転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ハッシュは目の前の勇者の姿をした《
「………何だよ ハッシュ
あのパチモンの事知ってんのか………………!?」
「し、知ってるも何も……………!!!」
「あ、あいつァ死刑囚《ユージン・エルエヴァ》じゃねぇか!!!」
「ええ。 俺が7階で目にしたのがあいつなんスよ。 ハッシュと何か関係があるんスか?」
「関係があるも何もあのユージンとそいつと一緒に収監されている《エドギア・ネイルザ》はハッシュ隊長が捕らえてこのアルカロックに投獄したんですよ!!!」
「!!!?」
***
ハッシュが《
それこそが汚職に手を染め続けた勇者ユージンと領主令息エドギアへの潜入だったのだ。
ハッシュはユージンの勇者パーティの武道家 そしてエドギアの屋敷の使用人のふりをして潜入し、そして掃いて捨てるほどの汚職の証拠を突き止めた。そこからとんとん拍子で話が進み、
ユージンとエドギアには世間に死亡記事を出した上で内密の死刑が決まり、このアルカロックに収監される運びとなったのだ。
「……それが半年前の話 それから数ヶ月間を置いてそいつらの死亡記事を出したんでさぁ。」
「そうだったんスか。全く知りませんでしたよ。」
リナにとってはそれを知る由もないので当然の事だ。世間への悪影響を避ける為の制度による弊害が出てしまったと眉間に皺を寄せる。
「……それはそうとリナさん、あんた 一体
「その口調といい服装といい ただの軍人じゃありませんよね?」
「………………!!!」
(ヤベェな。流石にこれじゃ言い逃れ出来ねぇ。
けどどこまで言って良いんだ……………………)
どこまで打ち明ければ良いのかを考えていると、背後に刺すような殺気を感じた。
「うおっ!!!!?」 「!!!!!」
勇者の
あと一歩遅ければキリュウの鼻を凶刃が襲っていた。
「………………………!!!!!」
「看守長さん 悪ぃが今は説明してる時間がねぇ!!! 早くここから離れてくれ!!!」
「!!! 分かった!!!」
キリュウはその場にいた刑務官達を連れてフォース達の元を離れた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
らぁっ!!!!」 「!!!」
「…………ったく律儀に待ってくれると思ったら中途半端な待ち方しやがってよ……………!!!」
「フォース、まだ戦える!?」
「当ったり前だろ!!! あんなパチモンに負けてたまるかってんだ!!!」
既にかなり披露している様子が見て取れたがフォースの闘志は全く消えていなかった。
勇者の
「ハッシュよ、あいつァ
「うん。 さっきの攻撃の太刀筋があの時と全く同じだったから対処出来ない事は無い。
だけど━━━━━━━━━━━━━
「!!!!?」」
ハッシュが話し終わるより先に通路奥の暗闇からヴェルドが回転しながら飛んできた。フォースが身を呈して受け止める。
「ヴェルド 大丈夫か!?」
「ああ。だがよ あのボンボンが持ってる
「………………!!」
勇者ユージンの戦い方は嫌という程見てきて把握しているが、領主の息子であるエドギア もとい彼を素体として生まれた
さらに二人に持たされているであろう
「フォース、ハッシュ 今はこいつらを生み出しやがった裏切りモンを探してる余裕はねぇ。
こいつらからここの人間を守りつつこいつらを元の囚人に戻す それが俺達の任務だぜ!!!」
「おう!!! それが出来なきゃわざわざ
ハッシュとヴェルドが前に出てフォースが後ろで止めの一撃のために構える。
龍の里で実現しなかった陣形がここに完成した。