転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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監獄 争乱編
125 裏切り者を探し出せ!! 監獄 アルカロックへの潜入開始!!!


勇気デ戦ウ乙女達(ブレイブソウル プリキュア)の面々は魔王城を経由して[[rb:星聖騎士団>クルセイダーズ]]の本部の庭へと足を運んだ。

 

「準備はできたか?」

「ああ。いつでも出発できる。」

 

監獄 【アルカロック】へと向かうハッシュとリナとヴェルド

豪華客船 【グランフェリエ】リルアとミーアとカイとマキ

そして魔法警備団の本部へと向かうギリスと蛍とフェリオとエミレとタロス

の三組に分かれ、それぞれ必要な準備を済ませた。

 

「そっちは大丈夫なのか?諸々のことはお前達に任せているんだぞ?」

「問題ないよ。アルカロックへ行くための船もグランフェリエへ向かう列車も魔法警備団に向かう馬車も全て確保した。

最初に港から船が出るからハッシュ達にそこまで行ってもらおうと思う。」

 

「ウ、ウス…………!」

 

いよいよ世界の為に身体を張る時が来たのだという事を理解し、途切れながらも力強く返事をした。

 

「とはいえハッシュだけでは道中に何かあってはいけないから、港へはハニにも同行してもらう。」

「ハニ?あのピンクの髪した隊長が?」

「あいつはああ見えて腕が立つ。護衛くらいなら任せられるだろう。」

 

ハニの実力は一緒にテュポーンと戦った蛍がよく知っている。彼女になら安心してリナを任せられるだろう。

 

「それとイーラも準備を済ませてもう向かっているところだから、着き次第出発してくれ。」

「は、はい!」

 

【イーラ】という言葉で自分達のことを言われたのだと気付いた蛍は反射的に返事をした。

 

 

 

***

 

 

「じゃあハニ、彼女の事をよろしく頼むよ。」

「はいはーい!任せてくださーい!」

 

ハニは到着するとすぐに緊張感のないハキハキとした返事をした。これから自分好みの男女(ハッシュとリナ)と一緒に移動出来ることに浮かれているのだろう。

 

「じゃあリナちゃん 出発しようか!」

「お、おう。」

「………ハニさん、言っとくけど僕達はこれから監獄の裏切り者の調査に行くんだからね?

遊びに行くんじゃないんだよ?」

「分かってる分かってる!

だからせめて今はテンション上げてこーよ!」

「……………………」

 

このままだと調子を狂わされると判断したハッシュはそそくさと馬車に乗った。

 

 

そこからの数十分 ハニはリナに話しかけ続けていた。龍の里などの親しみやすい話から恋愛についての込み入った話まで同性という立場を利用して聞き続けている。

彼女の性格を完全に把握しているハッシュにはハニがリナにも気があると手に取るように分かった。

 

しかしそんな事は日常茶飯事のハッシュにとって重要なのはこれから監獄 アルカロックで起こるであろう厄災の手先との戦闘だった。昔も今も星聖騎士団(クルセイダーズ)の仕事には命の危険が付きまとうのだ。

 

「!」

 

そうこうしている間に馬車は船が停めてある港に着いた。

 

 

 

***

 

 

 

「お待ちしておりました 星聖騎士団(クルセイダーズ)三番隊隊長 ハッシュ・シルヴァーン様 並びにリナ・シャオレン様。」

 

アルカロックの刑務官であろう男がハッシュとリナに向かって敬礼した。

 

「お迎え ありがとうございます。」

「き、 今日はよろしくお願いします!!」

 

軍服に身を包んだ今のリナは戦ウ乙女(プリキュア)ではなく星聖騎士団(クルセイダーズ)の兵士の一人だ。それ相応の言葉使いは教えこまれている。

 

「では早速向かいましょう。アルカロックへはここから50kmほど 船を急がせて三十分で着きます。」

(あの船 100キロも出んのかよ……………。)

 

少人数が乗るようなあの小舟にそんな速度が出るとは到底思えなかった。

 

 

 

***

 

 

 

「……………………!!!!」

 

孤島に着いたリナを待ち受けたのは祖父の屋敷とも勝負できるほど巨大な建物だった。

驚くべき事はこれでもまだこの建物は地下に伸びており、今見えているのは氷山の一角に過ぎないという事だろう。

 

「こちら マーラー。

星聖騎士団(クルセイダーズ) 三番隊隊長 ハッシュ・シルヴァーン様がお見えになりました!!」

 

ハッシュとリナを出迎えた刑務官が口に通信結晶を当ててそう言うと、それに応えるように建物の門が開いた。

 

「……お待ちしておりました ハッシュ・シルヴァーン隊長。この度 この監獄内を案内させていただく【ミノラ・スイオン】と申します。」

『……今日はよろしくお願いします。』

 

門から出てきた軍服に身を包んだ女性にハッシュとリナは頭を下げた。

 

「そちらの彼女は三番隊の隊員で間違いありませんね?」

「は、はいそうです! この度龍の里から三番隊に入団させていただきました 【リナ・シャオレン】と申します!!!」

 

咄嗟にリナは用意していた挨拶を口にした。

 

「なるほど 龍の里の…………。

それでは今回は海外の事をしっかりと見ていってください。」

「わ、分かりました。」

 

「それでは参りましょう。署長もお待ちしております。」

『はい!』

 

ミノラは踵を返して二人に中に入るように促した。

もう後には引けない。世界から完全に孤立したこの【最悪の場所】で世界の命運の一端を握る戦いが幕を開けるのだ。

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