一夏は現在閃光とベルと別れて別館の奥にある一部屋で着替えていたのだが
奥ともなれば女子の更衣室を通らなければならないため中が見えない代わりに・・・声が露骨に聞こえていた。
「わ、ミカってば胸おっきー。また育ったんじゃないの~?」
「きゃあ!も、揉まないでよー!」
「ティナの水着大胆ですっごいね~」
「そう?あめりかじゃあこれが普通だし・・・箒の水着の方が特にでしょ?」
『『『『『ああ・・・確かに』』』』』』
「な、何故こっちを見るんだ!?」
「凄いね箒さんの胸・・・ブラジャーもでか!」
「本当・・・わ、Oの111って既にぞろ目!!」
「取るなって・・・それは私の水着だぞ!!」
「ウワスゴ大胆、胸がはみ出そうだね~~。」
「それしかないのだから仕方がないだろうが!!」
「お尻も凄く大きいねえ・・・うわ、さわり心地良いわ~~。」
「私の体は布団か!!!」
「聞こえてるぞ、箒・・・。」
一夏はそう呟いてため息交じりでその場を早足で立ち去って男子更衣室に
向かって着替えた。
どちらかと言えば男性の方が着替えが早いので直ぐに着替えた後
準備運動をしてから外に向かった。
「あ、織斑君だ!」
「う、嘘!わ、私の水着変じゃないよね!?大丈夫だよね!??」
「わ、わー。織斑君の体カッコいいねえ~~。鍛えてるね~。」
「織斑君、後で皆でビーチバレーしようよー!」
「おー、時間があれば良いぜ。」
一夏はそう言って外にでて既に着替えて海で遊ぼうとしている女子数人に
声をかけられた。
そして一夏は何しようかなと思っていると後ろから・・・声をかけられた。
「「一夏(君)」」
「おお、閃光とベルか。」
そう言って一夏は閃光とベルを見た。
2人は既に一夏から選んでもらった紫のパレオのついたビキニ
ベルの方も黒のビキニを着ていた。
すると2人は一夏に向けてこう聞いた。
「取敢えずだが私達は準備運動しないといけないから・・・パラソルを
お願いしてくれないか?」
「後で水泳対決しようねえ。」
「おお、分かった分かった。」
そう言って閃光とベルが準備運動し終わると・・・少しして本音と簪が現れた。
「あ、おりむー。部屋だけど分かった~~?」
「おお、やっぱ千冬姉の所だったわ。」
「やっぱりね。」
本音の疑問に一夏はそう答えると簪も納得したという感じであった。
すると閃光が簪と本音に向けてこう言った。
「済まないが簪、泳がないのならばサンオイルを付けてくれないか?
背中に届かない所があってな。」
「ああ、うん。分かった。」
じゃあねと簪はそう言って閃光の下に向かうとベルがこう言った。
「それじゃあ私達は泳ごうかって・・・本音ちゃん一つ聞いても良い?」
「うん?・・・なあに~~。」
本音の言葉を聞いてベルはこう答えた。
「・・・それって・・・水着なの?」
『『『『『『よく言ったベルさん‼!!!!』』』』』
その言葉を聞いて全生徒が心中そう思った。
何せ本音が今着ているのは・・・着ぐるみパジャマみたいな格好なのだ。
すると本音はこう答えた。
「ああこれ~?これねえ~~下に水着があるんだ~~。」
見るかと聞くが一夏はこう答えた。
「いや、良いよ。無理しなくてもさ。」
そう言うと本音はこう返した。
「うん、けどねえ~~・・・かんちゃんがねえ・・・」
そう言いながら本音は今閃光の背中にサンオイルを塗っている簪の目を見て・・少し後ずさるがそれは一夏とベルも同じであった。
何せ今の簪の目が・・・赤く光っており然も閃光の胸を凝視しながら・・・
暗い笑みを浮かべていたのだ。
「閃光・・・大丈夫かな~?」
「それよりもなんか簪さんが怖いのは気のせいだと思いたいなあ。」
一夏とベルはそう答えると取敢えず泳ごうかとベルの言葉を聞いて足音立てずに向かって行った。
「それじゃあ水泳対決だけど・・・あそこに浮きがあるでしょ?」
「ああ、うん。見えるぜ。」
一夏はそう言ってベルの指し示している・・・沖の少し手前に浮かんである
ブイをそう答えるとベルはこう答えた。
「あそこを中継地点として言って戻るって感じだけど良いかな?」
そう聞くと一夏はそれを聞いて了承すると本音がこう言った。
「けどさあ・・・対決なんだからあ~~。何か賭けない~~?」
本音がそう聞いてベルはこう答えた。
「それじゃあさあ・・・学園にある高いスイーツを負けた人が奢るってのは
如何かな?」
それを聞いて一夏は成程なと思った。
今のベルにはスイーツ無料パスが貰われているためそれを使う事で
自分が負けた際のリスク回避と共に勝った場合における敗者の負担を
最大限活用できるという・・・何という策士的な事をするんだと思いながら一夏はこう答えた。
「良いぜ・・・受けて立つぜ!!」
そう言うと本音が審判を務めるような感じとなったので本音はこう言った。
「それじゃあ・・・位置に着いて~~?」
そう言うと一夏とベルがお互いに走る準備をし。
「よ~~い。」
そして互いに視線を交わすと・・・本音はこう言った。
「ドン!」
その掛け声と同時に一夏とベルは一緒に飛び込むとそのまま泳ぎ始めた。
因みに勝ったのは一夏の方で閃光と一緒に食べることとなったが
その閃光はと言うと・・・。
「あの時の簪の視線が突き刺さるような感じで怖かったです。」
だそうであった。
次回は・・・箒が登場します。