「織斑先生!大変です!!」
「何事だ!?」
突如トレーラーの外から山田先生が慌ててきたので千冬は何事だと聞くと
山田先生がこう言った。
「先ほど《シルバリオ・ゴスペル》の監視に使っていた人工衛星から
謎の機体が現れたと報告が入りまして!」
「謎の・・・!!」
千冬は山田先生の言葉を聞いてまさかと思っていると・・・その映像が入っている情報端末のデータを見て・・・こう呟いた。
「何だ・・・これは?」
「織斑先生、失礼します。」
閃光はそう言って千冬の後ろからそれを見て・・・こう言った。
「何だこの・・・バケモノは・・・」
そう言うと一夏がこう聞いた。
「閃光、一体何見たんだよ・・・!?」
そう聞くと千冬は全員に向けてそれを見せた。
「何だコレ!」
「大きい・・・。」
「こいつは・・・ISなのか?」
「いや、ISって言うよりもこいつは・・・」
お互いにそう言うと映像に映っていたのは・・・・巨大なナニカであった。
少なくとも人型である事は間違いない事であるのだが・・・最早それはISとは
かけ離れたものであった。
映像から見るに夕焼けに照らされているが黒い塗装で覆われており、
巨大な4本腕を持ち、足に当たる場所には巨大な・・・戦艦の砲台に
匹敵するほどの巨大な砲台が備わっていた。
そんなのが何で空を飛べるのか全く持って理解できないほど・・・巨大であった。
すると山田先生が千冬に向けてこう報告した。
「このままいけば後1時間半後にはここに到達すると予測しております!!」
「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」
全員それを聞いて驚いた。
もしそれが本当ならばここら辺一帯は戦場になって・・・どれだけの
被害になるのか検討が付かないからだ。
すると千冬は山田先生に向けてこう命令した。
「山田先生!直ぐに生徒たちに荷造りさせろ!!授業員の人達にも
避難準備するように伝えてくれ!!それと政府に伝えて自衛隊の早急出撃を!!」
「早く!!」
「はい!」
山田先生はそれを聞いて直ぐに行動に移した。
そして千冬は一夏達に向けてこう命令した。
「お前たちは生徒達や従業員の方々が避難できるようになるまで
護衛を担当!!・・・済まないがもう一度無理を言ってもらうが・・・良いか?」
千冬は一夏達に向けてそう聞くと一夏達はこう答えた。
「当たり前です!」
「勿論です!!」
「何時でも・・・!」
「準備お~け~♪」
「ハイ!」
「先輩がいるんだから張り切って守らないと!!」
一夏達がそれぞれそう言う中で・・・日室が現れた。
「話は聞いたよ~~。」
「「「「日室さん!!!!」」」」
一夏と閃光と本音、簪が揃って日室に視線を向けると日室は千冬に向けて
ある事を言った。
それは・・・・。
「千冬ちゃん。専用機欲しくない?」
「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」
それを聞いて全員絶句したのだ。
何せ千冬の機体ともなればそれ相応の機体でなければいけないのだ。
これまでも千冬の専用機候補となれる機体は幾つもあったがどれもが・・・
関節部分に甚大な損傷を抱え、唯一使えたのが《暮桜》なのだから。
そんな千冬の専用機を日室が造った。
どういう機体になっているのか皆目検討が付かないのだ。
然しそんな中においても日室は千冬に向けてこう聞いた。
「専用機・・・欲しくない?」
そう聞くと千冬は日室に向けてこう聞いた。
「・・・どんな機体だそれは?」
そう聞くと日室はこう答えた。
「まあ、正直な所こいつを扱えるのは千冬ちゃんだけであって・・・千冬ちゃん本人が動かすわけじゃないんだけどね。」
「?・・・どういう意味だそれは?」
日室の言葉を聞いて何だと聞くと日室はにこやかにこう答えた。
「まあ、そいつは見てからのお楽しみだよ。
設定にもう少し時間が掛るから終わったら呼ぶからね。」
それじゃあねえとそう言って出て行く日室を見て千冬は全員に向けて
こう言った。
「取敢えずあいつの言葉は当てにならんから全員戦闘準備!奴がここに来る前に終わらせるぞ!!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
それを聞いて全員準備に明け暮れた。
そして日室はと言うと・・・簪の機体に装備されている《深緑》の
8番を操作して展開すると・・・ナニカが現れた。
すると日室はそれを出して・・・こう言った。
「さあてと・・・始めますか。」
簪の《打鉄弐型》に装備されていた《深緑》が8番が無くなった代わりに
4番が装備されていた。
すると千冬が全員に向けてこう言った。
『良いかよく聞け。今回の任務は謎の巨大兵器だ!先ほど映像を
確認したところ・・・お前たちを強襲したロボットが搭載されていた。』
そう言うと確かに映像では搭載されていた。
そして千冬はこう続けた。
『こいつの正体が何であれもしこいつが都市に現れれば・・・
分かっているな。』
それを聞いて全員頷くと千冬はこう発令した。
『ではこれより大型兵器破壊作戦を行う・・・諸君らの健闘を祈る!!』
「「「「了解!」」」」
それを聞いて全員がそう答えると千冬はこう言った。
『それでは・・・作戦開始!!』
其の一声と同時に・・・全機飛び立った。
次回は『グラウ・ディセデント』戦の開始です。