ルーンファクトリー4×ウルトラマンタイガ ルーンの奇跡   作:ヴォーテクス

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ルーンファクトリー5の発売日が確定。
発売したら遊ぶぜ!!


幕間:フーマとマーガレット

  翌朝、目が覚めたレストは何時もの畑仕事をする為に裏庭に足を運んで水を汲んだジョウロで作物に水を与えた。そこから収穫できる作物を収集、出荷箱に入れてモンスター小屋に入って畜産物を集める。収集物の一部をまた出荷箱に放り込んで畜産物と収穫した作物で料理を始めた。

 今日の朝食はサラダとゆで卵と苺牛乳でレストはあっという間に完食、テーブルにある皿を台所に持ち込んで洗う。それを終えた彼はセルフィアにある唯一の病院【小さな包帯】に向かった。

 

「ジョーンズさん、ナンシーさんおはようございます。今日は健康診断に来ました」

「おはようございますレストくん。健康診断ですね、分かりました。準備しますので少々、お待ちください」

「レストくん、おはよう。自分から健康診断を受けるのは珍しいわね」

「そうですね。たまには自分の身体を検査した方が良いかなと思ったので」

 

 9時頃に病院へ着いたレストは二人に挨拶した後に健康診断を受けた。ジョーンズは眼鏡を掛けた医者でその技量は優秀だがトマトジュースや悪魔の血等の赤い液体を見ると人格が豹変する。女性の看護師であるナンシーはジョーンズの妻で腕は確かだが彼に惚れすぎて目眩を起こすらしい。

 健康診断の結果、レストの肉体は健康そのもので背中や腹の傷が綺麗に治っていた。これはウルトラマンと一体化事によって常人を越える治癒能力を獲得している事を示している。それから他の検診をして異常が特に見当たらない事が分かった。

 

「お疲れ様でした。レストくんの身体に異常は無いです」

「ジョーンズさん、ありがとうございます」

「もし何かあったら私達に言ってね。レストくんは無茶をよくするから……ね」

 

 健康診断を終えたジョーンズに礼を述べたレストだがナンシーから無茶をしないように釘を刺す。その後、レストは病院を出てポコリーヌキッチンへ足を運んだ。

 その道中ですれ違う観光客やバドさんに挨拶をしながら進んで行って食堂に到着、店内に入った。レストを出迎えてくれたのはマーガレットのハープが奏でる音楽だ。

 彼女の演奏に聞き入ったレストは壁に寄り掛かって演奏を聴く。その音楽は気持ちが安らぎ、充実した気持ちになる。

 演奏が終わって客から拍手を貰うマーガレットは彼の存在に気付くと頃合いと判断したレストは声を掛ける。

 

「こんにちは、マーガレット。病院に行って検査したけど異常は無かったよ」

「レストくんの傷が治って良かった~。あの傷は数ヶ月は掛かるんじゃないかって心配したよ」

『迷惑かけちまって済まねぇな姉ちゃん。レストの傷は俺の力で治したから安心しな』

 

 彼の診断結果を聞いたマーガレットは安堵するとフーマがテレパシーを介して彼女の脳内に伝える。そして彼女はレストの注文を受けて料理を運ぶ。彼の左に空いた席にマーガレットは休憩も兼ねて着席した。

 

『それにしても姉ちゃんの音楽は聴いていて心が安らぐな。俺達の宇宙じゃ事件は日常茶飯事だからこうして落ち着ける一時があるのは良いものだ。惚れ惚れするぜ!』

「嬉しい!フーマさんの旅の話、聞きたいな。宇宙を又に駆ける覇者の冒険談」

 

 彼女は自分の演奏が褒められて嬉しくなりフーマの冒険談に興味が出た。

 

『へへっ、そうおだられると話さずにはいらねぇなぁ~。けど、俺の冒険談は長くなるから別の機会に改めるぜ』

「そっか~。宇宙を又に駆けるから話が長くなるからねぇ~。それよりもフーマさんは私の耳を見てどう思う。怖い……かな?」

『姉ちゃんの耳は個性的で良いと思うぜ。俺は色々な星を冒険したけど耳が尖った種族自体はそんなに珍しくないからな。強いて言うなら俺が怖いと思う奴は圧倒的な力を持って傍若無人に暴れる敵といった所だ』

 

 フーマはマーガレットの耳を見て率直に感想を呟く。彼女は自分の耳に対してコンプレックスを抱くが彼は様々な宇宙を冒険した経験により気にならず其よりも恐ろしい力を持った敵と戦う事が怖いと軽く返す。

 

「そっか~。ウルトラマンという種族はみんなこんな感じかな? 姿とか性格なんかも……」

『そうだな……。俺は他のウルトラマンに会ったことあるけど個性的な見た目だったぜ!俺に力を分け与えたウルトラ戦士や仲間、俺の故郷で生まれたウルトラマンも近い姿だ。タイガの故郷(M78星雲)に入ってもブルー族と見られるぐらいかもな』

 

 フーマは軽口を叩きながら語るがマーガレットの顔付きは沈んだままだった。その表情を見た彼は彼女に問いかける。

 

『その、何を悩んでいるか分からねぇが困った時はお前の近くにいる仲間達に相談したらいいかもな。勿論、俺でも良ければ力になるからよ!』

「フーマさん、話してくれてありがとう! レストくんも今日は来てくれてありがとう。ゆっくりしていってね」

 

 彼の言葉を聞いた彼女は元気な顔になると来てくれたレストにお礼を行って席を立ち、ピアノに向かって演奏を始めた。

 

「マーガレットの曲……うっとりするね」

『あぁっ、こうしてゆっくり聴くと癒されるな!』

 

 こうして王子と風の覇者はエルフが奏でる美しい演奏を終わるまでゆったりと味わった。

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