転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

148 / 518
148 窮地に陥るハッシュ!? 裏切りの刑務官 ギンズ現る!!!

解呪(ヒーリング)》の名前を叫んで天井へと挙げた両拳にエネルギーを溜め込む。

 

「《プリキュア・フォースイグニッション》!!!!!」

「!!!!?」

 

解呪(ヒーリング)のエネルギーを溜め込んだ拳を地面に撃ち込み、周囲にエネルギーを爆発させた。

光を乗せた爆風はフォースを取り囲むチョーマジン達を飲み込んでその姿を元の囚人へと戻す。マーズは咄嗟に身体を毒で覆ってやり過ごした。

 

「…………フ、フォース 貴様………………………!!!

 

!!!!?」

 

まだ力を残していた事に驚く暇も無くマーズの腹部に衝撃が襲いかかった。

 

(タ、タックルだと!!? こいつ、どこにこんな力が…………!!!)

「こんなんでぶっ倒れる程ヤワな鍛え方はしてねぇんだよ!!! もう少しだけ付き合って貰うぜ!!!!」

 

解呪(ヒーリング)を使い果たした身体に鞭を打ってマーズに突進し続ける。彼女の目的地は一つだけだ。

 

ガァン!!! 「!!?」

 

マーズの背中が金属製の細い物に激突した。

背後を見て、ここが下の階に通じる鉄柵であるという事を理解する。

 

「このまま下まで落っことしてやるぜ!!!!

オルァああああああああぁぁぁ!!!!!」

「!!!」

 

フォースの全力の突進に耐えかねた鉄柵が折れ、マーズの身体は下層へと投げ出された。

 

(甘い!! 毒を触手にして捕まればどうという事も)

「そうは問屋が卸さねぇよ バカヤロー!!!」

「!!!」

 

マーズの触手が掴もうと狙っていた箇所をフォースが蹴りで崩した。命綱を失ったマーズの身体は今度こそ地下深くへと投げ出される。

 

「てめぇはさっき俺がここの内装を()()()把握しちゃいねぇって言ったけどよォ 要所要所ならちゃんと把握してんだぜ!!

そこは俺が四階から一番下まで真っ逆さまに落ちた場所だ!!!

 

………………グッ!!」

 

既に地下深くに沈んだマーズに対して精一杯のセリフを吐き、膝を着いた。

既に身体の中の殆どの解呪(ヒーリング)を使い切ってしまったが、それでも動けるだけの体力は残している。体力を使い果たして戦闘不能になるなどという愚は龍の里で嫌という程味わった。

 

悲鳴を上げそうな身体に鞭を打ってハッシュがいるであろう方向へと歩を進める。

 

「は、早くハッシュのとこに行かねぇとよォ……!!! まぁあいつが追い詰められるなんてそうそうねぇと思うがな……………」

 

 

 

***

 

 

 

ガァン!!!! 「!!!!」

 

影魔人(カゲマジン)の拳がハッシュの腕を捉えた。筋力に任せた拳はその身体を軽々と吹き飛ばす。

 

「ははははははは!!! ざまぁねぇ!!!

星聖騎士団(クルセイダーズ)の隊長様がこんなにボロボロになるなんてよォ!!!!

まぁそれもこの軍勢相手ならしょうがねぇかもなぁ!!!」

 

下卑た笑顔を向けてハッシュを嘲笑っているのは(形式上)アルカロックの刑務官を務める男

名前を【ギンズ・ヴィクトリアーノ (28)】という。彼の周りには大量のチョーマジン そして影魔人(カゲマジン)も複数体陣取っている。

 

「しっかしオレ達も舐められたものだよなぁ!?

こんな囚人(チョーマジンの種)の巣窟をたった三人で攻略出来るって思われるなんてよォ!!!」「!!!」

 

ヴェルダーズの配下の一人としてアルカロックの内部で暗躍していたギンズ 彼は究極贈物(アルティメットギフト)を持つ器でこそなかったが、ヴェルダーズの組織において重要な役割を担っている。

彼の持つ贈物(ギフト)特上贈物(エクストラギフト)に分類される《色眼鏡(ジャッジング)》。

効果は人間や生物を見ることで、それがチョーマジンになった時どれほどの強さとなるか、また影魔人(カゲマジン)になる可能性を持っているかどうかを把握出来る という物である。

 

「ところで隊長さんよ、『捨てる神あれば拾う神あり』って言葉 あれはホントだよな!!?」

「?!」

「だってよ、こんな臭ぇ豚箱の中にぶち込まれるしか能が無かったクズ共も、こうやってバケモンになってちゃんとオレ達の役に立ってるんだからよ!!!

テメーが一番良く知ってるはずだろ!!?

ユージンが! エドギアが! ここにいる奴らがどんな事をしてきたかをよォ!!世間上では事故死にされてしれっと死刑になるのがどういう事なのかをよォ!!!」

 

ハッシュは彼の罵詈雑言を戦ウ乙女(プリキュア)としてでは無く一人の軍人として聞いていた。星聖騎士団(クルセイダーズ)の一員として彼等の悪辣さを一番見てきたのは他でもない自分だ。

 

「言うまでも無ぇと思うけどよォこの状況でテメーが生き残る方法は一つだけだ。

この場にいる囚人(バケモン)全員殺す事だけだぜ!!!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。