転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
マーズの身体は猛毒の巨体と化し、そして大量のチョーマジンがその周囲に陣取っている。
更にフォースは身体の中の
『おいフォース! もう腹を括るしかねぇ!!
ぶっ倒してでもあの
『バカか!!! それじゃあいつの思うツボだろうが!!!』
『だったらどうするってんだよ!! このままじゃどの道全滅だぞ!!!』
『それを今考えてんだ ベラベラ喋って来んなよ!!!』
悪態をつきながらもフォースは焦っていた。
「………フフフ。
折角 先手を譲ってやるだけの時間をくれてやったのに何もしてこないとはな。
キュアフォース。大義の為に咎を背負う度胸もない貴様如きが私達に楯突くことがそもそもの間違いだったのだ!」
「!!!!」
マーズの一言がフォースの心の痛い所に深々と突き刺さった。それがただの挑発だと必死に自分に言い聞かせなければ感情に任せて突撃してしまいそうになるほどである。
(クソが!!! あの
こんな事ならもっとしっかり練習積んどきゃ良かったぜ!!俺にあともうちょっと
!!! いや待て!!)
フォースは
『あん? どしたよ フォース』
『………ヴェルド 今から俺が言うことが出来るかどうか教えてくれ。』
フォースはマーズに聞こえない声量でヴェルドに
『……どうだ いけるか?』
『それくらいなら簡単だが━━━━━━━
!!!』
フォースの表情が明るくなるのを見てヴェルドもハッと気付く。
どうして気付かなかったんだと言葉にしてしまいそうになった。
(だったら大丈夫じゃねぇか。
あいつのあのイキり散らした守りを突破する方法があるぜ!!!)
***
「………どうやら完全に万策尽きたようだな。
何年も共に働いてきた縁だ。一思いに叩き潰してやろう!!!
行け!!!!」
マーズが指を振るとチョーマジンの大群が一斉に刑務官達に襲いかかる。当の刑務官達は勿論の事、その場に居た誰もが全滅を予感したその時、
『?!!』
フォースが駆け出して刑務官達の前に立った。
その両の拳は発射の状態で握られている。
《プリキュア・フォースヴァルカン》!!!!!
「!!!!?」
フォースの拳から放たれた
(……血迷ったか あの未熟な小娘め!!! これで貴様にはもうほんの少しも
光が晴れて飛び込んできた光景にマーズは自分の目を疑った。
フォースが少しも疲労を見せずに自分の前に悠々と立っていた。
「馬鹿な…………!!!」
「どした?なんで俺が立ってられるか分かんねぇか?
しっかし ビビった
「!!!」
フォースが言い終わるより早くマーズは結論に至った。
(………そういう事か……………!!
フォースは暴発した刑務官達の銃に残っていた
それが今 やつの身体にある!!!)
それは逆転とまではいかずとも、形勢を対等にまで持ち直されたという事を意味していた。
「………キュアフォース 飽くまで我々に楯突くこうという気は変わらないのだな?
人一人殺す度胸すらない軟弱者の貴様如きが!!!」
「何を的外れなこと言ってんだよ。 俺は囚人をぶっ倒す為にここに来た訳じゃねぇ。俺の狙いは最初っからテメェ一人だけなんだよ!!!!」
地面にヒビが入るほどの脚力で飛び上がり、一気にマーズとの距離を詰める。
そして
ドゴォン!!!!! 「!!!!!」
フォースの膝蹴りが猛毒を突き抜けてマーズの鳩尾に突き刺さった。