転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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136 ハッシュの語る過去! 星聖騎士団(クルセイダーズ)の潜入任務!!!

ハッシュは目の前の勇者の姿をした《影魔人(カゲマジン)》を見て明らかに動揺した顔を浮かべている。

 

「………何だよ ハッシュ

あのパチモンの事知ってんのか………………!?」

「し、知ってるも何も……………!!!」

「あ、あいつァ死刑囚《ユージン・エルエヴァ》じゃねぇか!!!」

「ええ。 俺が7階で目にしたのがあいつなんスよ。 ハッシュと何か関係があるんスか?」

 

影魔人(カゲマジン)が動こうとしないのを利用してキリュウに問立てる。

 

「関係があるも何もあのユージンとそいつと一緒に収監されている《エドギア・ネイルザ》はハッシュ隊長が捕らえてこのアルカロックに投獄したんですよ!!!」

「!!!?」

 

 

 

***

 

 

 

ハッシュが《勇気デ戦ウ乙女達(ブレイブソウル プリキュア)》に入る前 つまり星聖騎士団(クルセイダーズ)の三番隊隊長として活動していた時にこなした潜入任務が二つある。

それこそが汚職に手を染め続けた勇者ユージンと領主令息エドギアへの潜入だったのだ。

 

ハッシュはユージンの勇者パーティの武道家 そしてエドギアの屋敷の使用人のふりをして潜入し、そして掃いて捨てるほどの汚職の証拠を突き止めた。そこからとんとん拍子で話が進み、星聖騎士団(クルセイダーズ)が二人とその関係者を芋づる式に逮捕し、その殆どに重刑が下った。

ユージンとエドギアには世間に死亡記事を出した上で内密の死刑が決まり、このアルカロックに収監される運びとなったのだ。

 

 

「……それが半年前の話 それから数ヶ月間を置いてそいつらの死亡記事を出したんでさぁ。」

「そうだったんスか。全く知りませんでしたよ。」

 

リナにとってはそれを知る由もないので当然の事だ。世間への悪影響を避ける為の制度による弊害が出てしまったと眉間に皺を寄せる。

 

「……それはそうとリナさん、あんた 一体()()何ですかい?」 「!!!」

「その口調といい服装といい ただの軍人じゃありませんよね?」

「………………!!!」

(ヤベェな。流石にこれじゃ言い逃れ出来ねぇ。

けどどこまで言って良いんだ……………………)

 

どこまで打ち明ければ良いのかを考えていると、背後に刺すような殺気を感じた。

 

「うおっ!!!!?」 「!!!!!」

 

勇者の影魔人(カゲマジン)が高速でフォースに突っ込んで来た。フォースは辛うじてその剣先を受け止める。

あと一歩遅ければキリュウの鼻を凶刃が襲っていた。

 

「………………………!!!!!」

「看守長さん 悪ぃが今は説明してる時間がねぇ!!! 早くここから離れてくれ!!!」

「!!! 分かった!!!」

 

キリュウはその場にいた刑務官達を連れてフォース達の元を離れた。

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

らぁっ!!!!」 「!!!」

 

影魔人(カゲマジン)を蹴り飛ばして距離を作り、体勢を整える。

 

「…………ったく律儀に待ってくれると思ったら中途半端な待ち方しやがってよ……………!!!」

「フォース、まだ戦える!?」

「当ったり前だろ!!! あんなパチモンに負けてたまるかってんだ!!!」

 

既にかなり披露している様子が見て取れたがフォースの闘志は全く消えていなかった。

勇者の影魔人(カゲマジン)は唸り声を響かせながら剣先をフォース達の方に向けている。

 

「ハッシュよ、あいつァ影魔人(カゲマジン)っつーらしいんだがあいつの対処の仕方とか知らねぇか?お前はあの勇者を知ってんだろ?」

「うん。 さっきの攻撃の太刀筋があの時と全く同じだったから対処出来ない事は無い。

だけど━━━━━━━━━━━━━

 

「!!!!?」」

 

ハッシュが話し終わるより先に通路奥の暗闇からヴェルドが回転しながら飛んできた。フォースが身を呈して受け止める。

 

「ヴェルド 大丈夫か!?」

「ああ。だがよ あのボンボンが持ってる贈物(ギフト)の動きが全く読めねぇ。」

「………………!!」

 

勇者ユージンの戦い方は嫌という程見てきて把握しているが、領主の息子であるエドギア もとい彼を素体として生まれた影魔人(カゲマジン)はその戦い方がまるで見えてこない。

さらに二人に持たされているであろう贈物(ギフト)も不安要素だ。

 

「フォース、ハッシュ 今はこいつらを生み出しやがった裏切りモンを探してる余裕はねぇ。

こいつらからここの人間を守りつつこいつらを元の囚人に戻す それが俺達の任務だぜ!!!」

「おう!!! それが出来なきゃわざわざ戦ウ乙女(プリキュア)になった意味がねぇ!!!!」

 

ハッシュとヴェルドが前に出てフォースが後ろで止めの一撃のために構える。

龍の里で実現しなかった陣形がここに完成した。

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