見た目は『スターウォーズ』に出てくるバイク
巨大な2本のサブアームを持った元々は月面車両を模した兵装。
あらゆる環境に対応できておりそのスピードはまあ、ISほどではないが元々ならば時速1000キロを最大スピードで出せれる。
武器
バズーカ*2
折り畳み式ブレード*2
12連装型小型ミサイル*2
サブアーム*2
そして11時半。
強い陽の光の下で一夏達は構えていた。
「それじゃあ乗ってくれ簪。」
「うん・・・ありがとう。」
簪はそう言って『赤皇』の後ろ側に乗り込んだ。
そして箒、ベル、シャルロットはと言うと・・・。
「それじゃあ一緒にだよ篠ノ之さん。」
「タイミング合わないと飛べないからね。」
「分かっている。」
お互いにそう言いながら左右を挟むかのような感じで箒とベルは
シャルロットを担ぐと箒は一夏の方を見ていたがベルはこう聞いた。
「羨ましいの?更識さんが??」
「な・・・何を言って」
「篠ノ之さん。これは遊びじゃないんだ、本当の戦い。
もし僕らが失敗したら取り返しがつかないんだからそう言うのは
終わってからだよ。」
「・・・分かっているさ、そういう事は。」
箒はそう言いながらも一夏の方を見続けていた。
するとISのオープン・チャンネルから千冬が通信してきた。
『全員聞こえているな?今回の作戦の要は
『一撃必殺(ワンアプローチ・ワンダウン)』だ。
高威力兵装を持つ更識、デュノアをメインとして出来るだけ短時間で
ケリを付けたいところだが無理はするなよ。特に篠ノ之は専用機を使い始めて
未だ1時間も経っていないし実戦経験皆無だ。突発的な問題が出ないとは限らんから成るべく支援を徹底するように。』
「分かりました。出来る範囲で支援をします。」
箒の一言は一見したら落ち着いているかのように聞こえるかもしれないが
千冬はそうは思ってはいなかった。
「(あいつは間違いなく浮かれている。一応は一夏と閃光には気を付けるようには言っておいたがどうなるか?)」
そう思っていると・・・日室がこう言った。
「衛星とリンク完了。情報照合完了。全機体にアップデート。
現在の目標の位置と接敵迄の時間を逆算して・・・ざっと23秒。」
「よし・・・全員作戦開始せよ!」
「「「「「「「了解!!!!!!!」」」」」」
全員はそう言って機体を起こして・・・発進した。
「それじゃあ・・・布仏は『シルバリオ・ゴスペル』との現在位置から
射撃予測範囲を測定してそれを更識に送れ。」
「了解~~。」
「白好は『赤皇』の安定と風と大気圧から出るであろう荷電粒子砲の威力減退を計測して織斑に送れ。」
「了解しました。」
千冬は矢継ぎ早に本音と閃光に指示を与える中で日室は千冬に向けて
こう聞いた。
「千冬ちゃん。この1件なんだが」
「ああ、出来すぎている。これは間違いなく」
「敵機確認!接敵迄残り15秒!」
「予測範囲設定完了~~。」
閃光と本音がそう言うと千冬は・・・こう言った。
「攻撃開始!!」
その数秒前。
「敵機をハイパーセンサーで確認。」
簪が全員に向けてそう言うとこう続けた。
「荷電粒子砲、起動。」
そう言うと6番コンテナが開いて中から・・・大型の荷電粒子砲が出てきた。
折り畳み式で展開するとまるで・・・大砲の様であった。
そしてシャルロットも『グレムリン』を稼働させた。
背部にある巨大な2本の大型砲塔がせりあがって前面に展開した。
すると簪がこう呟いた。
「予測範囲転送完了。」
「後15秒!!」
シャルロットがそう言うと・・・千冬の音声が聞こえた。
『攻撃開始!』
2機の放った荷電粒子砲が3条の光となって『シルバリオ・ゴスペル』に向かって一直線に迫るが『シルバリオ・ゴスペル』はそれを・・・最高速度のままその間に割って入ったのだ。
「そんな!」
「無茶苦茶・・・!!」
「何て言う回避だ!」
「あんな避け方したら操縦者が!!」
「何て運動性!?」
一夏と簪、箒、ベル、シャルロットが揃ってそう言うと・・・
オープン・チャンネル越しにて音声が聞こえた。
『敵機確認。迎撃モードへ移行。《シルバー・ベル》稼働開始』
「「「「「!?」」」」」
その音声を聞いたと同時に・・・ベルが全員に向けてこう言った。
「皆避けてーーーーー!!」
その声と同時に・・・翼から36もの光の弾丸がまるで羽で舞うかのように
四散して・・・一夏達に襲い掛かった。
『《シルバー・ベル》の着弾予測地点を表示!そのルート順で避けろ一夏!!』
「分かった!!」
一夏はそう言って《赤皇》を最大速力で避けていると簪がこう言った。
「数ならこっちだって!」
そう言いながら簪は目の前に現れたディスプレイを展開してキーボードで
計測しながらこう言った。
「本音!《赤皇》のミサイルシステムを閃光と繋げて!!」
『もうやったって~~。』
向こうからその声が聞こえると・・・『打鉄弐式』に装備されている『山嵐』が展開されると5番コンテナからと『赤皇』の左右に搭載されている
十二連小型ミサイルコンテナの両側が開くと簪はこう叫んだ。
「行けーーーーー!!『山嵐』ーーーーー!!」
放たれた大型ミサイル18と小型ミサイル24が一斉に
『シルバリオ・ゴスペル』目掛けて襲い掛かった。
然し『シルバリオ・ゴスペル』は《シルバー・ベル》を使って対応しようと
回転する前に・・・大型ミサイルが花開くかのように開放して中から・・・8機の小型ミサイルが出てきた。
大型ミサイルと放たれた小型ミサイルと『赤皇』のミサイル合わせて・・・
186機のミサイルが『シルバリオ・ゴスペル』の目の前に突如として
現れたのだ。
『La!?』
『シルバリオ・ゴスペル』はそれを見て回避しようとするも
攻撃手前であったため・・・もう遅かった。
5番コンテナに搭載されているミサイルには前に一夏が使っていた
着色煙幕(燃えやすい)が入っていたため放たれる前の光弾と合わさって・・・
巨大な爆発となった。
ドドドドドドドドドと巨大な爆炎となって最終的には
大きな黑い煙の塊となった。
「やったか?」
一夏はそう呟くが煙から出てきたのは・・・・。
『La・・・・・La』
右側の翼が中ほど折れていたが・・・『シルバリオ・ゴスペル』は
健在であった。
「・・・マジかよ。」
「けど・・・効いていないわけじゃない。」
一夏の呟きを聞いて簪はそう答えるとシャルロットがこう言った。
「今なら一斉攻撃で倒せれる!遠距離兵装を持っている人達で
一気に戦闘不能させよう!!」
そう言うと・・・全員獲物を構えた。
そして少し離れた海域。
「私は悪くない、悪いのはあいつ等だ。私の研究を理解しない政府と軍だ。」
何処かの場所でそう呟きながら作業をしている男性がそこにいた。
50代前半の男性で既に白髪で前側が後退し始めていた。
その男は金色の付け歯を見せながらそれに向けてこう言った。
そこにあったのは・・・人型のナニカであった。
灰色の・・・まるで作りかけの様な感じであった。
すると男性はそれに向けてこう言った。
「私の研究を邪魔したIS学園の連中を皆殺しにしてそれから得たISコアで
高飛びして私の研究の素晴らしさを分からせるために役立ってくれよ・・・・」
「『グラウ・ディセデント(灰色の死者)』よ。」
そう言った瞬間に・・・その機体から声が聞こえた。
『オリムラ・・・・・イチカ・・・ーーーーー!!』
更なる悪意が・・・現れる。