Iの2のSAンダー!!   作:caose

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 今回は鈴が負傷した時の話に出ていた事についてです。


悪夢

モンドグロッゾにおいて称号は北欧神話に準えて決められている。

 千冬が『ブリュンヒルデ』、そしてロシアの第一回出場選手でもある

『グラーバフ・チェペリ』が『ヴァルトラウテ』、そして最後にアリーシャは

第二位ということも相まって『スクルド』、北欧神話に出てくる三姉妹である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『アリーシャ・ジョゼスターフ』、今年28歳の元IS操縦者イタリア国家代表生。愛機は『テンペスタ』で機動戦に於いては他を抜くほどの成績。

IS操縦者の前は空軍所属で適性の高さから選抜された。

第二回モンドグロッゾに於いては千冬ちゃんの棄権で優勝するも

本人が辞退したがために『ブリュンヒルデ』は当人のまま、

そして『テンペスタⅡ』の稼動実験中に事故が起き当人は右半身の眼と腕と足を

失うほどの大怪我を追って確か噂じゃあそれによって引退したって言うのが

世間一般での見解となっていたが・・・実際は違っていた。」

 「その通りです・・・叔母さんはあの事故の後。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一年前の病院に於いて。

 「アタシは未だ現役を続けるさね。」

 「何言っているのよ叔母」

 「『オ・ネ・エ・サ・ン』だろうがサラ??」

 「ずびばぜんありーじゃおねえじゃん(すみませんアリーシャオネエサン)。」

 アリーシャは更に向かって左手で頬を抓りながらそう言うとこう続けた。

 「アタシは未だ『織斑千冬』と決着を付けなきゃいけないさね、

こんな所で油売っている暇はないさね。」 

 「けどその怪我じゃ!!」

 サラはアリーシャに向けてそう言うが其れでもとアリーシャはこう続けた。

 「御免ねサラ、けどこいつはアタシ個人の問題さね。決着付けなきゃ

アタシ自身が後悔しちまうんだよ。」

 「でも・・・その体じゃあ・・・。」

 サラはそう言ってアリーシャを見た。

 右目には痛々しく包帯が顔の半分を覆うかのように巻かれており

右腕は目に見えて分かる通り風が吹くとひらひらとしており

ベッドの方に目を向ければ右足もなかった。

 だがそれでも千冬と戦いと言う彼女の眼は本気であった。

 このまま不完全燃焼のまま引退など自分が納得できないからだ。

 然しどうするのかとサラが聞くとアリーシャはこう答えた。

 「聞いた話によるとだけどね、ISに義肢や義眼などを使って

機体を鋭敏化させるって言う計画があるらしいさね。それを受けようと

思っているさね。」

 「けどそれって・・・危険なんじゃ?」

 「大丈夫さね、アタシはこう見えてもあの事故でもここ迄回復して医者も眼ん球ひっくり返っていたさね。・・・もしもの時は『シャイニィ』を頼むさね。」

 そう言って笑ったのが・・・アリーシャの最後の笑顔であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そして実験を受けることとなったんですが・・・異常事態が起きたんです。」

 「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今から七か月前。

 『それでは、《テンペスタⅡ》との機体同調テストを始めますが

何か異常はありませんか?』

 「別に、何もないさね。」

 『それではIS起動と同時に義肢と義眼との同調を始めます。』

 「それじゃあ行くかね。」

 『気を付けてね叔母さん。』

 「だからオネエサンだっての!!」

 そう言う風に冗談が言えるほどだったのに・・・あの事件が起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アアアアアアアアアアアアアアア!!」

 「一体何が起きたんだ!?」

 「ISのコアネットワークがアリーシャの脳に

強制インストールさせているんだ!!」

 「止めろ!実験は中止だ!!ISを止めろ!?」

 「駄目です!ISがこちらからのアクセスを拒否しています!!」

 「叔母さん!!」

 サラはそう言って窓の向こうにいるアリーシャに声を掛けるがアリーシャは尚も悲鳴を上げていた。

 「xzcxvzvbxbんcvんvbm、ん。m¥。・んvvbxxz」

 何やら分からないが人が出してはいけない悲鳴であったことは理解できたが

サラはそれに対して何も言えなかった。

 「くそ!こうなったら」

 研究者が何か言う前にアリーシャの纏っているIS『テンペスタⅡ』が

突如機体出力を最大に上げて・・・攻撃してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そこからは曖昧なんですがどうも私はあの時爆風で失神した時に

その衝撃で死んだ研究者が私の上に覆いかさぶるかのように倒れていたのでそれで助かったと聞きました。」

 「・・・アリーシャからか?」

 「ええ・・・今でも信じられませんが。」

 サラはそう言ってこう続けた。

 「あの時叔母さんは私を守ろうとしてISを無理やり遠ざけたんだと思うんです。ですがその一件でISと人体を繋ぐこの計画は凍結してしまい研究者と

その計画に投資していたIS委員会の人も死んだと聞かれました。」

 「・・・何か済まないね、思い出してしまって。」

 それを聞いていえとサラはそう言いながら飲みかけのジュースを飲んでいると

日室はこう思っていた。

 「(こいつは間違いなくやめたほうが良いな、機体は出来上がっているけど

こんな過去があっちゃなあ。)」

 ISの・・・千冬のせいで叔母を植物状態にさせているのに

その原因が一つになっているIS学園に入れると言うのは酷だろうなと

そう思っていると日室はサラに向けてこう聞いた。

 「ねえさ・・・一つ良いかな?」

 「ハイなんでしょう?」

 サラがそう聞くと日室は・・・言いにくそうにこう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「君はISの事どう思ってるんだい?」




 サラの見た目は『アズールレーン』に出てくる『ザラ』です。
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