転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「はァッッ!!!!? 刑務官が裏切りモンだァ!!!?
こんな時に何言ってんだお前!!!」
突拍子も無い事を言われたフォースは勢いそのままに怒声を上げたが、結晶から返事が来る事は無かった。
ハッシュは必要最低限の事だけを伝えて直ぐに通話を切ったのだ。
「!!!」
結晶を懐にしまって前方を見ると、マーズの表情がフォースを嘲ていた。その要素一つで全ての結論に辿り着く。
「……そういう事かよ イイ趣味してんな
「もうわざわざ言う必要も無いらしいな。」
(裏切りモンは二人(以上居る)!!
この署長が監獄の中だの裁判だので犯罪者をバケモンに変えてそのミノに隠れて活動してたヤツがいる!!!そいつが今ハッシュに襲いかかってんのか……………!!!
だったら!!!!)
マーズの呼吸に合わせて地面を蹴り、一気に距離を詰めた。
左脚の上段蹴りでマーズの顎を狙う。
(一旦こいつの意識を断ち切ってハッシュの所に行くっきゃねェッ!!!)
「!!!!」
足の甲がマーズの顎に直撃する寸前、フォースの背筋が凍り付いた。咄嗟に身体を後ろに引いて蹴りをずらす。
「…………………!!!!」
「どうした?この局面で空振りでもしたのか?
それとも、私の毒がそんなに怖いのか?」
「!!!」
マーズの発言がフォースの心に突き刺さるが、すぐに理性でそれを封じ込んだ。これが彼の挑発であるとこは手に取るように分かる。
(今 あいつの顎に感じたイヤな気配
間違いねぇ。俺の脚が当たる瞬間に毒を出して脚を奪おうってハラだった。)
冷静になって考えるのは、マーズの攻略法である。
(あいつの言う事ァハッタリじゃねぇ。たとえ毒を何とかできたとしてもあの格闘術を何とかしねぇと俺の渾身を打ち込めねぇ。
それにモタモタしてたらあっという間にバケモン共が押し寄せてきちまう!!)
「……どうした 来ないのか?
もたもたしていたらチョーマジンが大量にここに来る事になるぞ?」
「んな安っぽい誘いにゃ乗らねぇよ!
「……確かに短時間でこのアルカロックを駆け上がるのは容易ではない。 だが、」「?」
「
直後、フォースの両端の
「!!!? な、なんだこりゃ…………!!!!」
「貴様の最大のミスは、このアルカロックの内装を
「………………!!!!」
通路の壁が歪み、そしてそこに大量の牢屋が現れた。先程のチョーマジンによって格子には大穴が空いている。
「………テメー…………!!!!
どこまで悪ぃ趣味持ってやがんだ……………!!!」
「申し訳ないな。殿下の為ならいくらでも非情になると誓ったものでな。」
フォースが頭の中で出した結論は
マーズは自分を両端に牢屋のある場所へと誘い込んで幻覚魔法を使ってそこを何も無い通路に見せ掛けて、牢屋の中の囚人を一斉にチョーマジンに変えた という物であった。
「しかし私は言った筈だぞ?どんな事が起こってもそれを卑怯と罵るな とな。」
「……………ヂィッ!!!」
(………こうなる事を見越して保険掛けてやがったのかよ……………!!!)
フォースとマーズの周りを大量のチョーマジンが囲んだ。
「まぁついこの前までルールに守られた試合しか経験してこなかった女に強要するというのも酷な話だがな。」
「そんなもんは里を出た時とっくに捨てたよ!!!」
「……小娘風情があまり虚勢を張るんじゃないぞ?頼みの綱である
「!!」
その言葉でフォースはある事を思い出し、そして心の中で口元を緩ませた。
(そうだ そうだよ!!
こいつにゃまだ知らねぇ俺にとっての
やるっきゃねぇ!!こいつを上手くやりゃァこの状況を抜けれるかも知れねぇ!!!)
「少しばかり話しすぎたな。
ヴェルダーズ殿下の悲願成就の為に散るがいい!!!
「!!!」
マーズが手を振り下ろし、それを合図に周囲を陣取っていたチョーマジンが一斉にフォースに襲いかかった。
(来やがった!!!
チャンスは一度しか無ぇ!!!)
全員が射程に入った瞬間を見計らって両手を振り上げる。
「 ここだ!!!! 《
「!!!!?」