ルーンファクトリー4×ウルトラマンタイガ ルーンの奇跡   作:ヴォーテクス

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久しぶりに投稿します。
太平風土記に関する幕間は諸事情で削除しました。


暗黒の巨神、降臨

 ガルドは再び剣を構えてタイガに斬りかかる。タイガはそれに対して動じる事なく槍で受け流し、右キックで間合いを取りつつミリオンストライクで追撃をした。

 

「くっ、調子にのるな!」

 

 ガルドは怒声を上げながら闇の力を込めて剣を振り斬撃波を繰り出した。

 

「おりゃっ!!」

『おっとぉっ!』

 

 タイガは斬撃波を後ろに跳躍して躱すと同時に腕を合わせてハンドビームで反撃するが暗黒剣で切り払われる。

 

「ダークスパイク!」

 

 ガルドは剣を地面に突き刺すと同時に叫んで闇のエネルギーを地中に送り込んでタイガの足元から闇の力で構成された鋭利な柱が地面から勢いよく飛び出した。

 

『うぉわぁっ!?』

 

 足元からの攻撃に対応できずにダメージを受けてタイガは怯むがガルドはそこへ闇のレーザーを照射して追撃、爆発が起きて黒煙が彼の身体を包み込んだ。

 

『せやぁっ!』

 

 黒煙から青い光が灯った瞬間、ガルドの正面からフーマが疾風の速さで接近して腹部に強烈な蹴りを喰らわせた。更に右脇腹へ左回し蹴りを繰り出し、フーマは後退しながら光波手裏剣を打ち込んだ。

 

【ジャックレット、コネクトオン!】

『流星光波手裏剣!!』

 

 レストはジャックレットをリードして黄緑色に輝く光の槍(流星光波手裏剣)を槍投げの要領で射出、疾風を纏い螺旋回転する槍がガルドの左腕を貫いた。

 

「うわぁぁぁっーー!? 私の腕がぁぁぁっーー!!」

『勝負あったな!』

 

 左腕を負傷して激昂。フーマが止めを刺そうと必殺技の極星手裏剣を打つ態勢に入った時、ガルドはセルフィアから撤退する部下を目にした。

 

「こうなったら……はっ!」

 

 彼は剣先から禍々しい気を纏った光線を照射、敗走する部下や兵士達の生体エネルギーを強引に吸収して左腕の傷を完治、周辺に漂っているルーンを闇の力に変換して肉体を強制的に強化させた。

 

「使えない部下達やルーンは私の糧にするのが一番ですね……。それと貴方達の仲間のルーンも取り込んで差し上げましょう」

 

 彼は剣先をセルフィアに向けて照射するもフーマが極星光波手裏剣を打って相殺した。

 

『てんめぇっ……お前の仲間だろ! 使えないからって合意も無しにあいつらの命を奪うのか!? それとセルフィアの仲間に手出しはさせねぇよ!』

「それがどうした言うのですか? 所詮……他の宇宙人やこの星の兵士達、モンスターすらも私の前では下等生物同然です。寧ろ私の糧の一部になったのですから光栄だと思いませんか?」

 

 命を軽視する彼の言葉に憤りを覚えたフーマは後先考えずに突撃するも暗黒剣の前に呆気なく切り伏せられた。

 

『くっ、強ぇぞこいつ……。タイガ、済まないが交代してくれ』

『分かった。レスト、フォトンアースの力で行くぞ!』

「あぁっ!」

 

 フーマはタイガ(フォトンアース)に交代。起き上がると同時に槍で薙ぎ払うもガルドは軽く身体を反らして回避、剣を振り上げて反撃した。

 

『ぐっ……まだだ!』

 

 タイガは斬撃を喰らいながらも怯まずに疾走、その勢いを利用して突きを繰り出すもガルドの剣で防がれてしまう。

 

『なにっ……!?』

「ふんっ!!」

 

 ガルドはタイガの槍の口金を闇の力を纏った左手で掴むと同時に解放、それを根本から折って地面に投げ棄てた。槍が破壊された事に動揺する二人に彼は暗黒剣の一閃を刻んで致命傷に等しい痛撃を与える。

 

『「ぐわぁぁぁぁぁっっーー!!」』

 

 大きなダメージを負ったタイガのフォトンアースの鎧が強制解除されて元の姿に戻り仰向けに倒れ、カラータイマーが赤く点滅し空に警告音が木霊する。

 

「どうやら此処までのようですね。折角ですから貴方の仲間が目の前で消える所を見せてあげましょう……」

『「やっ……辞めろぉぉっーー!!」』

 

 ガルドは右手に持った剣を振り上げ、セルフィアに切っ先を向けて闇の稲妻を発射した。

 

「いかんっ!」

 

 それに気付いたセルザは咄嗟に風幻竜の力を行使、風のバリアを街の囲うように展開して間一髪の所で防ぐ。しかしその力はとても強烈で先程の一撃により風幻竜の力は僅かしか残らなかった。

 

「くっ、今ので力を殆ど使ってしもうた……。これ以上は防げん」

「セルザ、大丈夫か!?」

 

 セルザは大きな力を行使した事で地面に倒れると側にセルザの親友等が駆け寄る。

 

「ふふふっ……どうやらここまでみたいですね。では、街を消し飛ばして差し上げましょう」

『「やらせはしなっ……!?」』

 

 疲弊するセルザを守ろうとタイガは立ち上がるもダメージが大きすぎて片膝を付いて倒れ、ガルドは嘲笑うかのように剣先を街に再び向けた。

 

「安心してください。直ぐに街の人々の所へ案内して上げますから」

『ぐっ……身体が動かん!?』

『ちっくしょぉ……!』

 

 彼は倒れているタイガを放置して剣から稲妻を今度こそ発しようとした瞬間、何処からともなく二つ刃が飛来してガルドが持つ剣を弾いた。

 

「この攻撃……誰だ!?」

 

 ガルドは周囲を警戒しながら怒号を発すると上空から異次元の穴が開き、そこから翼を模した銀色の鎧(ウルティメイトイージス)を纏った巨人が飛来してきた。

 

「メフィラス星人ガルド!お前の企みはここまでだ!」

「新たなウルトラマンが来た!?」

 

 頭に二つのスラッガーが付いており鋭い目付き、青と赤と銀のボディの中央に燦然と輝くカラータイマーが特徴的な光の巨人【ウルトラマンゼロ】がセルフィアに降臨、鎧を解除したゼロは戦闘態勢に入る。

 その光景を見た街の人々から歓喜の声が聞こえてきた。

 

「ウルトラマンゼロ……ここまで追い付いて来たのは褒めて差し上げましょう。しかし、貴様の相手は私ではございません」

 

 ガルドは自信満々にそう語ると左手にベリアルスフィアを取り出して空に掲げた。すると上空に禍々しい暗黒の雲が発生、そこから紫電の雷が降り注ぎ彼の手を離れて宙を漂う。

 

「古より封印されし世界を滅ぼす巨人よ。この地に蘇り世界を再び破滅をもたらせ……いでよ、暗黒の巨人(ネイティブジャイアント)!」

 

 ガルドは呪文と思わしき何かを呟くとベリアルスフィアから激しい閃光が迸り禍々しい暗黒の巨人に姿を変貌、その姿は嘗て宇宙を崩壊させようとした悪のウルトラマン【ウルトラマンベリアル】と酷似している。禍々しいゴーレムとベリアルが融合とした姿、その名は【ベリアルゴーレム】だ。

 

「その姿は……ベリアル!?」

『ベリアルの気配は感じるが少し違うようだが……途轍もない闇の力があの巨神から発せられている』

 

 ゼロはベリアルに酷似した巨神に驚き、タイタスはベリアルとは異なる気配が混じっていると冷静に述べた。

 

「ネイティブジャイアンじゃと!?」

「こいつは……ヤバすぎる……!!」

 

 セルザはネイティブジャイアンの復活に動揺、守り人は圧倒的な力に全身が震えておりセルフィアの人々もネイティブジャイアンの復活に信じられないと謂わんばかりにざわめく。

 

「ベリアルを復活させて何をするつもりだ!?」

「これぞ私の切り札! さぁ……どうしま!?」

『フゥン……!』

 

 驚くゼロに対して不敵な笑みを浮かべるガルドが何かを話そうとした瞬間、暗黒の巨神(ベリアルゴーレム)は彼の顔面を右貫手で刺し貫いた。

 

「馬鹿な……何故……?」

『お前の野望につき合うつもりはない。とっとと失せろ……!』

 

 ネイティブジャイアントの意志が内包されていた暗黒の巨神はガルドの思惑を無視、冷酷な言葉を発して排除した。致命傷を負ったガルドはその場で倒れると同時に肉体が粒子となって消滅した。

 

『こいつの駒になる気はない。我の目的はこの世界を破壊して我が再び神として君臨する。肩慣らしとして先ずは邪魔をする貴様らを葬ってやろう!』

「上等じゃねぇか……行くぞ!」

『「この世界を好きにはさせない!!」』

 

 暗黒の巨神はゼロとタイガに狙いを定めて攻撃を開始、二人の命運はいかに……。




オーシャンズのプレイ動画を観て急遽、ネイティブジャイアントを登場させました。
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