転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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112 明かされる新人たちの力! ギルドメンバー 大拡大!!

「………ここだ。」

 

ギリスとリルア そしてミーアの3人はタロスとエミレをギルド内の特訓場に案内した。

 

「ここでお前たち二人の強さや実力の程を計って採用するかしないかを決める。

まずはタロス、お前からだ。」

 

リルアとミーアにはタロスが魔法警備団の一員であることは伝えていない。

ギルドの本部という公衆の面前である以上 混乱を避けるために彼の素性は一旦伏せておくことにした。

 

「おー! 昨日のあんちゃんじゃねぇか!」

「?!」

 

ギリス達の元に一人の筋肉質な男が歩いてきた。

 

「……何だ お前は?」

「俺ァ【ゲルダン】っつーここを拠点に冒険者をやってるモンだ。 昨日 そこにいるあんちゃんがここですげーことをやったんだぜ!」

「凄いこと とは?」

 

「色々あったぜ! その場に居た腕の経つヤツらをバッサバッサとぶっ倒したり弓を構えて百発百中に的を射抜いたりしてたな!」

 

ギリス達の注目はタロスに集中した。

 

「………今のは本当なのか?」

「ハハハ すみませんね。

昨日からここに来てて暇でついウォームアップしてやろうと」

 

タロスは苦笑しながらそう弁解した。

呆然と立っているギリスの肩にミーアが触った。

 

「………マスター、彼の実力は確かみたいっスね。」

「………そうだな。 こいつの研修はしなくて大丈夫だろう。」

(折を見て素性を明かすとするか…………。)

 

タロスから視線をエミレへと移す。

 

「……じゃあ今度はエミレの研修をするか」

 

 

「すみませーーーーーん!!!」

『!』

 

エミレの研修を始めようとした矢先、研修室に女性の声が響いた。

 

「遅くなりました!!

本部に聞いたらここにいると言っていましたので」

「……もしかして 加入希望者か?」

「はい! 最近冒険者を始めました 【マキ・マイアミ】という者です!!」

「そうか。 俺がここのマスター ギリス・クリムだ。」

 

ミーアより少しだけ年上と思われる女性は息を切らしながらそう答えた。

 

「も、もしかしてもう締め切られてたりしますか?」

「いや、これから研修を始めるつもりでいたが。それに時間をはっきりと決めていた訳でもないからな。 さして問題は無い。」

「ありがとうございますっ!

じゃあ今 冒険者のカードを見せますね!」

 

マキという女性は懐からカードを取り出してギリスに手渡した。

 

名前:マキ・マイアミ

年齢:17歳

性別:女

職業:冒険者

 

「……なるほど。なら他に自慢できることやアピールできることはあるか?」

「……父が軍人で、私も訓練や心得を積んでいることや贈物(ギフト)を一つ持っている事ですかね。」

「それはどんなものだ?」

「手の平に炎の魔法を纏って、それを打ち出すことが出来ます。」

「そうか……………。」

 

ギリスは顎に指を添えて思考を巡らせた。

一気に3人もギルドに迎え入れて危険はないか

彼女たちは本当に戦えるのか

ヴェルダーズとの戦いに参加させて大丈夫なのか と。

 

「マスター、何やってんすか?

早く研修 始めちゃいましょうよ。」

「………そうだな。」

 

ギリス達は3人を連れて特訓場の内部へと場所を移した。

 

 

 

***

 

 

「……マスター これは?」

「木と紐と…………これは鉄の塊だよな?」

 

最初に エミレの前に木と紐と鉄を用意し、彼女の贈物(ギフト)がどのような物なのかを見ることにした。

 

「エミレ、お前の言うことが本当なら、この3つから弓矢を作ることができるはずだ。」

「はい。 私の《改造(リモルデル)》を使えば簡単に」

 

エミレは用意された材料たちに手を触れた。

その手と材料たちが淡い光に包まれ、形を変えていく。

 

「………どうでしょう?」

「「おーっ!」」

 

机に簡易的ではあるが弓と1本の矢が現れ、リルアとミーアが歓声を上げた。

 

「マスター、結構凄いッスよこれ!!」

「作りもしっかりしてあるし、すぐにでも実践に使えそうだぞ!!」

 

リルアとミーアは弓矢を手に取りその完成度の高さに興奮した。魔王(ギリス)の目からもかなりしっかりと作られた弓矢に見えた。

 

「ギリス、この子はとんでもない才能を持ってるぞ!!」

「そうッスよ!採用しちゃいましょう!採用!!!」

 

ヴェルダーズの件はまだ話せていないが、エミレ自身の実力、そしてリルアとミーアの熱量に押された。

 

「…………………………そうだな。エミレ・ラヴアムル

君を採用しよう!!」

「………! ありがとうございます!」

 

今まで機械的な話し方や表情をしていたエミレから初めて笑顔が見えた。

 

(………さっき感じた違和感は気のせいか………………。)

 

「……じゃあ次はマキ、君の贈物(ギフト)を見せてもらおう。」

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