バトスピ@シェアハウス~神と不幸と日常~   作:ルーナっち

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不幸な少女と神様と!?

場所:公園のベンチ

 

 

「はぁ…またダメだったなぁ…」

 

「なんで…バイトの面接全部落ちちゃうんだろう…」

 

「はぁぁぁぁ…」

 

こども「ねぇねぇママ!あのお姉ちゃんベンチの上でこの世に絶望したようなタメ息ついているよー!」

 

お母さん「しっ!見ちゃダメ!」

 

「…」

 

「子どもに心配されてる…」

 

「もうダメ…なのかな…」

 

取り立て屋「見つけたぞっ!!」

 

「ヒッ!?」

 

取り立て屋「今日こそ借りていた金返してもらうぞっ!!」

 

「ちょっ!!ちょっと待ってください!私たった今アルバイトの面接全部落ちて!?お金無いんです!?勘弁してください!」

 

取り立て屋「ふさげんな!そんなもん知るか!」

 

「ちょ…ちょっと待ってくださいってば!?」

 

取り立て屋「逃げるなっ!!」

 

「ひぃ!?」

 

 

場所:とある神社

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

「こ…ここまで逃げれば…はぁ…はぁ…」

 

「なんで私ばっかりこんな思いを…」

 

「それもこれも…全部…あいつのせい…」

 

フラッ…

 

「あ…あれ…手足に力が…」

 

「あっ…そっか……私…ここ数日…な…に…も…」

 

「た…べ……て…」

 

バタッ!?

 

(もう…このまま死んじゃうの…かな…)

 

?「えっ…」

 

?「えぇぇぇぇっ!?行き倒れですか!?」

 

?「だ…大丈夫ですか!?ちょっとしっかりしてください!ちょっと!!」

 

(い……しき……が…)

 

?「と…とりあえず家に運ばないと!?」

 

 

場所:とある場所のリビング

 

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

「はっ!!」

 

「えっ!?こ…ここは!?どこ!!もしかして天国!?」

 

「で…でも…天国にしては現実味がすごいと言うか…」

 

「ほんとどこだろう…」

 

?「ようやく気づきましたか?」

 

「えっ…あ…あなたは…」

 

?「私は【サラスヴァディー】と言います!」

 

?「ここは私たちの家で…あなたはこの家の前に倒れていました…倒して置くわけにもいかないので…とりあえず私たちの家に運んでしまったという訳です!」

 

「あっ…そっか私…お腹空きすぎて倒れちゃっていたのか…」

 

「ご…ご迷惑をかけてしまい本当にすみません!?このお礼はどう返したら良いか…」

 

サラスヴァディー「お…お礼なんていりませんよ!?」

 

サラスヴァディー「無事で本当に良かったです♪」

 

「本当にすみません…」

 

グゥゥゥ…

 

「ん!?///ご…ごめんなさい…///お腹の音が…///」

 

サラスヴァディー「お腹空いていそうですし…もしでしたらご飯食べていきませんか?」

 

「い…良いんですか!?」

 

サラスヴァディー「は…はいっ!」

 

「ぜひ食べさせてください!?お願いします!何でもしますので!!」

 

サラスヴァディー「な…何でもって…大袈裟な気が…」

 

サラスヴァディー「とりあえずすぐにご飯持ってきますね♪」

 

「何から何まで…ほんとすみません…」

 

「でもすごく可愛らしい人だったなぁ…でもどこかで見たことがあるような…うぅん…」

 

サラスヴァディー「さぁ♪持ってきましたよ!」

 

サラスヴァディー「おにぎりだけで申し訳ないんですが…」

 

「い…いいえ!?めっちゃ嬉しいです!」

 

「た…食べて良いですか?」

 

サラスヴァディー「えぇ♪もちろん♪」

 

「で…では!いただきまーす!」

 

パクッ!

 

「…っ!?!?!?」

 

サラスヴァディー「ど…どうでしょう?」

 

「お…おい…おいひい…です…とっても…」

 

サラスヴァディー「本当ですか♪とっても嬉しいです!」

 

サラスヴァディー「まだまだたくさん作りましたのでぜひ食べてください!!」

 

「は…はひ…」

 

?「ねぇ…お腹空いたんだけどぉ…」

 

サラスヴァディー「あっ!【アマテラス】さん!」

 

アマテラス「おはよー…むにゃむにゃ…」

 

サラスヴァディー「おはようじゃないですよ!今何時だと思っているんですか!お昼ですよお昼!」

 

アマテラス「まぁまぁ♪」

 

アマテラス「おっ!ちょうど良いところにおにぎりがあるじゃない♪」

 

サラスヴァディー「ちょっ!勝手に食べようとしないでください!それはお客様用で…」

 

アマテラス「固いこと言わないで♪いただきます♪」

 

パクッ!

 

アマテラス「うげぇっ!?ちょっ!?なにこの味!?」

 

サラスヴァディー「へっ…」

 

アマテラス「甘すぎて食べられたものじゃないわよ!?」

 

(良かった…私の舌がおかしい訳じゃなかった…とろけるように甘いおにぎり…作ってもらって申し訳ないけど…食べられなかった…)

 

サラスヴァディー「そ…そんな…」

 

アマテラス「あなた…また塩と砂糖間違えたわね…」

 

サラスヴァディー「あっ…」

 

アマテラス「あれほど味見はちゃんとしなさいって…」

 

アマテラス「ん?そう言えば見慣れない子が…」

 

サラスヴァディー「そのぉ…実は家の前で倒れていて…」

 

サラスヴァディー「えぇと…そう言えばお名前を聞くの忘れていました…」

 

「あっ…自己紹介が遅くなりました…」

 

「私は【光(ひかり)】と申します!」

 

サラスヴァディー「えっ…」

 

光「え?」

 

サラスヴァディー「お名前は光さんとおっしゃるのですか?」

 

光「は…はい?」

 

サラスヴァディー「ずいぶん人間らしいお名前と言いますか…」

 

光「人間らしいって…えっ?私…普通に人間ですけど…」

 

サラスヴァディー「えっ…」

 

サラスヴァディー「えぇぇぇぇぇっ!?に…ににに…人間さんだったんですか!?」

 

アマテラス「はぁ…普通気づくでしょ…」

 

サラスヴァディー「だ…だだ…だってっ!?人間だなんて思わないじゃないですか!?」

 

アマテラス「確かにこの家の回りには人間が入れないように結界を張っているけど…」

 

サラスヴァディー「ですよね!?だから結界の内側で倒れていたんだから…」

 

サラスヴァディー「普通【創界神】だと思いますよね!?」

 

光「えっ…ちょっ!?ちょっと待ってください!?」

 

光「あ…あのぉ…もしかして…そのぉ…」

 

光「お二人は…創界神様?」

 

サラスヴァディー「え…えぇと…」

 

アマテラス「エヘッ♪」

 

光「ほ…ほほ…本物!?」

 

光「…っ!?」

 

バタッ!?

 

サラスヴァディー「ちょっ!?目を回して気を失っちゃいました!?」

 

アマテラス「まぁ…バレちゃったモノはしょうがないか…とりあえずご飯ご飯…」

 

サラスヴァディー「ちょっちょっ!?そんな適当な!?」

 

光(どうしよう…私…神様たちとお話しちゃってるよ…)

 

光「う…うぅん…ふ…不幸だぁ…」

 

アマテラス「まぁ…寝言言えてるし大丈夫でしょ♪」

 

 

場所:とある場所のリビング

 

 

サラスヴァディー「はぁ…まさか人間さんだなんて…」

 

アマテラス「まぁまぁ…ズルズル…入れちゃったモノは…ズルズル…気にしないほうが良いわよ…ズルズル…」

 

サラスヴァディー「…」

 

アマテラス「ぷはー!カップラーメン美味しいわぁ♪」

 

サラスヴァディー「真面目に考えてくださいよ!」

 

アマテラス「真面目にって言われても…ねぇ…」

 

アマテラス「そもそも何でこの子は道端で倒れていたのよ?」

 

サラスヴァディー「そ…それは…」

 

アマテラス「それは?」

 

サラスヴァディー「何ででしょう?」

 

アマテラス「あなた…何も聞かないで家に入れたのね…」

 

サラスヴァディー「だから倒れていたんですって!仕方なかったんですよ!?」

 

ガタッ…

 

光「す…すみません…」

 

サラスヴァディー「起きてたんですね…お体の方はどうですか?」

 

光「ありがとう…ございます…」

 

サラスヴァディー「良かった…一先ずは安心ですね!」

 

アマテラス「…」

 

光「それで…さっきの話なんですけど…」

 

サラスヴァディー「はい?」

 

光「お…お二人は…そのぉ…本物の創界神様なのですか?」

 

サラスヴァディー「ア…アハハ…」

 

アマテラス「そのとおーり!」

 

光「す…すごい…本物の神様がいたなんて…」

 

光「ちょっとイメージと違ったけど…」

 

アマテラス「何か言ったかしら?」

 

光「い…いえっ!?何にもっ!?」

 

サラスヴァディー「それで光さん…どうして家の前で倒れていたんですか?」

 

サラスヴァディー「もし差し支え無ければ教えていただければと…」

 

光「そのぉ…神様にこんなお話をするのはおかしいとは思うのですが…」

 

光「実は…私には恋人がいて…」

 

光「私が好きで好きで堪らなくて…色々なプレゼントをしたんです…時計に携帯…カードに…挙げ句お金もたくさん貸しました…」

 

光「そして最後にその人は多額の借金をして…肩代わりに私の名前を書いていたみたいで…」

 

光「私何が何やらわからないまま…借金取りに追われて…彼に助けを求めたら…」

 

光「お前なんて知らないって…」

 

光「それでも…借金は私の名義だったみたいで…返そうと思ってアルバイトの面接も何度も受けたんですけど…落ちて…気づいたら…」

 

アマテラス「あらあら…」

 

アマテラス「それは災難ねぇ…」

 

光「…」

 

サラスヴァディー「恋人さんに裏切られたんですか…」

 

光「で…でもしょうがないんです!私が悪かったんです…」

 

光「私…その人のこと好きだったから…初めての彼氏で…浮かれて…」

 

光「全部私が悪いんです…グスッ…」

 

光「う…うわぁぁぁん!!」

 

アマテラス「あらあら泣いちゃった…」

 

アマテラス「可哀想だとは思うけど…私たちには何も出来ないわね…」

 

サラスヴァディー「…せない…」

 

アマテラス「えっ…」

 

サラスヴァディー「許せません!!何ですかその男性は!」

 

光「えっ…」

 

サラスヴァディー「あなたは何も悪くないです!」

 

光「私は…悪くない…」

 

サラスヴァディー「そうです!」

 

サラスヴァディー「そんな女性の敵…成敗するべきです!」

 

光「せ…成敗って…」

 

アマテラス「ちょい待ち!」

 

サラスヴァディー「アマテラスさん止めないでください!!」

 

アマテラス「止めるわよ!私たち【創界神】は人間の世界に干渉してはいけないって絶対の決まりがあるでしょ…」

 

アマテラス「悲しいけど…私たちでは解決できないのよ…」

 

サラスヴァディー「それはそうですけど…」

 

サラスヴァディー「でも…悲しいじゃないですか…」

 

サラスヴァディー「好きだった恋人さんに裏切られて…お金まで騙し取られる…」

 

サラスヴァディー「そんなの…辛すぎます…」

 

サラスヴァディー「助けてあげたいんです…アマテラスさん…」

 

サラスヴァディー「何かお力を貸してください!お願いします!」

 

アマテラス「そうは言ってもねぇ…」

 

光「お気持ちは嬉しいけど…」

 

光「も…もう良いんです!!私が我慢すれば…それで丸く収まるんですから…」

 

サラスヴァディー「そんなの絶対に良くないです!!裏切られたままなんて絶対にダメです!」

 

光「…っ!?」

 

サラスヴァディー「光さんはどうしたいんですか…」

 

光「わ…私は…」

 

アマテラス「…」

 

光「私は…」

 

サラスヴァディー「…」

 

光「取り返したいです…全部…」

 

光「全部…全部…全部っ!!」

 

光「全部取り返したいです!!」

 

サラスヴァディー「その言葉が聞きたかったんです!私が力になります!だから一緒に全部取り返しましょう!」

 

光「サラスヴァディー…さん…」

 

サラスヴァディー「なのでアマテラスさん!!力を貸してください!」

 

アマテラス「はぁ…めんどくさいけど…」

 

アマテラス「サラスヴァディーのことを言いくるめる方が面倒な気がしてきたわ…」

 

アマテラス「しょうがないから力貸してあげるわ…」

 

サラスヴァディー「アマテラスさん!」

 

光「あ…ありがとうございます!」

 

アマテラス「それじゃあ善は急げ…」

 

アマテラス「早速行くわよ!」

 

光「はい!」

 

光「…」

 

光「えっ?行くってどこにですか?」

 

アマテラス「もちろん…あなたを苦しめた元カレの所に決まっているでしょ!」

 

光「えっ…」

 

光「えぇぇぇぇぇっ!?」

 

サラスヴァディー「悪い奴をやっつけましょうね!」

 

光「えっ!?えっ!?」

 

光(わ…私…どうなるのでしょう…)

 

 




光です!

バトスピシェアハウスの1話をご覧いただき本当にありがとうございます!

次回は元カレに復讐編です!

ぜひ見てもらえたら嬉しいでしゅっ!?

イタタ…大事な所で噛んでしまいました…

はぁ…不幸だぁ…

それではまた次のお話でお会いしましょう!
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