転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「………………!!!??」
チョーマジンの反応即ち裏切り者が活動した反応は間違いなくこの場所からしていた。しかし自分の目の前にはマーズとサディン、そしてキリュウの三人しかいない。
つまりこの瞬間、リナの【ミノラが裏切り者である】という仮説は真っ向から否定された。
「……………リナさん?」 「ッ!!!?」
「どうしてここに? ハッシュ隊長と一緒ではなかったんですか?」
「━━━━━━━━━━━━えあっ?!!
あぁ そうですアレですよ!!
署長室に行く途中で足を踏み外しちゃってですね 気がついたらここに…………」
「足を踏み外して!? 怪我はありませんか!!?」
「ええはいなんとか。当たり所が良かったもので。」
マーズの言葉で我に返ったリナは咄嗟に隊員口調で作った説明をする。
『………なぁヴェルド こいつぁ………』
『あぁ つまりそういうこったろ。これで裏切りモンが三人に絞れたっつー訳だ。』
リナが疑いの目を向けていたミノラ、そしてハルツォの裁判を傍聴していたハルネンとデスラルンが容疑者から外れた。
***
「………あぁ 私だ。リナ隊員は無事を確認した。 ……そうか。じゃあ私達もそっちに向かう。」
マーズが通話結晶を口に当てて先に署長室に向かったミノラと話をしている。
その間 リナはサディンに接触を図った。
「聞いておきたいんですけど、ここって何階ですか?」
「ここはアルカロックの地下7階ですよ。
ここには世界の中でも取り分けて凶悪な犯罪者を収監しているんです。」
「そうですか。 それで 私、 階段とかを探して歩き回ってる時に見ちゃったんですよ。」
「?」
少し考えた後でリナは聞く決心を固めた。
「ここに死亡記事が出てた人間が
「!!!!!」
リナの言葉で三人の表情が青く染った。
「教えてくださいよ。
「……『隠してる』という訳ではありませんが、ここには一つ世間に公表されていない【制度】があるんです。」 「!」
サディンの後ろからマーズが話に入って来た。
その顔には緊張 そして哀愁が見える。
「死刑囚 取り分けて凶悪な犯罪者は世間には【死亡記事】を出して死んだ事にし、獄内で刑を執行するんです。」
「……………!!!」
【死刑】というあまりに直接的な表現にリナの顔が少しだけ歪む。そしてここが世界最大級の【監獄】なのだという事を再確認する。
「……何の為にそんな事を?」
「世間に悪い影響を与えない為ですよ。世間に死刑みたいな悪い報せが沢山出回ると何が起こるか我々にも分かりませんからね。」
「…… 私 が読んだ記事ではあの二人はせいぜい賄賂や裏金を受け渡したりする程度でしたがそれで世間から存在を隠されるようになるんですか?」
「………それも世間への影響を加味しての事です。あの二人はとても一般市民に公表できないような悪行にも手を染めてましたからね。
それからこの事は━━━━━━━━━━━」
「もちろん他言したりしませんよ。それよりもこんな 私 の質問に答えてくれてありがとうございました。」
「いえいえ そんな大したことではありませんよ。」
お手本のように頭を下げるリナにマーズは戸惑って両手を振る。
「マーズ署長 ハッシュ隊長が先に署長室に到着したそうです。私達も早く向かいましょう。」
「おお そうだな。」
「……………………」
【死刑制度】の話で忘れかけているがこの三人の中にヴェルダーズと通じる裏切り者がいることは確定している。彼らの行動に油断は出来なかった。
***
「リナさん! 私がいながら気付けなくて本当に申し訳ありません!!」
「いやいや良いですよ。足を踏み外した 私 が悪いんですから。」
署長室に着くや否やミノラがリナの元へ駆け寄って来る。世界の為とはいえ疑いの目を向けてしまった事に罪悪感を感じて彼女の目を見て受け答えが出来ない。
『リナ、ハッシュにはあの事話したのか?』
『ああ。通話結晶を通してな。そしたら『やっぱりか』見てぇな反応してたよ。』
ある程度の広さのある署長室にハッシュとリナ、そしてアルカロックの職員達が集まっている。その中心に立っているマーズが口を開いた。
「……この度 諸君に集まってもらったのは他でもなく このアルカロックに潜む裏切り者を探し出す為の━━━━━━━━━━━━━━」
「マ、マーズ署長 マーズ署長!!!!!」
『!?』
署長室の扉をこじ開けんばかりの勢いでアルカロックの刑務官と思われる男が飛び込んできた。
「ひ、非常事態です!!! 早急に増援をお願いします!!!!!」
「落ち着け! 一体何があった!?」
息を切らして慌てる刑務官をハルネンが落ち着かせる。
「ア、アルカロック一階にて囚人が突如
『!!!!?』