『GHC』活動記録   作:笑う男

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第一話が途轍もなくエグみが凄かったのでお口直しに総帥本人による定期放送じみた内容に。拙い内容ですが宜しければどうぞ(´・ω・`)

あ、早速掲示板のあの人について言及しています。なんちゃって素人解説申し訳ありません。


単発や配信とかの記録
GHC中央放送局【戦闘詳報と雑談とお知らせ】


 夜のGBN、とある摩天楼。その中でも一際背の高い高層ビルの最上階。その一室

 

 部屋の電気は消えているのか暗く、一面ガラス張りの窓からは百万ドルの夜景ともいえる景色が眼前に広がっている。そこをコツコツと足音を鳴らしながら画面の左の方から背の高い(・・・・)男性らしき影が部屋の中央に近づいてきた。その男は中央に立つと右手を上げるとパチンっと鳴らして照明を点けた。

 

 明るくなった部屋の中央にいたのは、第三帝国時代のドイツ海軍の士官服に身を包んだ金髪碧眼の紳士であった。

 

Guten Abend(こんばんわ).社員並びに同志諸君。総帥のアトミラールだ」

 

『グーテンアーベント、総帥閣下』

『総帥閣下こんばんわー』

『わこつです』

『アトミラール総帥ばんざーい』

『アトミラール総帥ばんざーい』

『アトミラール総帥ばんざーい』

『ちくわ大明神』

『アトミラール総帥ばんざーい』

『誰だ今の』

 

 万歳コールが画面中に広がった所でアトミラールは右手を上げてコールを止めるよう促す。

 

「ふむ、今のは誰なんだろうね。まあそこは置いておこう。と言う訳で、先ずは前回行った委員長……イオリ君と僕のバトルの振り返りになるね」

 

『まさか匿名で凸ったらバトルにぶち当たるとは思いませんでしたからねー』

『お互い驚いててアスタロス*1生えますわ』

『申し訳ないがミントテロ*2が霞むくらいにやばい植物生やすのはNG』

『ミントなんて霞むくらいやばい代物なんだよなぁ……』

 

 数日前に娘の影響でG-TUBEをよく見るようになった彼は面白いG-TUBERが居ないかと探っていたところ丁度配信中だったのか検索フォームのトップでイオリが凸待ち配信していた。

 募集を行っていたので賑やかしがてら「匿名だしまあどうせ当たらんやろ」っと軽い気持ちで凸希望を出した所通ってしまったのである。しかもその時登録していたガンプラがどう足掻いても自分の事を特定する事が容易な機体だった。

 

「霞むだけでミントテロも駄目だからね。昔どっかの知らない奴にミントテロ喰らって家中爽やかで落ち着かなかったんだから……って話それてるよ全く」

 

 コメントに呆れた様にぼやくとアトミラールはホロウィンドを展開しバトル開始時の場面を表示する。

 

「イオリ君の機体は最近に乗り換えたトリスタンの改修機『トリスタン・サファイア』僕はカスタムフラッグ改修機『フラッグP-38Gライトニング』、長いからサファイアとライトニングと呼ぶね。さて、彼女の駆るサファイアは攻撃兵装こそオーソドックスであるもののその機体の真価は機動力と防御力とシステム関連だと僕は思うね」

 

 懐から取り出した指示棒で指した部分に小さなホロウィンドを展開し詳細を出す。

 

「機動力はビギナ系統のバックパック、恐らくゼラってところかな。ヴェスバー搭載で火力と両立は恐れ入ったものだよ。……ぶっちゃけローターのシールドモードで対応しようとしたら恐らくぶち抜かれて墜ちてたわ

 

『小声でビビってて草』

『アナハイムの盗用品のブッホによる改良品とかいうややこしい奴』

『でも腐ってもヴェスバーだからシールド抜いてくるんだよな……』

『超スーパーすげぇどすばい』

 

「そこ! 呟き拾ってんじゃないよ! ……次にあげるのは防御力、見た目の通りユニコーンのIフィールド付きのシールドに加えて全身にコーティングでとにかくビームに対してメタってる所かな? 今回僕のは実弾主体の機体だったから問題なかったけど、あそこまで対ビームに拘ってたんだろう?」

 

『確か前にワンショット・スポイラーに負けたからじゃないかなー』

『負けず嫌いだしねあの子』

『仕方ないね♂』

 

「なるほどあの人か。あの人のアウトレンジは神がかっているからね。おまけにドローンの扱いも上手いときた。ドローン使いとしてはこちらも学ぶべきことが多いよ。さて、最後はシステム面だけどBDの胴体使ってるからEXAMくるかなーって思ったらHADESだとは思わなんだ」

 

 実際、戦闘中に急に動きが変わり彼女の気質も相まって修羅の如きだった。正直冷や汗が出まくりで気取ったセリフが吐けなくなっていた。

 

『パックの推力全開にして接近してきた際の焦りっぷりはかなりガチだったよね』

『「うっそだろオイ! クロスボーン系で空飛びやすいとは言え全力機動の戦闘機に追いついてくるとかこの子めっちゃ怖い! 助けてコンゴォォ!!」って嫁に助けを求めるのは草』

『サーベル振り下ろされた時の悲鳴はもう愉悦物ですね』

 

 そんなコメントが広がって同時に流していた映像がその場面だったので

 

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

『新手のビーバーか何かだろうか』

『ダイバーの新しいおもちゃ』

『※これでも2万人縫するアライアンスの総帥でリアルで社長です』

 

 あんまりなコメントなにアトミラールは思わず両手で顔を覆ってしまったがすぐ気を取り直して解説に戻る。

 

「とは言っても無理くり上昇してきての格闘だったから、MSに変形でギリギリ回避してプラズマサーベルで一刀両断して何とか勝利って所だったけどね。でも、彼女は化けるね、間違いなく。同じ機体だったら次は間違いなく負けるね。これからの彼女の活躍に期待だよ。チャンネル登録しーとこっ」

 

『社長に補足される委員長、これは事案なのでは』

『おいバカやめろ』

『社長は嫁一筋だろいい加減にしろ』

 

「そーだぞー、僕の妻はコンゴウだけなんだから。さて、振り返りはこの辺にしてここからはお知らせだよ」

 

『お知らせとな?』

『そろそろあの時期か……』

『もしかして……』

 

「みんなのご期待通り、世界大戦が近日勃発する予定だ」

 

『や っ た ぜ』

『戦争だ! 我々にはそれが必要だ!』

『一心不乱の大戦争を』

『クリーク! クリーク! クリーク!』

 

 アトミラールの一言で一斉に湧くコメント、中立地帯を除いた全エリアで開催される世界大戦の時期の訪れにダイバー達は闘争心を掻き立てる。

 

 

 

「詳細は総本部のツブヤキにて皆に宣戦布告予定だから覚悟しておいてくれたまえ。では今日の配信はこれまで。諸君、また会おう。Auf Wiedersehen(さようなら)

 

 彼はもう一度指を鳴らし、照明を落として配信を終了した。

*1
ドリームキャストのソフト『コロニーの落ちた地で…』で登場した生物兵器。ジオン軍が開発した新型植物で、旺盛すぎる繁殖力で他の生態系を破壊するヤベ―草

*2
ミントの圧倒的繁殖力を利用した嫌がらせのこと。繁殖力の強さからミントは他の植物の栄養を奪いながらどんどん増え、ミントテロではミント以外が全滅してしまう。他人の庭にミントを植えるのは辞めようね! 総帥との約束だ!




後半セリフとコメントだけになってしまったなぁ……

因みにアトミラールの個人ランキングは600位前後を想定しております。母親のお腹の中でビルダー能力にステータス振りすぎた結果身体が機体に使われているレベルです。


……イオリん扱い悪くしてないよね? 大丈夫だよね?
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