魔王と救世主で世界最強   作:たかきやや

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いやー、遂にありふれ2期来ましたね!それではエンジン入れて頑張りたいと思います!


会合 ~魔人族と魔王一向~

 

 

 

何の前触れもなく、突如、天より放たれた白き極光。

 

 

 その光は、今まさに最後のマグマ蛇に止めを刺そうとしていた香織に絶妙なタイミングで襲い掛かり、凄絶な熱量と衝撃を以て香織を破壊の嵐の中へと呑み込んだ。

 

 

「か、香織ぃ!!!」

 

「チィ!」

 

 

 雫の絶叫が響き渡り、ハジメが飛び出す。香織が極光に飲み込まれる光景を、少し離れた場所から呆然と見ていることしか出来なかったユエとシアとティオだったが、出会ってこの方一度も聞いたことのない雫の悲痛な叫び声に、ハッと我を取り戻した。

 

 

 轟音と共に香織の真上から降り注いだ極光は、そのまま最後のマグマ蛇をも呑み込んで灼熱の海に着弾し、盛大に周囲を吹き飛ばしながら一時的に海の底をさらけ出す。極光は、しばらくマグマの海を穿ち続けたが、次第に細くなっていき、遂にはスっと虚空の中へと溶け込むように消えていった。

 

 

 必死に香織のもとへ飛んでいくハジメの目に、消えた光の中から、ボロボロになりながらも、なお空中に留まっている香織の姿が飛び込んできた。しかし、胸と顔を守るように両腕をクロスする形で構えていた香織は、直ぐにバランスを崩すと、そのままハジメに抱き抱えられ、近くの足場に着地した。

 

 

「香織!香織!」

 

 

 顔にこれ以上ないほどの焦燥感を滲ませて、『王者の威光』に香織の治療を命じるハジメ。香織の状態は、かなり酷いものだった。左腕は焼き爛れて骨まで見えており、右腕のガントレットも半ば融解している。頬から首筋にかけて深い傷が入っており血が止めどなく流れ出していた。更に、腹部全体が黒く炭化してしまっている。それでも、内臓まで損傷していない。

 

 

 あの時、極光が香織に向かって降り注いだ瞬間、香織は間一髪、身体を捻ることで極光に対して正面を向き、〝金剛〟の派生〝集中強化〟と〝付与強化〟を行った。そのおかげで、頭部は付与強化された義手で守られ、心臓や肺は右手とドンナーで守ることが出来た。腹の部分も特殊な魔物の革を使った衣服を着ていたため、それに〝付与強化〟することで防御力を上げた。香織自身の魔耐の値が並外れていることもあり、命に別状はないようだ。

 

 

 『王者の威光』はすぐさま香織を包み込み、時間を巻き戻す様に肉体を再生する。

 

 

「……ん、んぁ………は………くん…………?」

 

「! 香織…!」

 

 意識を取り戻した香織を強く抱き締めるハジメ。香織は驚いて『きゃ!』と発しながらハジメの心情を理解して、優しく抱き返す。

 

 

「……看過できない実力だ。やはり、ここで待ち伏せていて正解だった。お前達は危険過ぎる。特に、その男は……」

 

 香織達の元へ駆け寄ろうとしたユエ達は、その声がした天井付近に視線を向ける。そして驚愕に目を見開いた。なぜなら、いつの間にか、そこにはおびただしい数の竜とそれらの竜とは比べ物にならないくらいの巨体を誇る純白の竜が飛んでおり、その白竜の背に赤髪で浅黒い肌、僅かに尖った耳を持つ魔人族の男がいたからだ。

 

 

「まさか、私の白竜が、ブレスを直撃させても殺しきれんとは……おまけに報告にあった強力にして未知の武器……他の女共もだ。まさか総数五十体の灰竜の掃射を耐えきるなど有り得んことだ。貴様等、一体何者だ? いくつの神代魔法を修得している?」

 

 

 ティオに似た黄金色の眼を剣呑に細め、上空より睥睨する魔人族の男は、警戒心をあらわにしつつ睨み返すユエ達に、そんな質問をした。ハジメ達の力が、何処かの大迷宮をクリアして手に入れた神代魔法のおかげだと考えたようだ。

 

「………べ」

 

「何だと?」

 

「滅べ!」

 

 ハジメから溢れるプレッシャー。大切な恋人を攻撃した魔人族への殺意に反応した『王者の威光』が重力特異点、空間振動、魂魄衝撃波、各種属性最上級魔法が再生魔法による加速で生物の認識を越える早さで放たれる。

 

 

 その勢いは流石は概念魔法と言うべきか、竜と魔人族を巻き込んで天井を貫き、空に穴を開ける。

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオン

 

「………私の立場が無い」

 

 遅れて聞こえてくる空気を貫く音をBGMに呟く魔法チートのユエさん。一同は悟った様な目をしながら静かに頷いた。

 

 

「これほどの力を易々と放つか…………だが、良いものが見れた!」

 

 倒したであろう先ほどの魔人族の声がこの場の全員の耳に入る。辺りを見回すと、すぐソコにその魔人族の頭が転がっていた。

 

 

「分身を貴様の方にして正解だったな。やはり貴様は危険は存在だ。この場は引くが、何時かこのフリード・バウアーが我が神『アルヴ』の名に懸けて倒す」

 

 

フリードと名乗った魔人族の分身はハジメに向かい、そう宣言する。

 

 

「…………」

 

「ハッくん?」

 

ハジメは香織をそっと寝かせるとフリードの前に立ち、殺意の籠った目で言い放つ。

 

 

「敵は殺す。例えそれが神であったとしてもだ」

 

「その言葉、忘れるのでは無いぞ………」

 

フリードの分身はそう言い残して消えていった。

 

 

 

 

 

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時を遡り少し前。その頃、ショウとミュウちゃんは

 

 

「ひゃっほぉーーーーーーーーーーー!」

 

「なのーーーーーーーーーーーーーー!」

 

 砂漠の砂でサーフィンしていた。

 

「まさか風魔法を砂の中に送りこんで砂場を流動化して重力魔法でボードや自身が砂に埋もれない様に軽量化。そして魔法の威力や方向を調整して移動方向に波を起こす…………流石はショウですね」

 

 と日傘をさして2人を見守るアシストさんの丁寧な解説。ありがとうございます。

 

 

「まーた作者出てきてやがる」

 

「無視しましょう」

 

「? おじちゃん、アシストお姉ちゃん、誰の事を話しているの」

 

 私だ

 

 

「何でも無いよミュウちゃん」

 

「少しノイズがはしっただけです」

 

 泣いて言い?

 

 

 そんなやり取りをしていると、グリューエン大火山の方から爆発音が起こり空気が揺れた。

 

 

「………ハジメか」

 

 今の出来事を『全事象把握』で理解するショウ。すぐに『念話』を繋ぎ、ハジメにコンタクトを取る

 

 

「『あー、てすてす。ハジメ、派手にやったね』」

 

『ああ、それより………いや、全部わかってんだろ?』

 

「『もーちろんさぁ!魔人族も敵ね。じゃあ今後の為に装備の調整とハジメの新フォームと嫁'sの新フォームと…………心が踊る』」

 

『若干楽しんでねぇか?お前』

 

「『いやぁ、インスピレーションが沸きまくって止まらないんだよ。じゃ、楽しみにしてるよ』」

 

『ああ』

 

 そう言って『念話』を切る2人。ショウはそのままアシスト達の方を向き

 

 

「ハジメもうすぐ帰ってくるって」

 

「じゃあご飯の準備をしましょうか。ミュウ、手伝ってくれる?」

 

「ミュ!」

 

 そう言ってショウ達はアンカジの城の厨房を借りてハジメ達のご飯の準備を始めた。

 

 

 

 

 

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おまけ

 

Q新フォームの使い心地どうだった?

 

香織「かなり便利だったけど、被弾したとき用に防御力が上がると助かるな」

 

ユエ「………温度管理以外は使って無いから評価しにくい」

 

シア「新武器が思いのほか馴染みました!これいいですぅ!」

 

ティオ「妾もユエと同じ意見じゃ。ただ、もう少し装甲の締め付けWo(ほっといて次へ)」

 

雫「正直に言うと助かるけど…………自分自身が強くなってる訳じゃないから何か複雑ね」

 

 

 

ハジメ「って言ってた」

 

ショウ「じゃあ香織はんのをメインに強化するか」

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