転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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119 総隊長 衝撃の告白!? 集結する隊長達!!

「じゃあ入るぞ。本部に繋げられる時間は少ししかないから急いで入ってくれ。」

 

空間同士を繋げるなどという魔法が長時間 持続しないなどということは皆が分かっている事だ。

 

「ちなみに言っておくとこの扉と繋げるのはお前が初めてルベドとあった部屋の目の前だ。 」

 

蛍の方を向いてそう言う。

まだ一ヶ月も経ってないのに彼に初めて会ってハッシュを仲間に引き入れる事を提案した時がとても懐かしく感じられた。

 

 

次に通話中結晶を取り出して光らせた。

呼び出した先は勿論 ルベドだ。

 

「ルベドか?俺だ。今からそっちに向かう

準備は出来ているか? ああ。そっちも隊長を全員揃えてるのか?

分かった。すぐに行く。」

 

最低限の通話を終えて後ろを向き、メンバー達に合図で入るように促した。

 

 

 

***

 

 

「……………………もうすぐか………………。」

 

星聖騎士団(クルセイダーズ)の本部の会議室 そこには円卓が用意され、ルベドが中央に座り、他の隊長が周りに座っている。

ルベドは手に持った懐中時計を見てそう呟いた。

 

「ルベド総隊長、ハッシュが出張任務に出向いてから 彼らと連絡は取ったのですか?」

「1回だけあった。だいたい一週間前くらいにな。」

 

そのやり取りにハニも興味を示す。

 

「一週間前って、龍の里で武道会があった頃ですよね? 」

「ああ。君達には言ってなかったが、仲間を募るために蛍君がそこに出場したんだ。」

 

イーラの質問にルベドは懐かしさを覚えながらそう返した。

 

 

「諸君!間もなくここにルベド総隊長のご友人 魔王 ギリス・オブリゴード・クリムゾン様達がお見えになる!! くれぐれも粗相の無いように!!!」

 

星聖騎士団(クルセイダーズ)の中でルベドを含めて最年長のイーラがその場にいる兵隊達にそう一喝した。

 

「お前達も本来の悪虐の魔王と彼とは一緒くたに考えないように頼むぞ!!!」

 

そしてギリスにあっていない他の隊長達にも激を飛ばす。

 

「………ルベド総隊長、」

『!』

「その魔王が集めた仲間達の事、彼らが着く前に詳しく教えて貰えませんか?」

「お、おい カスミ!!!」

 

ルベドに質問したのは星聖騎士団(クルセイダーズ) 10番隊隊長 【カスミ・ヘイルスフィア】

黒髪を肩付近まで伸ばした蒼眼の少年である。

 

「……僕もカスミと同意見です。

味方であることを疑う気はありませんが、それでも詳しく知っておきたいです。」

続いて8番隊隊長 【ヒラキ・エボルフラン】も同意する。

金髪で髪先がカーキー色に染まった少年だ。

 

「アタシもですよ 総隊長。

その魔王の事も勿論ですけど、このバカがやらかさないためにも その女の子の勇者の事も詳しく教えてくださいよ。」

ハニを指差しながら6番隊隊長 【ソフィア・バンビエス】も同じように質問する。

濃い赤色の髪をツインテールにした少女だ。

 

「総隊長、俺にも詳しく教えてください。

これから長い付き合いになるんですから、前もって把握しておく必要がありますよ。」

5番隊隊長 【ヒバチ・ホムラヅカ】も魔王達に興味を示す。

黒髪を切りそろえ 歯がギザギザとした少年だ。

 

「………ルベド総隊長、僕も右に同じです。

それに彼らがここに来た後で仲間にしたもう1人の魔王 リルア・ナヴァストラの事も気になります。 彼女の事を知ることは厄災を知る事にも繋がるんじゃないでしょうか。」

4番隊隊長 【ガイン・ブラックバスター】も理由をつけて同意した。

 

 

「そ、総隊長 どうしましょうか…………。」

「何を迷う事がある。

分かった。知ってることを詳しく話そう。」

 

 

 

***

 

 

既に伝えていたことに加えて、戦ウ乙女(プリキュア)の事やかつての仲間達の事を改めて順を追って説明した。

 

その直後、会議室の扉が動く音が部屋に響く。

 

「………来たか。」

「総員、魔王ギリス様 並びにそのお連れ様方に敬礼!!!!」

 

ルベド以外の隊長が立ち上がり、兵隊達は扉の両端に列を作って敬礼し、ギリス達を迎える準備を整える。

扉が完全に開いて、ギリス達の姿が見えた。

 

「………随分豪勢なお出迎えだな ルベド。」

「そう言うな。せっかくお前のために忙しい所を集まってもらったんだから。

それよりお前もかなり仲間が増えたな。

これなら()()()()()() 果たせそうだな。」

「……そうだな。 今ここでやる気は少しもないが。」

 

二人の間に良いとも悪いともいえない微妙な空気が流れる。

 

「ルベド総隊長、3番隊隊長 ハッシュ・シルヴァーン ただいま戻りました。」

「ああ。苦労をかけるようで悪いな ハッシュ。 もうギルドでの生活には慣れたのか?」

「はい。 お陰様で。」

 

元々 隊長のハッシュも帰還を報告する。

 

「ルベドさん お久しぶりです。」

「ああ。君も頑張ってもらって悪いな。

皆 紹介する。彼女が勇者の戦ウ乙女(プリキュア) 【ホタル・ユメザキ】だ。」

『…………………………』

 

ルベドが信頼を置く少女を目の当たりにして隊長達は関心を示す。

ちなみにハニはその時、見違えるように逞しくなった蛍に一人 ときめいていた。

 

「……それはそうとお前、随分 勝手なことをしてくれたな?」

「? 勝手なこと?」

「とぼけるな こいつにギルドに入ってもらうように言ったんだろ!?なぁ。」

 

話をはぐらかすルベドに少し苛立ち、当のタロスに声をかけた。

 

「はい!初めまして ルベド・ウル・アーサー総隊長!!!

指示通り、ギルドへの加入に成功しました!!!」

『???』

 

当のタロスの紹介を終えてなお、ルベドだけでなくイーラやハニも訳が分からない というような表情を浮かべていた。

これに疑問を抱いたギリスはさらに質問を重ねる。

 

「おい いい加減にしろよ。もう分かってるんだよ。お前達が魔法警備団に派遣を要請してこいつにギルドに入るように指示したんだろ?」

「………おい ギリス お前さっきから何を言ってるんだ?」

「?」

 

 

「僕はそんなもの出していないぞ?」

『!!!!?』

 

ルベドの口から出た一言によって、ギリス達に衝撃が走った。

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