転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「………言っておくがこれから起きる事を
「だからグダグダうるせぇっつってんだよ!!!
俺ァ自分の気持ち一つでここに来てんだ。どんな目に遭ったって文句ァ言わねぇよ!!!」
「………それを聞いて安心したぞ。
ならば全力を出せるというものだ。」
その言葉の直後、マーズの両手の皮膚が紫色に変色し始めた。しかし先程とは違い、液体状の毒は分泌されていない。
「《
「そいつで毒を節約しようってハラか。」
マーズの毒は両手の細胞を埋め尽くす程度に留まり、液体状に分泌はされていない。しかしフォースは直感的に肉体があの手に触れれば終わるという事を理解していた。
「節約なんてみみっちい真似するならよ、こっちにも考えがあるぜ?」
そう言うとフォースはフェデスタルを装着したグローブを両手の拳にはめた。彼女なりのマーズの毒への対策だ。
(あの毒がヴェルダーズってやつから与えられてるモンなら、グローブに
「……待っててくれんのか。お優しいのはお互い様のようだな! (どーせ下からバケモンが来るための時間稼ぎのつもりだろ!)」
「私も貴様も少々喋り過ぎた。そろそろ始めるとしよう。」
マーズの言葉に反応するようにフォースも拳を構えて体勢を前方に傾ける。
(殊勝なこった。 だがな、俺ァテメェと殴り合いがしてぇ訳じゃねぇんだよ!!!)
マーズが毒の拳を構えて体勢が後ろに傾き
「!!!? 何ッ!!!?」
(懐に潜りこみゃァそんな毒屁でもねぇ!!
この一発で
フォースの両の拳の空間が捻れて周囲の空気が拳に纏わり付く。
(
「ジジィ
《
「!!!!!」
マーズの腹筋にフォースの拳が突き刺さり、拳に溜め込まれた空気が体内で炸裂した。
その巨体が軽々と吹き飛び、地面に叩き付けられる。
リュウ・シャオレンが里を出て
その強さは絶大であり、勇者ルベドのパーティーと魔王軍の戦いの中でギリスに対しても使われたと言われている。
━━━━━━━━━しかし、フォースの拳に伝わってきた感触は奇妙なものであった。
(………………………!!??
……………何だ 今の感触は!!?
俺は何を殴ったンだ!!? 何を殴ら
「!!!」
フォースの目の前でマーズが震えながらも立ち上がっていた。
「…………………………カハッ!!」 「!!!」
マーズの口から一筋の血が垂れている。
(…………血ぃ吐いただけで済んだだと!!?
!!!)
フォースの目はマーズの服の鳩尾の部分から
「…………そーゆー事かよ このペテン師が………!!!」
「ペテン師はどちらか分からないな。
尤も、不意打ちを卑怯と罵る気などさらさら無いが……………」
フォースの出した結論は、マーズは腹筋の部分にゲル状の毒を作り出し、それをクッションにしてフォースの拳の衝撃を受け流した
というものであった。
(参ったな。毒のゲル状の
どうしたもんか、今の一発で首取れなかったのはヤベェぜ…………………)
「!」
フォースの懐の通話結晶が光っている。しかし戦闘中のこの状況ではとても通話に出る事などできそうにない。
(ヴェルドは今 ボンボンの奴とヤってる筈だから、ハッシュが掛けてきてんのか。
でもあいつも俺がヤってる最中だって分かってる筈だよな? だったらなんで)
「どうした?お仲間からの通話だろう?取ればいいじゃないか。」 「!!」
「それに、内容は
自分とマーズの距離を鑑みて、いつでも逃げ出せる状態を作った上で通話に出た。
『フォース!? 僕だ ハッシュだよ!!』
「ハッシュ!? お前なんだよこんな忙しい時によ!!こっちも戦闘中だってくらいサルでも分かんだろ!!!」
『そんな事言ってる場合じゃないんだ!!
君は署長が裏切り者だって考えてたけど、その推理は間違いだ!!!
裏切り者は
「はァッッ!!!!?」