転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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155 屋上での最終決戦!! アルカロック 崩壊の危機!!!

アルカロック 地下5階では、副所長のハルネンが刑務官達に指示を出していた。

 

「副所長! 言われた通り、獄内の麻酔弾を全て持って参りました!!」

「よし!怪物化した囚人達は全て眠らせるのだ!! ()()としてこのアルカロックから出してはならん!!!それはこのアルカロック全ての信用失墜と思って事に当たれ!!!」

「はっ!!

それと、キリュウ看守長より、ご報告が!

『リナ・シャオレンが必ずや署長を倒すから、それまで耐え凌げ』との報告です!!!」

「そうか。ならば気を引き締めて行くぞ!!!」

 

ハルネンと刑務官達の前方には大量のチョーマジンが群がっていた。

 

 

 

***

 

 

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

ラアッ!!!!!」 「!!!!?」

 

フォースの渾身の拳がマーズの拳を弾き飛ばした。

 

「ッッ!!!」

「やっぱ 素の腕力なら俺の方が上のようだなァ!!! オルァッ!!!!」 「!!!!」

 

脚を振るって鞭のような蹴りを顔面に直撃させ、マーズの身体は回転しながら吹き飛ぶ。

追撃をかける為にフォースは走り出した。

 

(この屋上は良いぜ! 邪魔なモンが何一つねぇから見晴らしがいい!!

まるで武道会の武舞台で闘ってる感じだぜ!!!)

「オリャアッ!!!!」 「!!!!」

 

間合いを詰めたフォースは脚を振り上げてマーズの顎を全力で蹴り上げた。空に向かってマーズの血が吹き出る。

 

「オラオラオラァッッ!!!!」

「!!! !!! !!!!」

 

更に拳を振るってがら空きになったマーズの腹に立て続けに拳を撃ち込む。

 

「おい自慢の猛毒はどうしたァ!!?

さっきの解呪(ヒーリング)でそっちも麻痺っちまったか!!!?」

「…………………ッッ!!! ぬんっ!!!」

 

「鈍いぜ んなもんよォ!!!!」 「!!!?」

 

連撃が一瞬止まったのを見逃さずマーズは拳を繰り出したが容易く躱して手首を掴み、身体を捻った。マーズの巨体は宙を舞い、地面に叩きつけられる。

 

「………………グゥッ!!!」

「立てねぇか?そりゃそうだろうな。背中を打たれて息がしにくいだろうよ。俺も何回もそうなってるからな。

今までバケモンにして殺してきた()()達によォ、

 

地獄で詫びろや このクソオヤジ!!!!!」

 

フォースは完全にマーズの命を絶つつもりで踵を頭部に急降下させた。しかし間一髪身体を回転させて踏み蹴りから逃れる。

体勢を立て直して再び 二人は相対した。

 

「…………今更人を殺す覚悟が決まったのか?」

「不完全だがな。そうする気でなきゃテメェは倒せねぇだろ。」

 

「本気であんな連中を助けるつもりか?それで貴様が死ぬことになったとしても?」

「たりめーだろ。確かに監獄(ここ)にいる奴らはみんなかなり悪ぃ事はしてきたんだろうよ。だがな、

少なくともこん中じゃテメェが一番悪ぃ事をやってんだろ。」

「………私がそう見えるか。いずれ後悔するぞ。

 

…………………フフ。」 「あん?」

 

マーズが不意に笑い声を漏らした。

 

「おい、何が可笑しいんだ?

脳天を毒にやられちまったか?」

「……貴様には教えてやろう キュアフォース。

おかしいと思わなかったか?なぜ私がわざわざ《猛毒之魔王(ベルゼビュート・サタン)》を解除したのか。そしてなぜ今まで毒を使わなかったのか。

私は()()をしていたんだ。

 

私の脳天ではなく、この監獄の全てを毒で侵す為にな!!!!!」 「!!!!?」

 

マーズが両の拳を地面に直撃させた。

そこから禍々しい紫色の猛毒が湧き上がり、そして地面に染み込んでいく。

 

「な、何してやがるテメェ…………!!!」

「これが《猛毒之魔王(ベルゼビュート・サタン)》とは異なる猛毒之神(サマエル)のもう一つの奥義

猛毒地獄(ヘルヘイム・ディース)》だ!!!!」

 

フォースは葛藤していた。今すぐに不敵な笑みを浮かべるマーズに攻撃したいが、迂闊に手が出せない。

 

「安心していいぞ。この毒は下層へ落ちることは無い。その代わりにこのアルカロックを構成する石や鋼へと染み込んでいく。

そして監獄の全てを毒で満たせば一気に毒が吹き出し、中に居るものは全員 なす術も無く死に絶える。そしてアルカロックも跡形もなく崩壊する。

それまでの時間は多く見積っても 15分といった所だろうな。」

「!!!!

ふざけんじゃねぇ この腐れ外道がァッ!!!!!」

 

フォースは感情に任せて地面を蹴り飛ばし、マーズの腹目掛けて飛び蹴りを見舞った。しかしいとも簡単に横跳びに躱される。

「クソっ!!」

すぐに踏みとどまって体勢を立て直した。

 

「ってかテメェ分かってんのか?

この監獄がぶっ壊れるって事ァ折角作ったバケモン達だけじゃなくてあのギンズってヤツも死んじまうんだぞ!?」

「……まだ私達が仲良しこよしのグループだと思っているのか?そんな生易しい物では無い。

ギンズも覚悟の上だ。究極贈物(アルティメットギフト)を身に宿す才には恵まれなかったが、それでも殿下の悲願成就の為に命を賭ける覚悟を持っている。 あいつはそういう奴だ!!!」

「……………………!!」

 

フォースにとってギンズの印象は『下衆な腰巾着』以外の何物でも無かったがヴェルダーズの配下としての覚悟もまた疑う余地のない物であった。

 

「それに貴様は何か思い違いをしているようだな?」 「あん?」

「何故()()ギンズが本気だと言いきれるんだ?」

「? そりゃどういう……………………………

 

!!!!! ま、まさかテメェ……………!!!!」

 

マーズの表情が下劣に歪んでいくのを見てフォースの嫌な予感が確信に変わった。

 

 

 

***

 

 

 

アルカロック 地下一階

そこでハッシュとヴェルド そして監獄の門を守る役目を担う刑務官達は異様な光景に直面していた。

 

目の前に()()影魔人(カゲマジン)が立っていた。

 

***

 

アルカロック 崩壊まで後 14分30秒

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