石上優はやり直す   作:石神

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四宮かぐやは防ぎたい

この世には、運命論(宿命論)というモノが存在する。運命論とは、世の中の出来事はすべて、予めそうなる様に定められていて、人間の努力ではそれを変更できない、とする考え方のことである。本来ならば、回避していた筈の出来事……しかし運命は、この男に試練を与えたい様である……

 

〈四宮邸〉

 

「……会長さんの浮気防止? かぐや様、いきなり何を言うんですか?」

 

「実は今日、生徒会室に向かう途中に聞いてしまったの……」

 

………

 

〈2年教室前廊下〉

 

「白銀会長も無事当選されましたし、かぐや様も副会長を継続……新メンバーも2名追加され、益々生徒会の活動が活発になる事でしょうね。」

 

「本当に良かった……かぐや様も生徒会を続けられる様で……!」

 

「もう、何を当たり前の事を! 会長とかぐや様は2人で1セットであり、一心同体と同義なのですわ! はあぁっ! また1年間、御二方の活躍を見れるなんて……感無量ですわ!」

 

「これから1年は、妄想少なめでお願い。そういえば、新メンバーって風紀委員のあの2人よね?」

 

「伊井野さんと大仏さんですね……エリカの言いたい事もわかりますわ。」

 

「へ? 言いたい事?」

 

「女性を2名追加……コレはもう、会長はそういうつもりなのかと……」

 

「何がそういうつもりなのよ?」

 

「エリカには少し前に話しましたね? 生徒会役員は会長の指名制だと……」

 

「かれん、貴女まさか……」

 

「……」トコトコ

(今日は確か……体育祭の申請書類の処理だったわね。)

 

「新メンバー2名も女性! コレはもう、会長が食いしん坊でハーレムを目的にしているとしか思えません!!」

 

「っ!?」ピタッ

 

「いやいや、そんな訳無いでしょ。」

 

「でも! 会長だって男……いえ、雄なんですのよ!?」

 

「ちょっ、雄とか言わないの! こんな事誰かに聞かれたらっ……」キョロキョロ

 

「ッ!」ササッ

 

「……はぁ、今は大丈夫みたいだけど、少しは注意しなさいよ。大体、なんでまたそんな思考に到ったのよ……」

 

「私だって我慢しました! でも、舞台演説で見せたあの会長の雄々しさったら……! 敵である筈の伊井野さんの顔を立てた上で、選挙に勝つ御姿はさながら……格式を重んじる騎士団長の如き立ち振る舞いでしたわ!」

 

「聖騎士の次は騎士団長ね……どうでもいいけど、会長本人に聞かれたらどうするのよ?」

 

「会長本人に……」

 

俺は四宮さえ居ればハーレムなんぞ要らん! あまり俺を見くびらない事だな。

 

「……それはそれでアリですわ。」ポッ

 

「なんで!?」

 

………

 

「早坂、会長も雄なのよ! 優しさでコーティングされた内面には獣が棲んでいるのよ!」バンバンッ

 

「そうですか……」

(はぁ……あの2人も面倒なタイミングで、かぐや様に話しを聞かせて……)

 

「だから、会長が浮気をしない様に対策を練る必要があるの!」

 

「……現在フリーの会長さんが誰と何をしようと、浮気にはなりませんけどね。」

 

「早坂!」

 

「あー、ハイハイ。」

 

………

 

〈次の日〉

 

「……マッサージ?」

 

「はい。選挙戦の事もそうですが、普段から会長はワーカーホリック気味な所がありますから、少しでも疲れを取って欲しいと思って……」

 

「……ふむ。折角の四宮からの申し出だ、頼むとしよう。」

 

「はい!」

 

………

 

「今日は2人共、そのまま生徒会か?」

 

「うん、先輩達が気を利かせてくれたの。」

 

「ミコちゃんは、どっちも手を抜かずに頑張りそうってバレてるんだよね。」

 

「じゃ、一緒に行くか?」

 

「うん、行く。」

 

「よろしくね、先輩。」

 

「なんだよ、先輩って。」

 

「石上は半年長く生徒会に居たからね。」

 

「あぁ、そういう事か。」

 

雑談をしている内に生徒会室まで辿り着く。伊井野がドアノブに手を伸ばし、生徒会室の扉を開くと……

 

「こんにち……」ガチャッ

 

「……ちゃんと気持ち良くしてあげますから、横になって下さい。ほら、ベルトも外して……」

 

「ま、待つんだ四宮!いや、もう十分気持ち良かったからっ!」

 

「ぇぇ……」

 

「……ッ!」スチャッ

 

「……」

 

「もう……そう言わずに、いつもの御礼と思って受け取って下さい……ほら、ココとか凄く凝ってますよ?」サスサス

 

「いや、手で十分満足したから!!」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「これ以上は気持ち良くて死んじゃうから!」

 

「」

 

「」

 

「」ドサドサッ

 

「……あ、3人共来てたのか。」

 

「し、神聖な生徒会室で…イヤッ……けだもの!」

 

「いやっ、違っ……」

 

「伊井野さん達も一緒にしますか?」ニコッ

 

「えっ!? 初めてでいきなり5ぴっむぐぅ!?」

 

「ミコちゃん、私まで同類に見られるからホントやめて。」

 

「えーと……僕達どこかで時間潰して来ましょうか?」

 

「違うから! お前達が考えてる様な事じゃないから! 余計な気遣いとか要らないから!」

 

「でも……白銀会長、凄く凝ってる所(意味深)があるんですよね?」スチャッ

 

「肩な! 変な所じゃなくて肩の話な!」

 

「まぁ、私的には生徒会でっていうのは、結構熱いシチュなので否定はしませんけど。」

 

「いや、大仏庶務の趣味は知らんけど!」

 

「でもミコちゃんは、むっつりドスケベなのでそういう事は人の居ない所でお願いします。一応私達、風紀委員と兼任してるので……」

 

「本当の事でも、むっつりドスケベとか言ってやるなよ……」

 

「むっつりドスケベ…本当の事……」ショボン

 

「もおおぉーっ! だから違うんだってええっ!」

 

本日の勝敗、白銀の敗北

新メンバーの誤解を解くのに、大分骨を折った為。

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