リライズ最終回、良かったですねぇ……バトローグとかやらないかなぁ……
それはそれとして唐突にカードゲーム始めるチャンプはさぁ……
あ、今回またゲストの方をお呼びしています。
上手く描写出来てると良いなぁ……
あ、あと「ガンダムビルドダイバーズ リビルドガールズ」滅茶苦茶アイエリが尊いので是非読んで下さい。と言うか読んで(圧)
――腕が斬り飛ばされる
――脚が引き千切られる
――翼を捥がれる
――頭を踏みつぶされる
嬲られる様に一部位ずつ機体から剥がされていく。
自室の暗闇の中、思い出されるのはGBNが初めての友達と一緒ににログインして、チュートリアルミッションを通じて先輩としてちょっと偉ぶって教えてあげたりした楽しい記憶。簡単なミッションを繰り返して時間が過ぎていき、最後にちょっとした連戦ミッションをやって楽しかったねと言って一日を締めるはずだった。
だけど、そんなささやかな希望は唐突に打ち砕かれてしまった。唐突の乱入者、ミッションのクリア報酬の横取り目的の初心者狩りの集団だった。
普段から自分を出すようなタイプではないと自覚はしていたけど、そんじゅそこらの初心者狩りの集団程度に負けるほど弱くはないと自負はしていた。事実、相手は碌に連携の取れていないチンピラ同然の連中だったので友達を守りながら優勢に立ち回ることは出来ていた。
だが、結果は御覧の通りだ。全体的に半分の戦力を削ったかと思ったところで急に動きや攻撃力や耐久力が変わったのだ。彼女は悟った、この人たちはマスダイバーだと。
そこからは蹂躙だった。
どうしてこうなった。
どうして私たちはこんな目に遭わなければならないのだろうか。
私たちはただ、GBNで遊んでいただけなのに……。
『ぁ ぁぁ 』
隣で同様に嬲られていた友達からの通信が途絶える。コックピットを貫かれ撃破されたのだ。悪魔の如き集団はその下卑た視線と銃口を向け、彼女に告げた。
『恨むんなら、お前の親父を恨むんだな』
どうしてここで父の名前が出るのかが全く分からなかった。そんな疑問と今までの恐怖と混乱で脳内のキャパシティーの限界を超え、何も考えられなかった。
その日のGBNの最後の記憶は、こちらを穿たんとする光る寸前の銃口と、それを遮るような青色の閃光だった。
「……ッ!」
夜明けの光がほんの少し入る薄暗い自室、そのベッドで『クレダ・ユニ』は目を醒ました。余程今まで見ていた夢のせいで力んでしまったのかお気に入りの一角獣のぬいぐるみが凄い形で潰れていたし、何ならパジャマが汗を吸い取っており湿っていて気持ち悪かった。
体を起こして辺りを思わず見渡していると床の方から吐息が聞こえてくる。
「Yuni……スゥ……ワタシが来たからにはNo problemデスよぉ……」
そこには自分の事を心配してかユニの部屋の床に布団を敷いて寝ているカレンが夢の中でも私を安心させようとする言葉を投げながら寝ていた。寝言だからなのか自分の名前を
「お母さん……」
物心ついた時から父と共に無償の愛とガンプラを与えてきてくれた人。初めてGBNにログインした時に母が乗る機体のコックピットに同乗して見せてもらった果てのない青空。そして父の指揮に従って空を飛行機雲を引きながら飛んでいくフラッグの編隊。見るもの全てが新鮮だった。
父と母の様にGBNに嵌るのは明らかだった。もちろん、9歳になるまではニッパーこそ危ないから使わせて貰えなかったが父か母か、年の離れた
だけど、今は、そんな気持ちが、持てなくなりそうだった。
軽率に友達を誘わなければ良かった。
フランお姉ちゃんが最近チートを使ってくる初心者狩りの集団がいるから自分かフォースの人と一緒にいた方が良いんじゃないかと心配されたけど、みんな忙しそうだから迷惑かけたくなかったし、初心者狩りに負ける筈がないと無理に背伸びをして自分と友達だけで潜らなければ良かった。
そもそも、私が、GBNなんて始めなければ…………
布団をギュッと握った拳に涙が落ちる。
私は母を起こさないよう布団を頭まで被り直し、声を押し殺して嗚咽を零した。
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「それでは、内容の修正はこのような所で宜しいでしょうか、クレダ社長」
「ええ、こちらとしても我が社の社員、それも幹部がこんな指示を出していたとは思わなかったよ。本当に申し訳ない」
ユニに対する初心者狩り事件の発覚から2日後、GHC本社の応接室にてテイトは自身の向かいに座る青年に頭を下げていた。向かいに座っていた男性謝罪すれどはまさか自分の様な一介の社員にも頭を下げると思っていなかったので慌てて立ち上がってテイトを宥め始めた。
「あ、頭を上げて下さいクレダ社長! 此方としては修正案は通して頂きましたし、あの方も処分してケジメをつけて頂いております。クレダ社長に頭を下げさせたなんて知られたらそれこそ私の首が飛んじゃいますよ」
「だが、奴の指示とは言え無茶を通り越して無謀に搾取を行おうとしていたのは此方なんだ。頭の一つ下げなければ僕の気がすまない。君の中で留めるだけでもいいから、受け取ってほしい」
「わ、分かりましたから! お上げください! もう……相変わらずそういう部分は義理堅いというか何と言うか……」
「それが僕なんだ。分かっているだろう? 何年の付き合いだと思っている」
事の発端はテイトの部下にあたるGHCの営業部の幹部が取引先である会社に対し無茶を通り越して無謀な注文を半ば脅しつけるように行っていた事によるクレームだった。最初こそ原因である幹部が営業部や自身の影響が及ぶ範囲を権力で固めて他の部署に情報が回らないようにしていたが営業部からでた離反者による決死の直談判とかねてから知り合いでもあったトビタ・アキヒトからの連絡により発覚。さらに細かく調査するとこの注文で余った予算の残額などを自身の懐に収める計画を立てていたらしくこの事を知ったテイトは顔が青褪めると共に激怒、すぐさま査問会議を開き解雇する事にした。横領については計画段階だった為自主退職するならば不問にすると伝え、幹部をGHCから追い出した。
その後、かの会社にすぐ連絡を取りトビタを通じて修正の為の打ち合わせを打診。その最終調整を今行っていたのだった。
「これで僕も、別件に集中することが出来るよ……。全く、あの
「まあまあ……。済んだ事にいつまでも引きずる訳にもいきませんよ」
わなわなと拳を震わせながら吐き捨てるテイト、はそんな彼を苦笑いしながら宥めた。宥められたテイトは鼻を鳴らし、腕を組みながらその
「ふん……。トビタ、この後時間はあるか?」
「え、まあ。長引く可能性もあったので今日はこの打ち合わせが終わったら直帰の予定ですけど……」
「ならこの後付き合え。お前に拒否権はない」
「えぇ……」
これは今日の帰りは夜中コースかなとトビタは若干憂鬱となるのだった。
打ち合わせ自体、午後の3時から始めたのもあり終わる頃には既に夕方の5時を過ぎていた。二人は秋葉原駅のすぐ近くにある美味なローストビーフとビールを振る舞うビクトリアンパブにて飲んでいた。この店の名物はハーフポンド……450g級の分厚いローストビーフである。彼らはそれを口にしつつ、トビタは店舗オリジナルのビールを、テイトはエッグノックと呼ばれる卵のリキュールと牛乳を混ぜたカクテルを飲んでいた。柔らかく調理された肉をを西洋わさびと共に頬張りつつ、その余韻が消えないうちにエッグノックを飲むのが、テイトの好んでいるスタイルだった。
「相変わらず、よくその小さな体に入りますよね、クレダさん」
「誰が豆タンクだ!」
「言ってないですよ!?」
その身長、約150㎝! 端から見れば少年に見える男性が青年とお酒を飲みながら漫才じみた会話をしているようにも見えた。知らない人間からすれば未成年にお酒を飲ませている、もしくは飲むのを黙認しているように見えるがテイトはここの常連であるため通報されることは少なかった。
「ふん、こうしてよく食ってカルシウムを摂ればワンチャン……」
「ないと思いますよ……。ところで、廷々こうやって飲む為だけに連れてきた訳ではないですよね? クレダさん」
自身も肉を小さく切り分け付け合わせの葉野菜と共に口にしつつそれをビールで流し込みながらテイトに尋ねた。尋ねられたテイトはグラスに残っていた少量のエッグノックを煽りローストビーフの追加とお代りを注文し、トビタにまあ待てと告げた。その時、店の入り口の方からテイトを呼ぶ声が聞こえた。
「おーい! 遅れてすまない!」
すわ何事かと何人かの他の客が入り口の方を向くが、いつもの事なのでそれぞれ元に戻った。入り口の方からこっちに向かってきたのは、茶髪の高身長の青年だった。その姿を見たトビタはわなわなと口を震わせた。
「遅いぞキョウヤ。相変わらず店の中で大声でこっちを呼ぶな恥ずかしい」
「すまない、カツラギさんやロンメル大佐との打ち合わせが延びてしまってね。すみません、ボウモアの18年を」
「え、この人って……えっ?」
「GBN関連の話だからな」
彼はGBNのチャンプ、誰が呼んだか人の形をした災害『クジョウ・キョウヤ』……のリアル、『キスギ・キョウヤ』
テイトとは大学時代の同期で、時たまこうやって飲みにケーションしたり自宅に招いて食事したりする仲だったりする。
「まずはキョウヤ、この間は本当に助かった。感謝してもし切れない。君のおかげで、一番最悪の事態だけは防げた」
「いや、僕は結局間に合わなかった……もう少し到着が早ければあんな思いをしないで済んだはずだったんだ……」
「たらればの事を考えてもしょうがないぞ。ホント君はさぁ、自己評価低いよ……。いつものワールド・ウォーで初手カリバーでふてぶてしく艦や拠点を吹き飛ばしてく君は何処行ったんだい?」
間に合わなかった事を悔やむキョウヤを呆れた様な表情で見るテイトは、これ以上続けても不毛だと思い、話を切り出した。序にさらにフィッシュアンドチップスとビアチップスの注文も忘れない。
「ウチのユニが襲われた件についてなんだけど、下手人共の顔は憶えてないか?」
「済まない、ユニちゃんの保護を優先してダイバールックの確認出来なかった。ガンプラについても、素組だったから特定も難しい」
「マジかぁ……」
「ユニちゃんを保護って……いったい何があったんですか二人とも」
ユニの事件について知らなトビタに二人は詳細を話した。
「酷い話ですね……初心者を狙ってる上にブレイクデカールまで……」
「許されるなら下手人共を見つけ次第東京湾に沈めてやりたい位だ」
「落ち着きなよテイト……」
「だいたい、あんな嬲るようなやり方は運営の指導対象レベルだろクソが……」
「……」
テイトは吐き捨てるように愚痴を呟くと、グラスを呷ってエッグノックをを一気に飲み干す。その顔は怒りや悔しさややるせなさ全てが混ざっているように見えた。相当キているらしい。トビタはそんなテイトを横目にしながら、静かにジョッキを傾け、改めて今日は遅くなりそうだと、もっといろいろ詳しく聞く必要があるだろうと聞く体制を整えることにした。
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男3人の相瀬から数日たった金曜日の夕方、東京は都市群の一つ、池袋。学校帰りに遊びに来た学生たちや早めに仕事が終わった社会人達がごった返す駅周辺の路肩に停められていたセンチュリー*1の車内から、テイトの秘書であるアリカはある目的の為にそれらを観察していた。
―集めた情報通りであれば
内心敬愛する
―でもユニちゃんの為にも、彼女を連れてこないとね。
アリカはスマートフォンに移る琥珀色の瞳で淡い金髪を後ろに結んだ黒地の虎耳を生やしている褐色の肌をした女子高生に見えるダイバールックの女性と駅の中から出てくる女子高生達に視線を行ったり来たりを繰り返す。暫くそれを繰り返していると、件の人物に近しい人間を見つけたのか、運転手に車を任せてその人間を追っていく事にした。人ごみに呑み込まれないよう気をつけつつ彼女を追いかけていると、近くのタピオカ屋で友人らしき女子高生二人と楽しそうに談笑していた。そんな彼女達に水を注すのは若干心苦しいが、目的の為には致し方ない。アリカは3人達に近づいていった。
「すみません、サザキ・コトラ様……いえ、G-TUBERのテトラ様は此方にいらっしゃいますか? 私、GHCで社長の秘書をしております、クシナダ・アリカと申します。社長のクレダ・テイト社長のご用命によりお迎えに伺いましたが、お時間宜しいでしょうか?」
「……ふぇ?」
―まずい、これもしかしたら滑ったかも……
いきなりの事に、コトラ達が固まってしまいアリカは盛大にやらかしたかもしれないと、自身の行動に若干後悔していた。
今回のまとめ
・思った以上にユニちゃん虐められてたよ
・だからママンが一緒に寝てあげてたよ
・GHCの営業部の幹部がやらかしてたからケジメすましたよ
・チャンプはウイスキー派っぽいよ
・秘書さんJK達に対してファーストコンタクト失敗したかもしれないよ
今回守次 奏様の『ガンダムビルドダイバーズ リビルドガールズ』からトビタ・アキヒトさんとアルキメです。様の『お嬢様はピーキーがお好き』からテトラちゃん事サザキ・コトラちゃんをお呼びいたしました。テトラちゃんについては次回に。
と言う訳で唐突にロックオンされたテトラちゃんの安否はいかにという事で次回をお待ち下さい!
テトラチャンカワイイヤッター!
アルキメです。様、守次 奏様、ありがとうございました!!
さて、自分でやっといてなんだけどこれ調理できるんだろうか……いやしなければならない。頑張んなきゃ…_(:3 」∠)_