「・・・と言う訳でいきなり2人とも駆け落ちして出て行ったって言う
話なんだけど・・・駆け落ちするならするってふざけんじゃないわよあの馬鹿どもがちゃんと交際しますとか言っておけばアタシだって相談乗るって言うか
アタシにも出会いが欲しい所なのにざけんじゃねえええええええええ!!」
女性はそう言いながらも・・・色々とあるが怒り心頭であった。
自身が店長として経営している喫茶店・・・執事&メイド喫茶だが如何やら
人数が足りなくて困っているようだ。
「其れだけじゃなくてウクライナとかのごたごたで今避難民の受け入れとかで
この国って今の人工の半分近くが避難民で構成されてるって知ってた?」
「ええまあ、ニュースとかで取り上げられてますし。」
一夏は彼女の言葉を聞いてそう答えた。
ウクライナ戦争から始まった避難民救済が端を発して日本は少子高齢化に伴う
人口減少によって発生する労働人口減少に終止符を打つために大胆な政策を
打ち出したのだ。
それこそが『難民救済及び帰化計画』。
詰まる話が避難してきた国の安定が確認されるまでは日本人として扱う政策で
特別労働許可、入居許可などが下りた。
それに伴い今の日本はアメリカがサラダボウルと例えられるならば
今の日本は『寄せ鍋』と例えられている。
「そう言うので本来だったらその人たちを雇用したいところだけど如何せん
日本語とか分からない人達が多いから今じゃあ日本語学校乃先生たちは
大慌てってのも知っていると思うけどウチのメニューは日本語だからさあ、必然的に日本人か日本語が喋れる人間って事になるのよねえ。」
そう言って項垂れていると・・・一夏達を見てこう言った。
「そこで君たちなのよ!お願い協力して!!今日は本社から視察の人が来る日で
重要なのよ私にとって!!これでへましたらアタシの首が飛ぶから!!」
お願いと頭を下げるが一夏達はどうしようかと考えていた。
何せ自分たちはIS学園の生徒だ、アルバイトなど出来る訳が無く
学業優先であった為どうしようか考えているが・・・ここ迄然も頭下げてまで
頼まれるとなあと一夏はそう思っていると・・・閃光がこう言った。
「受けるのはドウダ?」
「え?」
「ここまで頼み込んでいるしそれにお前は後ろで雑務していればバレるリスクは減るだろう?」
「良いのか?」
「ああ、お前は私が守る。」
閃光が笑顔でそう言うと一夏はこう答えた。
「・・・分かりました、お受けします。」
「!!ありがとう!!」
そして一夏達は『αクルーズ』と言う店に入って着替えさせてもらった。
一夏は執事服、閃光達はメイド服であるが・・・ぶっちゃけた話胸元が
苦しいと言う理由でエルベ以外の全員が胸元を開けていた。
そして接客が始まった。
「叩義君!4番テーブルに紅茶とコーヒーお願い。」
「分かりました。」
一夏はそれを聞いて商品をトレーに乗せて運んでいた。
何故かと言うと男性女性問わずに来るため人数に偏りが無い様にするために
一夏も接客することになったのだが偽名を使っている為バレない様にしている。
「お待たせしましたお客様、紅茶とコーヒーでございますが紅茶のお客様は?」
「は、ハイ。」
一夏よりも年上であろう女性はその光景を見て緊張していると一夏はこの店の『とあるサービス』についての要不要を聞いた。
「お砂糖とミルクはお入れになりますか?宜しければこちらで入れさせることも出来ますが?」
「お、お願いします是非!砂糖とミルクを多めで!!」
「私も同じく!!」
彼女たちは何時もならばそういう事は言わない程のストレート派なのだが一夏(正体を知らないがイケメンである為接客されたいという思惑)というイケメンに淹れて欲しいが為に態とそう答えたのだがそれを見た店長はと言うと・・・。
「計画通り」
にやりと某汎用人型決戦兵器に出てくるツンデレみたいな親父の様な笑みを
浮かばせてそう呟いた。
そんな事露知らず一夏は要望通りにきちんとスプーンで音を鳴らさずに
回し終えると2人に向けてこう言った。
「どうぞ。」
「「ありがとうございましゅ!!」」
互いに最後に嚙んだがそう言って頼んだ飲み物を震える手で一口飲んだ。
「それでは、また何か御用等がありましたら何なりとお呼びくださいお嬢様。」
「「ひゃ・・ひゃい。」」
それを聞いて腰砕けみたいな感じになった女性達から去った一夏は
他の面々の方も見た。
閃光の場合
「ねえ、君可愛いね。名前教えてよ。」
「・・・・」
「あのさ、お店何時に終わるの?一緒に遊びに」
「申し訳ありませんが当店はその様なサービスは受け付けておりませんし
それに・・・私には既に先約がいますのでそれでは。」
「「「嘘だー----!!」」」
閃光の一夏に目配せしてニコリとする表情を見て砕け堕ちる男性人たちがいた。
サラの場合
「お水でございます。」
「こ・・・これはどうも。」
サラの上品な行動に(主に胸の谷間に目がいっているが)奪われている
男性がこう聞いた。
「ね、ねえさ。店が終わったらでいいからどっかでお茶でも」
「他にご注文はありますでしょうか?」
「え、いやその・・・ね、お店が」
「他にご注文はありますでしょうか?」
「いや・・・だから・・・その」
「他・にご・注・文・はあります・でしょうか?」
「いや・・・ありません。」
「では何かありましたらお声を。」
ではと言って立ち去るサラを見て他のメイド達はォォォォと喝采をあげていた。
エルベの場合
「コーヒーでございますわ。」
「ありがとうお嬢さん、どうだろう?君を優先的に指名するから
今夜食事にでも」
「あら?お食事ともなれば赤坂にあるお寿司屋さん?
それとも銀座の高級ホテルでのディナーですか??」
「え・・・いやその・・・そこまでは流石に」
「申し訳ありませぬが私そう言う店しか行ったことが無い為
行けますのででは。」
「そ・・・そんな~~。」
それを聞いてがっくりとする男性を見てニコリと笑顔であった。
チェルパの場合
「紅茶でございます。」
「ねえオネエサン、俺らと食事行かね?仕事なんて辞めちゃってさあ。」
「そうそう、良い店位知っているし其の儘皆でドライブってのもさ。」
そう言う人間たちが下簸た視線でチェルパを見ているとチェルパは・・・
丁度近くを通りかかった一夏の腕を掴んで自身の胸の谷間に挟ませてこう言った。
「御免なさいね皆様、私彼と既に約束しているので行きましょダーリン♡」
「え・・・おおおお。」
それを聞いて取敢えずはそう答えた一夏は其の儘チェルパと一緒に離れると
それを見た男性たちはガーンと口を大きく開けた状態でそれを見ていた。
「嘘だろ、銀髪巨乳だけじゃなくてあの蒼髪爆乳もだと・・・!」
「この世は矢張り不平等で成り立っているって訳かよクソが・・・!!」
怨年の様な声が響く中でバックヤードに戻ると閃光がチェルパに向けて
こう言った。
「貴様『ダーリン♡』とはなんだ今のは?」
「あら?ああ云うお客様にはこう言ったほうが手際が早いから良いのよ?」
「ならば今すぐ離れろ一夏が仕事出来んぞ?」
「良いじゃないの?私一度こう言う風に歩きたかったから少し位。」
「ウウウウウウ・・・だったら私も!」
「うおわ!?」
一夏は突然もう片方の腕にくっついた閃光を見て驚くが
それどころではなかった。
両名の大きな胸の谷間に挟まれて身動きできないどころか人肌の暖かさに
慌てていたのだ。
因みにそれを見ていた男性スタッフは内心こう思っていた。
『『『『『もげろリア充!!!!』』』』』
そう思っていると・・・事件が起きた。
「手前ら全員動くんじゃねえ!!」
覆面を付けた男性三人が突然として現れたのだ。
泥棒出現。