ルーンファクトリー4×ウルトラマンタイガ ルーンの奇跡   作:ヴォーテクス

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ルーンファクトリー4を遊んでいてふと思いつきました。
宜しくお願いします。


覚醒!光の勇者

  ルーンプラーナからセルザウィードを連れ戻してから数週間が経った。レストは相変わらずセルフィアの仮の王子としてイライザという依頼箱にある依頼を解決する日々を過ごしている。

 今日の依頼はマーヤ山道で悪さをするモンスターの退治をしに来た。今回の敵はクイーンビーという大きな黄色の蜂型モンスターで馴染みの店の客に悪さをしているから退治を依頼されたのだ。

 レストは自前で作った特製の(ゲイボルグ)でクイーンビーを容易に退治、はじまりの森に送還した。この世界に住むモンスターははじまりの森からゲートを介してやって来ており武器や農具でモンスターを倒すと死ぬ事なくはじまりの森に送られる。これはタミタヤの魔法という特殊な作用が働いているからだ。

 

「これで終わりっと」

 

 彼は呟いて街に戻ろうとしたその時、空から隕石と思わしき謎の物体が飛来している事に気付いた。その物体はマーヤ山道の麓に落ちて地面を大きく揺さぶる。

 レストは物体が落ちた場所の近くに駆け付けて様子を伺う。物体は不気味な点滅をしており周囲の岩石を取り込んでいるように見える。彼はこの様子を見て不気味だと感じた。

 城に戻って報告しようと後にした時、何かの気配を察知して振り向く。岩石を取り込んでいた謎の物体は足が三本の蜘蛛のような姿に変化した。

 飛来した隕石の正体は宇宙球体スフィアで周囲の岩石と融合して蜘蛛の様な姿をした四脚のスフィア合成獣【ダランビア】になったのだ。黄色の眼光を光らせたダランビアは目に映るモンスターを岩石で構成された巨大な前足で踏み潰して蹂躙。逃げ惑うヘラクレスやクイーンビーを後ろ足で薙ぎ払い、口から稲妻状の破壊光線を放って周囲の山やモンスターを破壊して突き進む。

 それだけでなく攻撃を受けて倒されたモンスター達の死体が残されておりはじまりの森に返されていない。幾らモンスターが人間に悪さをするとしてもこの世界に生きている存在だ。外部から来た未知の存在が好き勝手にする事を見過ごせない強い正義感を持つレストは巨大なモンスターに立ち向かう。

 何よりもこのまま侵行が続けば何れセルフィアの街に到達してしまう危険がある。

 

「させない!」

 

 星降る杖を装備した彼はエネルギーを貯めて巨大生物の足に向けて星形の魔法弾を放った。しかし手応えが殆ど無いもののそれでもレストは諦めずに杖を振り続けたが無意味だった。

 

「これならどうだ……!!」

 

 彼は(ストームワンド)に持ち変えて魔力をチャージ、大きな竜巻を発生させるとそれはダランビアの足元を飲み込みその一部が僅かに欠けた。ほんの小さな欠損だったがダランビアの注意はレストに向ける事に成功する。

 

「はあっ!」

 

 レストは更に杖を振ると風の刃を発射してダランビアの足を構成する岩の一部に傷を入れた。しかし効果は殆ど無いが陽動としては充分だった。鬱陶しく思ったのかダランビアは口から破壊光線を彼に向けて放つ。

 

「うわぁぁぁっーー!?」

 

 破壊光線が地面に着弾して爆発。熱波と強烈な衝撃でレストは倒れて瀕死の重傷を負う。頭から血を流しており腕や足に岩の破片が当たった形跡がある。ダランビアは彼を踏み潰そうと一歩一歩、確実に近づいていく。

 

(もう駄目だ……)

 

 レストが諦めかけた時、空の彼方からこちらに向かって赤い光が落下。その光は彼を包み込むと同時にダランビアを吹き飛ばして岩石の身体をバラバラに粉砕した。

 

「何だこれは……」

 

 白い空間に包まれたレストは困惑する。彼はダランビアの攻撃で瀕死状態となり踏み潰されたと思っていたからだ。戸惑いを見せる彼の前に赤い光の粒子が集まると人型になりその姿がハッキリと目に入った。それは銀と赤の身体をしており青いプロテクターを纏った頭に二本の銀色に輝く角を生やしている人だった。

 

「君は一体……?」

『俺は光の勇者、ウルトラマンタイガ。お前の勇敢な行動に感銘を受けた!お前の命を救って怪獣を倒すから力を貸してくれ……!!』

「……分かった!」

 

 タイガは急いで名乗るとレストの力を貸して欲しいと頼む。それを聞いたレストは快諾する。

 

「それでどうすれば……?」

 

 彼はタイガに問い掛けるとタイガは赤い光の粒子となりレストの右手の甲に纏わり付くと黒い手甲型のアイテム【タイガスパーク】に変化。更に左腰にタイガの顔を模した銀色のキーホルダー型のアイテム【ウルトラタイガアクセサリー】とそれを引っかけるホルダーが装着された。

 

『そのレバーを引っ張るんだ!』

「こう……かな?」

《カモン!》

 

 レストはタイガスパークのレバーを引いて起動。タイガは次にレストへキーホルダーを左手に掴むように指示を出し、自分の名前を叫ぶように発した。

 

「光の勇者、タイガ!」

 

 タイガスパークを装着した右手で掴むと光のエネルギーが充填された。

 

『叫べレスト! バディー……ゴォォッーー!!』

「バディー……ゴォッーー!!」

《ウルトラマンタイガ!》

 

 レストの身体がタイガスパークの球体から放たれる赤い光に包まれるとウルトラマンタイガに変化して巨大化した。

 

『シュアッ!!』

 

 右手を上げて大きくなったウルトラマンタイガは再構成されているダランビアに手先から光弾のタイガスラッシュを発射、一撃で粉砕した。

 

「あっさり倒せたね」

『油断するなレスト。まだ終わっていないぞ!』

 

 レストは安堵するがタイガが忠告するとその予感は的中。粉砕されたダランビアの肉体が再構成されると今度は二足歩行型の怪獣【ネオダランビア】に変化した。

 

「グギャァァッーー!!」

 

 ネオダランビアは吼えてタイガを威嚇と同時に角から稲妻状の破壊光線を発射。タイガは迫る光線を大地を蹴り跳躍して回避。そこから右足にエネルギーを集中させた蹴り技のタイガキックを落下の勢いにのせて繰り出す。

 

「ガギァァッーー!?」

 

 タイガキックが頭に直撃したネオダランビアは堪らず後ろに仰け反る。タイガは追撃と言わんばかりに懐に飛び込んでタイガブローを連続で撃ち込み、タイガチョップを頭にぶつけた。

 ネオダランビアはそれに負けじと頭部に生えた角を振り回して反撃。タイガとの距離を開けると同時に右腕を触手の様に伸ばし、タイガの腹部に巻き付けて高圧電流を流し込んだ。

 

『うわぁぁぁぁっーー!?』

 

 高圧電流の痛みに苦しむタイガを見たネオダランビアはタイガを引っ張って近づけて角の頭突きを叩き込んで破壊光線を浴びせた。無論、タイガを縛ったままで未だに高圧電流を流しているから更に苦痛は増している。

 

『いつまでも調子に乗るなよ!』

 

 左手で触手を掴んで右手に光のエネルギーを形成、それを丸鋸の形にした光の鋸(タイガ光輪)で触手を切断。そこから飛び掛かって光輪をネオダランビアの腹部に押し当てて怯ませた。

 

『ハァッ!』

 

 タイガは光輪を消すとネオダランビアの頭を両手で掴んで担ぎ上げて一気に叩き落とす投げ技のタイガスウィングを喰らわせる。更にネオダランビアの後方に跳躍して尻尾を掴んで振り回して遠くまで投げ飛ばした。

 相手が態勢を立て直す前に勝負を決めようとしたタイガは右腕を天高く掲げて両手を頭上で合わせて腰にぐっと引き寄せる。すると全身に光が集まり虹色に輝く。

 

『ストリウム……ブラスタァァッーー!!』

 

 右の拳を下から左手の平に当ててT字を作ると、右腕に装着されているタイガスパークから光線(ストリウムブラスター)が発射された。光線は態勢を立て直しつつあるネオダランビアに命中するも咄嗟に展開した亜空間バリアに阻まれたがバリアを壊してある程度のダメージを与えた。

 

「防がれた!?」

 

 動揺するレストだがタイガは動揺する事なく冷静な態度でレストに指示を出す。

 

『レスト、ウルトラマンレットを使え! それを使えばあいつを倒せる!』

「分かった!」

《カモン!》

 

 レストはタイガスパークのレバーを引くと左腕から赤と銀に彩られたブレスレット【ウルトラマンレット】が出現。タイガスパークでリードする。

 

《ウルトラマンレット、コネクトオン!》

 

 初代ウルトラマンの幻影がタイガに重なりエネルギーをチャージして右腕からストリウムブラスターよりも破壊力が増した高密度の光線が放たれた。

 

『スペシウム……ブラスタァッーー!!』

 

 光線は直撃、バリアが破壊されて耐えきれなかったネオダランビアは地面に仰向けで倒れて爆散した。ネオダランビアを倒したタイガはスフィアが残っていないことを確認して空へ飛び去った。この戦いは始まりに過ぎないと彼等は思っていなかった。




次回はタイガがこの星に来た理由を語ります。
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