転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「………ではゴブリン10体 オーク1体の討伐依頼の達成 確認を完了します。」
「ああ。
ギリス自身 連戦続きで忘れかけていたが、今はミーアの依頼の最中である。
「はい。 ところでその2人は…………」
「ただ 戦いの後で疲れているだけだ。 気にしないでくれ。」
ギリスは背中にリルアを背負って紐で軽く縛り、ミーアを両手で抱えていた。
魔王のギリスでも連戦の後に2人を抱えるのは流石に骨が折れることだ。
「討伐したオーク達は素材にして我々が回収します。 それから空いている馬車が一つありますが、護送しましょうか?」
「………ああ。 甘えさせてもらおう。」
疲労困憊の身体で2人を抱えて都市まで戻るのは流石に気が引けた。
***
ガーッ ガーッ
クー クー
ギリスは2人を抱えて宿の一室に入り、リルアとミーアをベッドに寝かせた。
しかしおちおちと寝ては居られない。
ミーアが加入した事を登録しなければならないし、またいつヴェルダーズの襲撃があるか分かったものではない。
考え事をしていると、部屋の通話結晶が光って音が鳴った。
「! はいもしもし?」
『こちらフロントです。 203号室 ギリス・クリム様でよろしかったでしょうか?』
「そうだ。 どうかしたか?」
『ギルド長が話したいことがあると言っておられるのですが、』
「! 分かった。 すぐに向かう。
部屋に2人寝かせてあるからドアの前にガードをお願い出来るか?」
『かしこまりました。 直ちに。』
ギリスは身支度を整え、部屋を後にした。
***
「遅くなってすまない。 俺がマスターのギリス・クリムだ。」
「いやいや 時間通りだよ。
それじゃあ早速始めようか。」
ギルド本部に入り、奥の部屋に案内された。
ギルド長は王都にいたギルド長より一回りほど若い印象を受ける。
「まずは報酬だが、オーク1体とゴブリン10体で、恐らく200デベルほどになると思って欲しい。」
「200か。 分かった。」
以前 蛍がゴブリン達の討伐の依頼を受けた時は生け捕りにして150デベル程。
妥当な金額と割り切った。
「それから、人員募集の件 まだ期限は終わってないか?」
「ああ。 そういえばはっきりと決めてなかったな。」
確か 期限は約1週間程と設定していた筈だ。
「だが それがどうした?」
「その事なんだが、新たに希望者が二人ほど来ているんだが。」
「!? 2人も!?」
「ああ。 2人ともいつでも面接したいと言っているんだ。」
「……分かった。ならすぐに案内してくれ。」
***
ギリスが面接に向かっている頃、ハジョウがヴェルダーズに事の顛末を報告していた。
「…………以上が僕が出会った新しい
「………それは本当なんだな? ヤツがあのレイン・クロムウェルの血を引いているというのは。」
「それは間違いないですよ。 あいつ バカ正直に《
「……………そうか。 まさかあいつに子孫がいたとはな。
まぁいい それはそれだ。」
ヴェルダーズ自身 レインはとうの昔に他界して自分の驚異になろうとは思ってもいなかった。
「僕の事より龍の里の方はどうなんです?
あそこにはオオガイさんが向かうんでしょ?」
「そうだ。 先にダクリュールとダルーバが先陣を切って混乱を誘い、その後でオオガイが一気に攻め落とす算段だ。
あちらは油断して
ヴェルダーズは悠々と自身の作戦をハジョウに説明する。
「それからお前にはまだ伝えていなかったが、《あいつ》がいよいよギリス共に接触し、採用面接を始めた。」
「お! いよいよですか。これで僕らの勝ちがいっそう濃厚になるってわけですね!」
「そうだ。 先手さえ打てればあんな連中取るにも足らない。
それにあいつの
潜入に成功したら連絡するよう命じてある。
魔王共はともかくあの勇者の
ヴェルダーズは天を仰いで高笑いした。
そんな中でも