Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 打鉄無式
 見た目は『打鉄弐型』と同じ。
 本機体は日室が一から設計して作り上げた完全遠隔操作機である。
 『クロッシングリンク』の応用を生かしており遠くからの作業が
可能となっている。
 本機には更に別のシステムがあるのだが・・・それはまた別の時に。


千冬の教え。

「その声まさか千冬姉って・・・あれ?本人何処なんだ?」

 一夏はそう言って「打鉄弐型」と酷似した機体を見てそう言った。

 人間が乗る場所に・・・人形の様なナニカが搭乗しているのだ。

 ISは人間が乗らなければ起動しないという

原則(束はそれをクリアしている)があるのにも関わらず如何やって

クリアしたんだと思っていると・・・日室から通信が来た。

 『それは俺が答えよう!』

 「日室さん!?」

 『元々ISは人間しか使用できないって言う原則は、人間が保有する

生体電流を感知して動いてんじゃないかなって思ってるんだ。』

 「は・・はあ。」

 『そこで!その生体電流を疑似的に再現させることで動かせるんじゃないかなって思って造ったのがこの遠隔操作IS『打鉄無式』なのだーーーーー!!』

 「へ・・・へえ。」

 一夏はそれを聞いて・・・全然分からねえなと思っていた。

 だがこれで日室の夢の一つでもある男性でもISが使えると言う夢に

1歩近づいたんだなと思っていると・・・『グラウ・ディセデント』は

『打鉄無式』に向けてこう言った。

 『ナンダキサマハ』

 そう言って40本ものワイヤーブレードを展開すると

『グラウ・ディセデント』はこう言った。

 『ジャマダテスルナラ・・・キサマモテキダアアアア!!』

 そう言ってワイヤーブレードの内10本が『打鉄無式』目掛けて放たれた。

 「千冬姉!?」

 一夏はそれを見て危ないと言うと千冬は・・・刀1本を手に取ってこう言った。

 『大丈夫だ一夏。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『こんなもの・・・なんてこともない。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言った瞬間に10本ものワイヤーブレードが1瞬で・・・切り刻まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「へ?」」

 『ヘ?』

 一夏とベル、『グラウ・ディセデント』は揃いも揃ってぽかんとして

そう言った。

 何せあれだけのワイヤーブレードを・・・片手1本で切り抜けたのだ。

 すると千冬は『グラウ・ディセデント』に向けてこう言った。

 『何だ?もうお終わりか??』

 そう聞くと『グラウ・ディセデント』はこう答えた。

 『マ・・・マダダ‼!』

 そう言うと今度は残ったワイヤーブレードを全て展開して・・・放った。

 それらは縦横無尽に『打鉄無式』に襲い掛かった。

 『コレナラバ‼』

 そう言って上下左右に襲い掛かってきたが・・・それすらも無意味であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 片手1本で全てを斬り捨てたのだ。

 すると『グラウ・ディセデント』はある事を思い出したのだ。

 その圧倒的な攻撃力の強さを・・・そして、あの剣の使い方を見て・・・。

 

 

 

 

 『モシカシテ・・・キョウカンナノデスカ‼!』

 『・・・矢張りラウラか。』

 千冬は『グラウ・ディセデント』から発せられる音声を聞いてそう言うと

『グラウ・ディセデント』は『打鉄無式』に向けてこう言った。

 『ヤハリキョウカンデスネ!ソノオツヨサハマチガイアリマセン‼!』

 そして『グラウ・ディセデント』は巨大な手を広げると

『打鉄無式』に向けてこう言った。

 『サアトモニドイツヘマイリマショウゾ!アナタガイルダケデワタシハ・・・

ワタシハ‼!』

 『無理だ、ラウラ。もう貴様の居場所は何処にもない。』

 『ヘ?』

 『グラウ・ディセデント』は『打鉄無式』の言葉を聞いて何故と思っていると『打鉄無式』はこう続けた。

 『あの後ドイツ軍のIS部隊は解散し、《黒兎》部隊の隊員は全員学校に行ったり国からの紹介で戦争とは関係ない企業に就職した者もいる。おまけに

中国からの賠償金問題も相まって今のドイツ軍が私を迎え入れることなどない。』

 『・・・ソンナ』

 『そして何よりも・・・私はお前を認めない。』

 『キョ・・・キョウカン』

 『貴様はこう言ったな。《ツヨサコソガタダシイ》と。』

 『エエソウデス!チカラガナイニンゲンノコトバナドタダノモウゲン!!

ショセンハジャクシャガキョウシャニタイシテハナツマケオシミナノデス‼』

 『ソシテナニヨリモソノハジサラシハワタシニマケテイマス!!

アノトキハユダンシテイマシタガモウヨウシャハシマセン!!ソイツヲコロシテキョウカンノタダシサヲショウメイシテ』

 『ならば聞くがラウラよ。正しさとはなんだ?』

 『エ?』

 千冬の言葉を聞いて『グラウ・ディセデント』はこう返した。

 『ソレハモチロンキョウカンノタダシサヲ』

 『貴様の言う正しさには何の重みも覚悟もない。』

 『カクゴ?』

 『貴様は今ある力を振るって他者を無理やり虐げらせ自分の意見しか言わず、

それの本当の意味を理解していないまるで・・・餓鬼以下だ。』

 『私は嘗て一夏に真剣を渡して稽古させたことがある。自分が持つ武器に

恐怖し、己が持つ力の本当の意味を教えたことがある。』

 そして千冬は一夏を見てこう言った。

 『こいつの力は《心》だ。理不尽な今の世界においていけない事に対して真摯に向き合っている。』

 『そう言う馬鹿だからこそ・・・色んな奴らが惹かれていくんだと

私はそう思っている。』

 そして千冬は『グラウ・ディセデント』に向けて剣の切先を向けてこう言った。

 『ラウラ。私はあの時教えられなかった力とは何かを今ここで教授しよう。』

 『そして・・・貴様の誤った力の意味をここで正す!!』




 次回は・・・千冬対『グラウ・ディセデント』です。
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