魔王と救世主で世界最強   作:たかきやや

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私事ですが、就職しました


救世主と姪の1ページ

 

 

 

パラパラパラパラパラパラ

 

「うん、これもいいな。これも使えそうだな。後は………」

 

 ミュウ宅の空き部屋の一つを借りて、いつもと違う姿で本棚の迷路の中でさ迷うショウ。

 

 

 蒼をベースにした文豪を彷彿とさせるような大正モダンな衣装を身に纏う『虚空の検索者』フォーム。この姿を使うと、世界中のあらゆる情報とショウの記憶の底に存在する情報を手に入れる事が出来るフォームだ。

 

 

「ただ、情報が多すぎて検索を掛けないといけないけどな。これは別にいらないかな?これは良さそうだしこれはいらないこれは使うしブツブツブツブツ──」

 

 そう呟きながら。本に手を伸ばしては戻したり抱えたりするショウ。彼は今、ハジメ達の新たなフォームに使うモチーフを探している。

 

 

 今見てる読者の方々は勘づいているだろうか?これまでのショウの執事以外のフォームには全てモチーフが存在する。

 

 

 例えば今回出てきた『虚空の検索者』フォームは仮面ライダーWのフィリップの他に文豪や本をモチーフにしたキャラを混ぜて作られている。

 

 

 他には、割りと良い頻度で出てくる『運命灼熱』フォームはガンダムシリーズのディスティニーとデュエル・マスターズのテスタ・ロッサの二つの要素を合体した姿だ。

 

 

 このようにショウの姿には様々な創作物をモチーフにフォームを作り上げており、ハジメ達の新フォームも同じ行程を踏んで作っていっている。

 

 

「──ブツブツブツブツ……あ、もうこんな時間か。そろそろ切り上げるとしよう」

 

 ふとショウが時計を時計を見ると、元の服に着替えてから本棚を仕舞う。今日は午後からミュウと遊ぶ約束をしており、約束の時間まで後ちょっと。遅れない様に五分前行動の精神でその場を去っていった。 

 

 

 

 

 

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「叔父ちゃん!」

 

「あいよー。アシスト」

 

「はい」

 

 現在ショウはアシスト、ミュウの二人と海で遊んでいる。ハジメがいない時間を楽しい時間で埋めてなるべくミュウが寂しがらない様している。

 

 

 今は魔物の皮で作ったボールを使ってバレーみたいなのをやっている。軽いトスでボールを回すアレだ。

 

 

 ハジメが今回の『メルジーネ大迷宮』を攻略したら、新しい神代魔法を使用した装備を作ったりミュウと思い出を作ったりするのだろうが、それでもお別れの時は来る。地球に帰る手段が出来てもレミアさんがこっちにいるからミュウと一緒に行けるかも分からない。

 

 

 だから、こうしてミュウの思い出作りを全力で行なう。叔父として精一杯ミュウと遊ぶ。今の俺に出来る事はそれだけだ。

 

 

 

 

 

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「は~… 沢山遊んだな~」 

 

「みゅ!」 

 

「楽しかったですね」

 

「あらあら、よかったじゃないミュウ」

 

 あの後、夕暮れまで遊んでミュウの家でご馳走になっている。

 

 

 海上都市ならではの海鮮料理を口に運びながらこの後ミュウと何して遊ぶかを考えていると、先に食べ終わったミュウが口を開き

 

 

「叔父ちゃん!ミュウ、この後叔父ちゃんのお手伝いしたいの!」

 

「手伝い?ああ、新衣装の奴か?」

 

「ミュ!」

 

 ミュウはその通りと言うように返事をする。正直、あまり見せなくない所だが、ショウとしては本人の意思を尊重すべきと思いつつ、ミュウがハジメ達の役に立ちたいと言う気持ちを汲み取り

 

 

「いいよ。でも使わない本はちゃんと元の場所に戻してよ」

 

「はいなの!」

 

「よし良い子だ。ごちそうさん、じゃあミュウ。行くぞ」

 

「なの!」

 

 ショウはミュウを引き連れて朝借りた部屋に行き、再び『虚空の検索者』フォームへ変わり本棚を展開する。

 

 

 そして、【異空間収納】から籠の様なものを取り出してミュウに渡す。

 

 

「ミュウ、目ぼしい本があったらこの本に入れてくれ。それと、本を選ぶときはパパやお姉ちゃん達の誰かが出来そうだけど無理そうだなって本を選んでくれると助かるな」

 

「はいなの~」

 

 ショウからのオーダーを聞いてミュウは籠を片手に走って行った

 

 

「………さて、俺はこっちの本を少し削るか」

 

 

 そう呟いてショウは自ら選んだ本を吟味し、「やっぱ必要ない」と思った本を片っ端から元の場所へ空間魔法で転送していく。

 

 

 

 

 

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「さて……ここまで削れば良いかな~?」

 

 50冊以上あった本を10冊にまで削り、本を並べるショウ。この後ミュウが持ってきた本を追加しつつ原案を書き上げ、ハジメが帰ってきたときに打ち合わせながら書くのだが、まだミュウが戻って来ない。よっぽど苦戦しているのだろうかショウが少し様子を見ようと体を向けたその時

 

 

「叔父ちゃーん!」

 

 タイミングを見計らった可のようにショウを呼びながらステテテテと走って来るミュウ。思わずショウは

 

 

「Nice timing」

 

 と若干ネイティブに指を鳴らしながら出迎え、籠ごとミュウを持ち上げる。

 

 

「どうだった?良い本は見つかった?」

 

「バッチリなの!」

 

 ショウの問いかけにvサインで答えるミュウどうやら自身があるようだ

 

 

「それじゃ、ハジメ達をあっと驚かす様な準備をするか」

 

「ミュ!」

 

 そうして始まる二人の作戦会議。この出来事が少女の思い出の1ページとなることを救世主は切に願うのだった………

 

 

 

 

 

 




今回、場面変化が多かった気がするけど大丈夫だったかな…………?
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