私の吸血鬼生 作:スカーレット
今日は私、『レミリア・スカーレット』の10歳の誕生日である。実は私が生まれたこの世界。なんと能力は10歳にならないと自由に使えないらしい…!つまり、私は今日から自由に能力が使えるのだ!まぁそんなに乱用すると疲れるからそこまで何度も使うつもりないけどね。
「レミリア、そろそろ準備はいいか?もうすぐお前の誕生日パーティーが始まるぞ」
おっとお父様が呼びに来た。行かなくては。私は今、普段来ている服とは全く違う、煌びやかなドレスを着ていた。見た目がこんなに子供では似合わないかもしれないが、お父様やお母様、フランは可愛いって言ってくれたし、大丈夫でしょ。そんな軽い気持ちである。
「うん、分かった!すぐ行く!」
さぁさぁ皆、待たせたな!主役の登場だ!
「お、あれがレミリア嬢か。へぇ、父親に似ずに端正な顔立ちしてんじゃねぇか」
「やめろよ、聞こえちまうぞ」
いや、もう聞こえてるよ。私達スカーレットの聴力を舐めるな!
「うーむ、コホン。えー、皆に先ず1つ言う事がある。俺をバカにするのは構わんが、レミリアの事をバカにしたりするのはやめてくれ。それをしたのが分かれば、すぐにでもこの世から消し去ってやるからな。無論求婚盍以ての外だからな!」
お、おう、お父様も必死だねぇ。私に告白してくるヒト盍居ないでしょうに…。あ、レミリアが綺麗じゃないって言うわけじゃないよ?私はレミリアとは違って髪の手入れとか全くしてないからね。そういう事だからね?……私は誰に弁解してるんだろ。
「こんにちは、レミリア嬢。私東の国の1つ、ジパングからやって来ましたさとり妖怪にございます。今宵はお目にかかれて光栄でございます」
ジパング?あれ、それって日本の事だよね?このヒト日本から来たの?こりゃまた長旅だったねぇ。
「うん?あの時のさとり妖怪。またこんな所に来たのか…。で、何か用か?」
「***********」
…………え?な、なんて言ったの今。え、え?お、お父様は分かってるみたいだし、どういう事だ?
「*************************」
うわぁ、今回はさらに長い言葉が出てきた…!もう理解するのは諦めよ。
「…レミリア、今すぐにフランドールの所へ行って待っていなさい。俺は少々出かけてくる。何かあればコイツを頼れ。ゼロ!」
「はい、こちらに」
「聞いていただろう。レミリアの事を頼むぞ」
「お任せを」
……?どうしたんだろう。まぁ考えても分からないことはわかってるし、大人しくフランの所に行くかな。
「フーラン♪」
「あ、お姉ちゃん!どうしたの?お父様たちは?」
「うーん、それがね、お父様出かけるらしいんだ。だからフランと一緒に居なさいって」
「そうなんだね。じゃあ遊ぼ!」
「うん、いいよ。何したい?」
私達はそれから無邪気にも遊び回った。パーティーもそろそろ終わる頃になってお父様は帰ってきた。何かを抱えていたけど、それが何かは分からなかった。
「それは誕生日プレゼントだ。おめでとう、レミリア」
なんと誕生日プレゼントらしい!そんな事の為によく分からない言語を使ったのかな。
「ありがとうお父様!開けてみていい!?」
「あぁ、勿論だ。気に入ってくれれば嬉しいが…」
あ、ロケットだ。右にはフランの写真、左にはお父様とお母様の写真が入ってる。
「ありがとう!大事にするよ!!」
「うむ、気に入ってくれて何よりだ。さぁ、そろそろ日が明ける。もう寝なさい」
「はーい」
このロケット、ちゃんと大事にしないとな。何がなんでも守らないと!