Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 日室の『深緑』8番コンテナの中身が現れます。


新たな力・・・。

『シネーーーーー!!』

 『グラウ・ディセデント』はそう言って今度は簪に照準を合わせた。

 「!!」

 簪はもう一度《深緑》を展開して凌ごうと考えたが・・・今度は違った。

 今度は足に当たる部位にある巨大な・・・レールカノンが放たれた。

 『かんちゃん避けてーーーーー!!』

 「!?」

 珍しく慌てた様子の本音の言葉を聞いて回避しようとしても・・・遅かった。

 どかーーーんと大きな爆発音と同時に・・・簪が吹き飛んでいった。

 「簪ーーーーー!!」

 一夏は大声でそう言うが簪は其の儘・・・隣の岩礁に迄吹き飛んでいった。

 『アトハ・・・オマエタチダーーーーー!!』

 『グラウ・ディセデント』はそう言って一夏とベルを睨みつけた。

 すると一夏とベルはお互いに『グラウ・ディセデント』から

避けようとするも・・・『グラウ・ディセデント』は2本の両腕にある10本もの腕を構えて・・・AICで2人の動きを止めた。

 「「!!」」

 すると『グラウ・ディセデント』はもう片方の2本の腕からワイヤーブレードを

構えると・・・こう叫んだ。

 『キエローーーーー!!』

 すると一夏達の目の前に・・・40本ものワイヤーブレードが襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「一夏!一夏!!」

 閃光が大声でそう言っているのを見て千冬は怒鳴るかのようにこう言った。

 「ええい!あいつは未だか!?」

 千冬はそう言ってトレーラーの外にいるであろう日室に向けて

そう言いながら日室の所に行って文句を言おうとしたその時に・・・扉が開いた。

 「出来たよーーーーー!!」

 そう言う日室を見て千冬は日室に掴みかかってこう言った。

 「ええい遅いぞ!それで!!何処だ!!?」

 「ええと・・・ナニが?」

 日室がニコっと笑いながらそう言うのを見て千冬は怒り心頭でこう言った。

 「ええい!私の専用機は何処にあるんだと聞いているんだ!!早く出せ!!」

 そう言いながら頭を揺らしているので日室は懐から・・・ある物を出した。

 それは・・・。

 「・・・何だそれは?」

 「俺が造った『クロッシングリンク』の予備デバイス。」

 そう言って日室は千冬にそれを渡すと日室はこう言った。

 「後は君の音声入力で機体が動かせれるよ。」

 そう言うが千冬は少し・・・いや、結構疑いの眼を向けているがそうは・・・言っていられない状況であった。

 「一夏!!」

 「!?」

 千冬は閃光の悲鳴に似た声を聴いてやむを得ないと思ってそれを付けると・・・ある音声が聞こえた。

 内容は・・・これだ。

 『音声入力をお願いいたします。』

 「・・・織斑 千冬」

 『音声入力成功。機体システム始動。各種システムオールグリーン。』

 『機体名『打鉄無式』・・・遠隔起動。』

 その音声と同時に・・・千冬の視界が真っ白に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそれと同時に・・・《深緑》の8番コンテナが・・・

勢いよく開いて・・・中から手が・・・出てきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぐあ!」

 「きゃあ!?」

 一夏とベルがお互いに近くの岩礁に叩きつけられた。

 現在2人はワイヤーブレードに雁字搦めにされて身動きが取れないのだ。

 『ハハハハハ!ドウダオモイシッタカ!!』

 『グラウ・ディセデント』は高笑いしながらそう言うと一夏達に向けて

こう続けた。

 『ヤハリキョウカンハガタダシカッタンダ!ツヨサコソガタダシイノダ‼!』

 アハハと狂ったように笑うのを聞いて一夏はこう言った。

 「それは違え!」

 『・・・ナニ?』

 『グラウ・ディセデント』は一夏の言葉を聞いて何だと思っていると一夏はこう続けた。

 「千冬姉がお前に教えたかったのは『心』の力だ!」

 『ココロ・・・ダト?』

 「そうだ!強さって言うのは見ただけじゃそいつの本質まで見抜けねえ!」

 「心にある見えない強さ!そう言う目に見えない・・・けど!確かにあるその『思いの強さ』こそが本当の強さなんだ!!」

 そしてベルもこう続けた。

 「そうだ!『守りたい』、『救いたい』、『支えたい』、『分かち合いたい』!そんな思いこそが人に強い力を引き出すことが出来るんだ!!

君みたいに上辺だけの力しか見ていない人間が『力』の本当の意味に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ウルサイ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」

 『グラウ・ディセデント』の言葉と同時に・・・ワイヤーブレードが

四方八方から飛び込んできた。

 『ショセンハタダノマケオシミダ!チカラノナイヤツガイクライッテモ

イミナドナインダ‼!』

 『グラウ・ディセデント』はそう言うと・・・ワイヤーブレードを

解き放って・・・大型のプラズマブレードを展開すると一夏とベルに向けてこう言った。

 『キエロ、ハジサラシトジャクシャガーーーーー!!』

 「ベル!」

 「一夏!?」

 一夏がベルの楯になろうとして立ち塞がったのだ。

 そんなの気休めにしかならないことぐらい理解しているが・・・

それでもと思って身構えると・・・何処からか声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『・・・邪魔だ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その声と同時に・・・大型のプラズマブレード発振器が斬り捨てられたのだ。

 『!‼』

 「何!?」

 「一体・・・誰が?」

 ベルがそう言って目を開けるとそこにいたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『全く』

 『これだから・・・お前の姉は疲れるな。一夏。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「千冬姉?」

 

 

 

 

 全身白色の・・・打鉄弐式と同じ形状をしたISがそこにいた。




 次回は・・・千冬VS『グラウ・ディセデント』
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