこう言った。
「束さん!大丈夫ですか?!束さん!!」
「な!?この人が」
「篠ノ之博士!?」
一夏の言葉を聞いて閃光とベルが驚いていた。
何せ行方不明で世界中が探している・・・篠ノ之 束がそこにいるからだ。
「おい、何事だって・・・何故束がここにいる!!」
千冬がそう言って廊下から走ってきたのであろう、少し息切れしていたが
倒れている束を見て近づくとこう聞いた。
「おい、しっかりしろ束!何があったんだ!?」
そう聞くと束は・・・小さな声でこう言った。
「む・・・ね」
「は!?何だって!!?」
「胸が・・・・」
「胸が何だと!?」
「胸がロケットに押し付けられてたから息できなかった。」
「「「「・・・・・・・・・・は?」」」」」
流石にこの言葉を聞いて全員目を点にした。
「イヤアア!助かったよちーちゃん!!」
「そのあだ名で呼ぶな。然し胸が窮屈で酸欠になった等それが死因だったら
笑えないぞ。」
末代までの恥だぞとそう言うと束は笑ってこう答えた。
「いやああさ、前はミサイルで来てたんだけど偵察機に攻撃と勘違いされて
落とされたからさ。それからはあれんだけどさ、最近の束さんの胸囲測るの
すっかり忘れちゃっててさー。サイズ変更してなかったんだよねえ。」
いやあ、うっかりうっかりと笑いながらそう言って・・・巨大なその胸を
持ちあげると千冬はこう聞いた。
「・・・最後に見た時よりも間違いなく大きいぞ?今どの位だ??それくらいは今すぐにでも測れるだろ?」
「ちょっと待っててねえ。」
そう言って束は何やら操作すると・・・周囲に光が集まって収束して
左右2対4本のIS用のアームアーマーが現れるとそこから・・・
スキャナーの様な光が束を覆うと画面が現れて数字が出たのでこう言った。
「ええとねえ・・・147のZ。」
「大台切ったなお前。」
姉が姉なら妹も妹かと呆れ眼でそう言いながらこう考えた。
「(一夏がいないときで良かったな。)」
そんな情報、一夏には聞かせん方が良いなとそう思っていた。
あの後一夏達は束をこの空き部屋にぶち込んだ後千冬は3人に向けて
こう言った。
「取敢えずこいつは私が何とかするからお前たちは海で遊んでいろ。」
そう言わせて3人を遠ざけさせたのだ。
すると束は胸の谷間からある物を引っ張り出してこう聞いた。
「ねえさちーちゃん。いっくんと箒ちゃんは見なかった?」
そう聞くと千冬はこう答えた。
「さあな、自分で探せと聞くが箒ならば未だしも一夏に用とは何だ?」
そう聞くと束はこう答えた。
「うん!箒ちゃんと一緒になれるISを作ったからいっくんにプレゼントしようと思っててね!」
そう言って束は白い・・・ガントレットのようなISの待機状態を出した。
因みに『白銀』の待機状態は2対の翼をもじったネックレスである。
すると千冬は束に向かってこう答えた。
「それは止めておけ、あいつは既に専用機を持っている。」
「ああ、あの面白い設計をした奴でしょ!?あれ欲しいからこれと
交換してくれる!?」
「却下だ、あれは倉持技研のだから倉持技研に聞いてこい。」
「ええ~~、面倒くさいよ~~!」
束は千冬の言葉を聞いてブーたれるも千冬はこう答えた。
「ならば諦めろ。あいつはあれが丁度良いのだからな。」
そう言うと束は・・・千冬にすら聞こえない声でこう言った。
「それだったら・・・ぶっ壊しちゃうまでだよ♪」
次回は海にて。