「君はISの事どう思ってるんだい?」
日室はサラに向けてそう聞いた。
何せ叔母の心を壊しただけではなく植物状態となって
今でも寝たきりの状態にさせたのだ。
それなのに何故未だ彼女はISに関わっているのだともそう感じたのだ。
サラ・ジョゼスターフはイタリアの代表候補生であると
同時にアリーシャの後継者とも言われる逸材でありその功績から《テンペスタⅡ》を受領されるほどの実力者でもあるのに関わらずと思っているとサラはこう答えた。
「私にとってISは叔母を奪った諸悪の根源ともいえるかもしれなせんが・・・ISを纏っている叔母が輝いている存在でもありました。」
「空が大好きで空軍に入隊したのもそれが理由、ISの国家代表生になったのも
それだけだったんですが織斑千冬と出会って叔母は本当の意味でライバルに出会ってそして・・・超えたい相手だと思っていたんです。」
「だから私が織斑千冬を超えれば叔母は目を覚ますかもしれない、
その一心で今まで頑張ってきました・・・ですが織斑一夏によって
私は彼の『クロッシングリンク』の素材になるんじゃないかと思って正直なところ
憎たらしく思っています。」
「・・・私がIS学園に行く条件はたった一つ《織斑一夏とは別の機体》でなら」
それを聞くと日室はこう答えた。
「ああそれね、それだったら君が乗るのは弐号機だけど一夏君とは別」
「本当ですか!?」
「うおわ!?Σ(゚Д゚)びっくりした!!」
「私は別の機体にしてくれるんですか!!」
「ああ、うん。正確には一夏君の機体と『クロッシングリンク』して
相互干渉するっていうコンセプトなんだけどそれでも?」
日室がそう聞くとサラは暫く考えてこう聞いた。
「其れってつまり・・・織斑一夏に戦う事とか出来ます?」
それを聞いて日室はちょっと待っててねエと言って学園の行事情報を見て
こう答えた。
「ええとねえ、それだったら全校対抗戦って言う企画が
無いわけじゃあないからあるかもだけど。」
それでと聞くとサラは暫く考えて・・・こう答えた。
「・・・分かりました、受けましょう。その代わりですが条件を。」
「良いよ・・・まあ何だか分かっちまったけど君の目的は・・・・・・・・・・
じゃないかなと思うけどそこんところは?」
「その通りです、それで宜しければ。」
サラがそう言うと日室は暫くしてこう答えた。
「分かった、最大限の譲歩となるならそれで。」
「ではまた。」
そう言ってサラが出て行った。
そしてその夜のピザが食べられる店
「成程な、そういう事が。」
「そ、そうなるけど千冬ちゃんはそれで良いの?」
日室がそう聞くと千冬はビールを飲んでこう答えた。
「奴の自由だ、学園に行ってどうするのかも奴と一夏が決めるべきだ・・・
だがなあ。」
「?」
千冬は何だか頭を痛々しくしているのを見てどうしたんと聞くと
千冬はこう答えた。
「アイツってさあ・・・色んな女の子いるだろう?」
「うんうん。」
「・・・・またフラグ建てはしないかと戦々恐々なんだ。」
「・・・。」
千冬の言葉を聞いてそれは流石にと日室はそう考えながらこうも思っていた。
「(まああそこ迄敵対心強けりゃあそれはないだろうな。)」
そう思っていたが・・・まあ世の中何がどうしてこうなったんだと思う事がしょっちゅうである。
その後日室はサラの脳波測定を行ったとの真実であることが分かったため
《テンペスタⅡ》の機体情報とを元手にして整備し直すと言う事と荷造りしてから日本に向かう事になったが為に日室達は次なる国へと向かおうとしていたが・・・倉持所長から電話が入った。
「エエエエ!《ルクーセンブルク王国》に入れない!?」
『そうらしいんだ、だから今連絡しているんだ。』
「何で!?」
『何でも向こうさんの開発主任が君のシステムを見て対抗意識を
燃やしている様でね、『クロッシングリンク』専用機の開発と言うよりも
開発主任の権限で入って来るなと言っているようなんだが
国も頭を悩ませている様でね。だけど来学期迄には来れるらしいから。』
「調整はどうするんですか!!」
『ああ、それについては秘策があるんでね。』
「?」
『まあそれは帰ってきてからのお楽しみと言う事で。』
倉持所長の言葉を聞いて日室は何だろうと思いながらこう続けた。
「じゃあ俺は此の儘帰るんですか?」
『まあそうなるね・・・と言いたいところだけど君にはとある所に行ってもらいたいんだよ。』
「何処です?」
日室がそう聞くと倉持所長はこう答えた。
『日本だよ。』
「ふざけんなとんぼ返りって一体何があったんですか!?」
日室がそう聞くと倉持所長はこう答えた。
『うむ、君も知っていると思うがドイツがISを手放してそれ以降は
今後の国防も兼ねて他国に留学していることは知っているよね?』
「ええ、はい。」
『今日本にその事もう一人が適合してね、それで』
「え、ちょっと待って下さい今のもう一度。」
日室は聞き違いだよなと思いながらそう聞くと倉持所長はこう答えた。
『うん、もう一人彼女とは別に適合』
「何処の国って言うか何でいるの日本に何で!!」
『うん、如何やら向こうさんが君が出て言った後から急に出てきてね。
それで今日本に待機しているんだよ。』
「何処からですか一体!?」
日室がそう聞くと倉持所長はこう答えた。
『ロシアからだよ。』
「何で帰ラサねええんだアンタって人は!!」
最早上司に対して言うべき台詞ではない。
次回は独自設定です。