奈落の底に降りたって丁度10日。
今はその100層目
「ここは………」
「推測するに、どうやらゴールのようです」
辿り着いた巨大な空間
その奥には巨大な扉があった。
「おそらく、ハジメ達はあの扉の向こうだな」
扉に向かって踏み出す
すると、部屋の中央に巨大な魔方陣が現れ、有るものを召喚した。
「まあ、そう簡単には行かないだろうな……」
それは、全長が30mはあろうかという六首の龍だった
それはまさしく多頭龍の怪物―――【ヒュドラ】
「「「「「「クルゥゥゥアアアアン!!!」」」」」」
「「邪魔」」
そう言いながら、ショウは赤い頭と青い頭の首を、アシストは緑の頭と黄色い頭の首を切り落とした。
しかし、白い頭が吼えると、逆再生でもする様に頭が戻る。
(チッ、メンドイな)
すかさず回復魔法を行使した頭を狙って撃つ。だが、他の頭が魔力の盾を発生させて弾を弾く。
(なら、あれを試すか)
ショウが何かを思いつき、それを実行するために、アシストを呼んだ。
「来い!アシスト!」
「はい」
その呼び掛けに答えるかのように、アシストは残像が現れるくらいの早さでショウの元に駆けつけ、ショウに抱きついた。
「行くぞ、アシスト!――〝融合〟!」
そう言うと、ショウ達の周りを魔力で出来た膜が包み込む。
ヒュドラの多数の属性のブレスを放つが、ものともしない。
ヒュドラのブレスが終わった途端、その膜は霧散し、空気中に消えた。消えた膜の中からは銀髪蒼眼のショウが現れたその左目には蒼白い光が、炎のようにただよっている。
―そちらに解説を入れます―
―変成・魂魄・昇華複合派生魔法 融合魔法―
―これは変成魔法と魂魄魔法と昇華魔法を『複合魔法』の派生技能『派生魔法』で作ったショウのオリジナル属性の魔法です―
―その効果は名前の通り二つのものを一つに融合させる魔法です―
―さらに、融合した者のステータスは融合する前の者のステータスを合計したものとなり。さらに、両方の技能を全て使え、解除後の後遺症がないという親切設計なのです―
―ですが、デメリットもあります。それは使用中の間、術者の魔力を消費し続ける事です―
―ですが、ショウの魔力は-∞ですので、今は常にそれを反転してる状態なので実質ただの∞なのです―
「「それじゃあ、一気に」」
「いくか!」
「いきましょう」
―全武器一斉召喚 攻撃開始―
するとスカイセイバーとヴレイブランサーとガードウォール―とメテオバレットを1000機づつ召喚して一斉攻撃を開始した。
するとものの3分くらいで白い頭の回復が追い付かなくなり、全て頭が消滅した。………だが、その体は倒れない。
その時だった! 胴体から新しい首が生え、白い光のブレスを吐いた!!
「「しつこい」」
そう言いながら反魔力の障壁を展開して防いだあと、そのまま反魔法の大剣を作り、首を跳ねた。
「弱………」
そう言いながらショウは異空間収納にヒュドラモドキを仕舞った。
ショウは魔法を解いてアシストと二人で扉に向かった。
「さあ、いよいよだ。ここまで1ヶ月、長かったな」
「そうですね。でも私にとっては楽しい1ヶ月でした」
「そうか。じゃ、いくぞ!アシスト!」
「はい、ショウ!」
こうして二人は最深部のその先へ進んだ。
次回予告
遂に奈落の底までたどり着いたショウとアシスト。そこに広がっていたのは綺麗な庭と、変わり果てた友人達。そして今、ショウは彼等の辿った歩みを知る。
次回 『再会、そして驚愕』
ぜってー見てくれよな!
気分転換用の小説書きたいけどどれがいいかな?
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防振り×ウルトラマンZ
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魔王学院×仮面ライダーディケイド
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ありふれ4種
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その他(コメントにて受付)
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作者の自由な意思の元にあらんことを