転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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118 勇気デ戦ウ乙女達(ブレイブソウル プリキュア)集結! 始まる作戦会議!!

「……まぁ極秘 と言ってもそこまで大袈裟な話ではないから肩の力は抜いてもらって構わない。

お前達も初対面だから、まずはお互いの紹介から始めるとしよう。」

 

ギリスが口火を切って会議を始めた。

 

「まずは仮にもマスターをやっている俺から行こう。みんな知ってると思うが 俺は【ギリス・オブリゴード・クリムゾン】

あの厄災 ヴェルダーズに陥れられた元 魔王だ。」

 

ギリスはこの性別も年齢も性格もバラバラなメンバーをまとめ上げる重要な役割を持っている。

自分がしっかりしなければならないと 彼自身が一番よく分かっていた。

 

「………じ、じゃあ次は私が………………」

 

このギルドを作るきっかけにもなった蛍が手を挙げた。

 

 

 

***

 

 

 

会議が始まってから数十分経ち、蛍を含めた全員が自分の紹介を終えた。

 

「遅くなるようだが俺の目的に着いてきてくれたお前達には心から感謝している。」

 

ギリスは机に座ったまま手をついてメンバー達に頭を下げた。

 

「これからやりたいことは二つある。

一つは星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部へ行ってそこでルベドと情報を交換する事

もう一つは本部でこれからの目的地を決める事だ。」

『!!?』

 

『これから星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部へ向かう』という文言にメンバー達は動揺を示した。

 

「ち、ちょっと待ってよ ギリス!!

これからルベドさんの所に行くって ここは龍の里だよ!? 私達はあそこからリルアちゃんを探したギルドに行ってそこからここに居るんだから今から出発しても一日以上はかかるよ!?

それにこんな大人数で行動したらまたいつ敵の襲撃にあうか分からないし、危険だよ!!!」

 

蛍の指摘に メンバー達は首を縦に振った。

ヴェルダーズの事は知らずとも、世界規模で活動している星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部がここ 龍の里から遠く離れている事は全員が分かっていた。

 

「………という事は、()()を使うつもりか? ギリス」

「!?」

 

その場にいた全員の中で、リルアだけが首を縦に振らなかった。この中で現役の魔王だった頃のギリスを知っているのは彼女一人だけだ。

 

「ああ。 任せてくれ。」

「だがあれはたくさん 魔力を食うぞ?

お前、究極(アルティメット)を一回使って力尽きてしまったそうじゃないか。

そんなお前に使いこなせるのか?」

「いや お前の言う通りこいつはたくさん魔力を食うからな。もちろん 端から多用する気は無い。

だが、それでもこういう重要な移動には十分に使う価値がある。」

 

『?』

 

ギリスとリルアの間だけで了解が交わされ、他のメンバー達は困惑の表情を浮かべる。

 

「………じゃあ場所をルベド達の本部に移すとしよう。心配しなくとも、ルベドに許可(アポ)は取ってある。」

 

ギリスはメンバー達に場所を移すように促した。

 

 

 

***

 

 

 

「…………これは…………………!!!」

 

ギリスに案内されて蛍達がやって来たのは紫色の巨大な扉だった。

 

「こいつは転移魔法をかけた扉だ。

こいつに魔力をかければ星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部まで直通で行ける。」

「……ギリス、総隊長は何て?」

 

自己紹介以降 口を開いていなかったハッシュがギリスに話しかけた。

 

「さっきも言ったようにちゃんと許可は取ってある。お前に会えるのをみんな楽しみにしていると言っていたよ。

それから、俺達を歓迎するために隊長を10人全員揃えて迎えると言っていたな。」

「!」

「え、じゃあまたイーラさんやハニさんとも会えるの!?」

「そうだな。まぁ逞しくなった姿でも見せてやれば喜ぶだろ。」

 

これから旧知の友達に会えるのが嬉しいのか、心做しかギリスの表情は和らいでいた。

 

 

 

***

 

 

 

「ルベド総隊長 たった今魔王 ギリス氏から連絡がありました。

これからこちらに向かうそうです。」

「そうか。 まだ一ヶ月も経ってないのに暫くぶりにハッシュに会う気がするな。」

 

星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部でイーラがルベドに報告をしていた。

 

「じゃあ蛍ちゃんも来るんですか?」

「なんだ ハニ。随分 嬉しそうだな。

もしかして 彼女に惚れてるのか?」

「あの時より逞しくなってたらホントに惚れ込んじゃいそうです♡!」

 

ハニも両手を頬に当てて顔を赤らめながらそう言った。 惚れっぽい彼女だが、どうやら今回は結構な度合いで熱にかかっているようだ。

 

「君はハッシュが好きだったんじゃなかったのか?」

「ハッシュ君もかっこよくて魅力的ですけど蛍ちゃんのあの可愛さは守ってあげたくなっちゃうんですよ!」

「……君のその年下好きには困るよ。

まあ それはそれとして他のみんなはちゃんと準備 出来てるのか?」

「はい! もうこっちに向かってるそうです!皆さんもハッシュ君に会えるの 楽しみにしてましたよ!」

「………そうか。」

 

ならば良しとしよう とルベドは席を立った。

 

 

 

***

 

 

 

その頃、星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部の玄関近くではイーラとハニ 以外の隊長達がルベドの元に向かっていた。

 

「………何回来ても本部(ここ)までの道のりの遠さには慣れないね………………。」

「でもまさか昔話でしか聞いてなかったあの魔王が生きてるなんて思ってもいなかったよ。」

「その魔王が見つけた勇者って女の子なんでしょ?あのバカ また惚れちゃってんじゃないでしょーね?」

「まず間違いなくそうだろうな。

ハニのやつは昔からそうだから。仕事はできるんだけどな。」

「まあ何にしてもそんなに心強い味方が現れたなら、総隊長も喜んでおられるだようさ。」

 

本部に着いた5人はそう談笑しながらルベドの元へと向かっていった。

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