転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
ハッシュとヴェルドは構えを取って
「ハッシュ隊長、我々はどうすれば…………」
「しばらくは僕達が動きを制限するので、合図を出したら一斉に麻酔弾を撃ち込んで下さい。
それで一気に方を付けます。」
ハッシュとヴェルドが二人で立てた作戦は完璧なものだった。しかしそれでもヴェルドにはまだ懸念要素がある。
『ハッシュ、作戦が終わった後の事はちゃんと考えとけよ?バケモンから戻ったアイツらが何をしでかすか分かったモンじゃねぇからな。』
『もちろん分かってる。伊達に隊長をやってないよ
?!!』
その時、ハッシュの耳に『助けてくれ。 俺達が悪かったから』 と縋るような声が聞こえてきた。声の主は言うまでもなくユージンとエドギアだ。
『………どうやら大丈夫みたいだよ ヴェルド。』
『あん?』
『僕達は勝てる!! あの
そう言ってハッシュは先陣を切って飛び出した。足を振り上げて狙うのはギンズの顔面。
そこに足の甲を直撃させて力を込めて吹き飛ばす。ギンズの
「ッ!!!」
足を振り抜いたハッシュを狙って
(……今まで気付かなかったけどこの
それがこの
「ヴェルド、手筈通りに行くよ!!!」
「おっしゃ!! いつでも来い!!!」
ハッシュは身体を捻って勇者の
「来た来たァ!!! オルァッ!!!」
ガンッ!!! 「!!!?」
ヴェルドが脚を振り上げて勇者の剣を上方向に弾き上げた。そのまま跳び上がって剣に追い打ちを掛ける。
「こんな鈍 爪を使うまでもねぇぜ!!
オリャアッ!!!!」
身体を回転させて剣に蹴りを浴びせると、そこからヒビが入って粉々に砕け散る。体勢を利用してそのまま踵を
「ハッシュ!! こっちは片付いた!!
さっさとそいつをこっちまで持って来い!!!」
「分かった!!!」
領主の
『今だ!!!!』
ハッシュとヴェルドが合図と共に飛び上がると、指示を待っていた刑務官達が一斉に銃を構えた。
「銃撃用意!!! 撃てぇ!!!!!」
刑務官達が一斉に銃を乱射して二体の
動きを止めたのは自分達の中にある残り少ない
「今だ!!! やるぞハッシュ!!!!」
「うんっ!!!!」
麻酔が切れる一瞬の間に再び地面に降り立って
『《プリキュア・ヘラクレスマシンガン》!!!!!』
『!!!!!』
ハッシュとヴェルドの
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
背中合わせになった事で逃げ場を失った
「行けるぞ!!! このまま押し切れ!!!!」
「分かった!!!!」
身体に残る最後の
「…………勝ったのか?」
「やった!! やったぞ!!!」
勝利した
その事実が刑務官達に伝わっていき喝采を産んだ。それでもその中でもハッシュとヴェルドだけが冷静だった。
「おい!! テメェら何やってんだ!!
バカ騒ぎしてる暇があるならさっさとこいつらを縛っとけ!!
今は被害者でもこいつらァ囚人なんだろ!!!」
「!!」
ヴェルドの言葉ではっとした刑務官達が鎖を持ってユージンとエドギアに駆け寄っていく。
「………ここはもう大丈夫そうですね。」
「?! ハッシュ隊長、どちらへ?!」
「決まってるでしょ。まだ敵は山のように居る。これから下に行って加勢に向かいます。
マーズはフォースに任せる!!!」
***
アルカロック 崩壊まで後 7分