アンケートありがとうっぽい!
②の形式でこれからは書いていくっぽい!
そして、日間ランキング一位本当にありがとうっぽい!
夢のようで、思わず頬を抓っちゃったっぽい!
三日間、哨戒に出ても深海棲艦を見かけることが無かった。
今までを思えば三日くらいなら誤差かもしれない。
けれど、私にはこれがどうにも戦力を集結させているようにしか思えないのだ。
球磨ちゃんとも話して、意見は一致。
前日の球磨ちゃんが行った資源調査でも深海棲艦を見かけることが無かったらしい。
私はこれを受けて、すぐさま大本営へと報告。
そして、万が一を考えて艦娘を何人かこちらへ滞在させられないか打診をした。
しかし、どこの鎮守府でも手が回っていないのが現状。
なんとか取り付けられたのは、緊急事態が起こった場合に、近くの鎮守府から可能な限り早く艦娘の派遣をするというもの。
何せ、どの鎮守府も多くて精々が5人程度しか艦娘がいないのだ。
まだまだ、起こってもいない懸念事項のために派遣を行うのは難しい。
他の無人島の例を見ると、ここを深海棲艦が占領しようとやって来てもおかしくはない。
そのため、哨戒以外の時間は島の防衛設備を整える日々であった。
配信も控えて、妖精さんとも相談しつつ、疲労を溜めないように過ごす。
いつもより楽な状態にあるというのに、気は休まらず、なかなか難しい。
そして、その時はやって来た。
予め準備していた、配信画面を呼び出した。
この配信はあまり適切では無いかもしれない。
けれど、私がやりたかったから配信をするのだ。
『時間が無いから、要点だけ伝えるっぽい。今から三分前、一〇〇七。哨戒中の球磨が深海棲艦の群れを発見。確認出来ただけで、駆逐イ級が十二隻、駆逐ロ級が四隻、そして軽巡ホ級が三隻。球磨は交戦せずにすぐに帰投。補給を行った後に、夕立と球磨の二人でこれらの迎撃に当たるっぽい』
おおう、いつになく真面目な夕立ちゃん
しかし本当なら配信なんてしていて良いのか?
球磨ちゃんの救援に向かうべきでは?
『私が、配信を始めたのは私が生きたというところを残したかったからっぽい。だから、死ぬかもしれない今この時こそ、配信をするべきっぽい! それに球磨ちゃんとは既に作戦を練ってあって、ひとまず戻ってくることが第一優先になっているっぽい! 下手に救援に向かうと二人揃ってやられる可能性もあるし、深海棲艦から逃げるだけならよっぽど大丈夫っぽい!』
死という文字がこんなに身近に……
しなないで
配信に命をかけるとはまさにこのことか……
今ばかりはふざけるにふざけられない
何より夕立ちゃんの声音が本当だということを語っている
『そんなに心配しなくても大丈夫っぽい! この日のために準備してきたんだから大船に乗ったつもりで見ていれば良いっぽい! この動画が、日本で初めての大規模戦闘の資料になるっぽい!』
球磨からの連絡を待つ。
予定通りならば、敵発見位置から考えて、もう戻ってくるはずだが。
そして、無線が鳴る。
「球磨だクマ! 残り一分で作戦海域を抜けるクマ! 深海棲艦はおよそ三分後に同地点に到着予定クマ! 魚雷を適当に全弾ぶっ放してイ級2隻とロ級1隻は沈めてやったクマ! 一分後、作戦地点で交代を願うクマ!」
『球磨ちゃん最高っぽい! 残り敵深海棲艦は合計十六隻! 補給をすぐ済ませて二分で戻って来て欲しいっぽい!』
「余裕クマ!」
返事を聞くや否や、海へと飛び込む。
身体は沈むことなく、艤装の力によって水上を滑り始める。
作戦海域は泊地を抜けてすぐ傍、約一km地点にあった。
本当に最終防衛ラインだが、たった二人で深海棲艦に立ち向かうために考えた苦肉の策だ。
作戦海域?
最近、準備しているみたいなツイッチーは見かけたが
球磨ちゃん逃げながら迎撃とか強い
進むとすぐに球磨の姿が見えた。
一直線にこちらに向かってくる球磨とハイタッチをして、全く同じ航路を進む。
球磨が引き離すことが出来た距離はおよそ三分。
だが、全ての敵が砲を撃って足を止めていた訳では無かった。
先行してくる駆逐イ級が二隻、夕立の視界に入った。
刹那、夕立が砲撃を開始する。
球磨を追いかけていたイ級はすぐには止まることが出来ず、夕立の砲撃へと突っ込んでしまう。
一隻が沈んでいった。
もう一隻も、一対一の状況下で夕立が負けるはずが無かった。
『イ級二隻なら無傷で勝てるっぽい! これで、目視で確認した敵数は残り十四隻。もっとバラバラに突っ込んで来てくれると嬉しいっぽいけど……』
流石、普段の哨戒でも二隻相手に無傷だもんな
イ級なら艦娘の方がよっぽど強い?
あっ
フラグ立ってしまったか……
そんなに甘いはずも無く、イ級を相手取っている間に目視可能距離まで接近してきたのは、軽巡ホ級を含む残りの十二隻。
戦いは数だ。
どんなに一人の力が強くとも、それを上回る数で対処をすれば勝つことは難しい。
そもそも軽巡ホ級に至っては、スペックとしても勝っているか怪しいところだ。
量産型の深海棲艦は艦娘と比べて、同艦種よりも弱めになることが多いが、それでも軽巡洋艦を模した深海棲艦は脅威であった。
『撤退! 撤退するっぽい! 球磨ちゃん、準備は良いっぽい!?』
「大丈夫だクマ! 作戦通り、三秒後に夕立ちゃんに向かって魚雷を撃つから、絶対避けてクマ!」
『了解っぽい! 二、一、やって!』
「クマあああああああああああ」
無線越しだった声が近くから聞こえた。
夕立はUターンをして、深海棲艦からすぐさま距離を取る。
行き道と同じ航路を通って球磨の元へと向かう。
当然、深海棲艦は砲撃を開始するが、そこは速度に優れる駆逐艦。
何度か掠りながらも、
瞬間、夕立は左に向かって全力で飛んだ。
その真下を球磨が放った魚雷が進んでいく。
そして、夕立を追いかけてきていた軽巡ホ級に命中する!
大きな水柱が立ち、軽巡ホ級が沈んでいくのが見えた。
すげぇ
コメントが一瞬飛んだ……
すっごい綺麗にハマってる
でも、時々掠っててもう息が止まりそう
「まだまだぁ! クマあああああああ!!」
『夕立だって負けてられないっぽい!』
そして、正面に砲撃をばら撒く。
敵艦を沈めることは出来なかったが、砲撃を避けるように敵が二分された。
右翼にイ級三隻、ロ級二隻、ホ級一隻。
左翼にイ級五隻とホ級が一隻。
それぞれがホ級を旗艦とするように、夕立と球磨の元へと距離を縮めようとする。
このままでは包囲される。
が、夕立と球磨にほど近い右翼側のホ級が急に爆発をする。
それに連鎖するかのようにして爆発した衝撃に、追随していたロ級も巻き込まれ、沈む間も無く、粉微塵となった。
お、おお?
何が起こった?
分からん、急に深海棲艦が爆発した
もしかして、機雷?
『上手く掛かってくれて、助かったっぽい! 今のうちに指揮系統が無くなった右翼側のイ級を叩くっぽい!』
「もちろんだクマ! ここだけならこっちが有利だクマ!」
夕立と球磨が同じ航路を通っていたのは、そこしか通れないからだった。
夕立の策により、周辺の海には妖精さん印の機雷がそこらじゅうに張り巡らされている。
その情報を知る夕立と球磨は航路を絞り、その航路を敵に使わせずに分断、機雷のある地帯へと誘導。
十隻以上いる深海棲艦の群れに対して、局所的に有利な局面を生み出したのだ。
左翼へと散ったホ級とイ級は機雷に掛かってこそ無いものの、周囲を警戒して身動きが取れなくなっている。
その間に残ったイ級三隻を沈めるなど、夕立と球磨にとっては簡単なことだった。
結果、最初は圧倒的な数の差があったにも関わらず、残りの敵はホ級一隻とイ級が五隻。
もう策は残っていない。
あとは気合で、勝ちを掴みとるしかないが、上手く分断出来たおかげか、この数ならば負ける要素は少ないように思える。
夕立は掠り傷こそ付いているが、まだ戦闘に支障は無いレベル。
球磨に至っては、一度補給をしているため、無傷に近い。
しかし、足元を掬われる瞬間というのは、得てして勝ちを確信した時、すなわち心に余裕が出来た瞬間だろう。
夕立は足元に迫るソレに気が付かなかった。
「! 夕立ちゃん、危ないクマ!」
直前、球磨が気付き、声を上げるも手遅れだった。
夕立のいた場所に、大きな水柱が立った。
耳、耳がああああああああああああ
何が起こった!?
画面が真っ白に!?
嫌あああああああああ
ぽい!
なるべく毎日更新はしたいけれど、
戦闘になると無い頭を振り絞って流れを考えているっぽい!
(明日更新出来るかは怪しいっぽい……)
が、頑張るっぽい!