転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~   作:Yuukiaway

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174 悪夢のゲームの始まり!! 姿を現すガスロド!!!

「マキーーーーーーッ!!!!」

「!! ミーア!!」

 

ミーアが大声を上げながらマキがの方へ駆け寄ってきた。その後ろからレマとルミナリエも着いて来ている。

 

「お父様「あなた!!」!!」

「おお!レマ、ルミナリエ!

無事で何よりだ!!」

 

妻子の無事を確認するや否や ジームズは駆け寄って二人を抱きしめた。微笑ましい光景ではあるが今のマキにはそんな感情を抱いている余裕は無い。

 

「ミーア、よく聞いて!

今 カイさんから連絡があって、爆発源を私に確認しに行って欲しいって言われたの。

ミーアはここでジームズ様達を警護して!!」

「わ、分かったッス!!」

「頼んだよ!!!」

 

ジームズ達をミーアに託し、マキは廊下を駆け出した。

 

 

 

***

 

 

 

「何だ何だ?」

「一体何の騒ぎですの?」

「おい、消火班はまだ来ないのか?!」

(! あそこか…………!!)

 

マキが駆けつけた時には既に野次馬が壁を作り、その上から黒煙が上がっていた。

 

「皆さん落ち着いて!!

危ないですから離れてください!!」

 

マキは人混みを避けて爆発源を確かめようとするが、ただの余所行きの格好をした少女の言う事に耳を傾ける者は少ない。

そしてその中でも険しい顔付きをした男がマキにきつい声を掛ける。

 

「何者だね、君は?!」

「私は星聖騎士団(クルセイダーズ) 直属の私服警備員です!!

ここは危険ですので早く避難を!!!」

 

星聖騎士団(クルセイダーズ)

グランフェリエに乗れるだけのセレブ達にもその名前は広く知れ渡っており、次々とマキが通る為の道を開けてくれる。

 

「!! こ、これは…………!!」

 

マキが見つけたのは黒煙を上げ、真っ二つに割れた小石だった。すぐさま通話結晶を取り出し、カイに繋ぐ。

 

「カイさん、聞こえますか!?

爆発源と思われる物体を確認しました!! 爆発源は小石に魔法を組み込んだ簡易的な爆弾!!

時限式で爆発する物と思われます!!」

『そうか。

気をつけろ。調べる前にはできる限り人を遠ざけるんだ。まだそれに魔力が残っている可能性もあるからな!!』

「分かりました。

皆さん!! 危ないですから下がってください!!!

大広間に私と同じ私服警備員が居ます!! 避難してください!!!」

 

先程まで爆弾と化した小石に興味を持っていた人だかりが蜘蛛の子を散らすように逃げていく。廊下に人がいなくなったのを確認してマキは小石に手を伸ばす。

 

ボンッ!! 「!!?」

 

マキの手が触れる直前、小石が 爆発とまでは行かない位の音を立てて破裂した。そしてそこから魔法陣が浮かび上がり、その上に一人の男が姿を現す。

ペストマスクで顔を覆い白衣に身を包んだ男だ。

 

「な、何……………!!?」

『フフ。初めまして。

落ちぶれた惨めな魔王ギリスに唆された哀れな狗共よ。』 「!!!」

『私は未来の皇帝 ヴェルダーズ様の誇り高い戦士が一人 ガスロド・パランデという。

最初に言っておくが、これは前に撮った物で、諸君の質問に答える事は出来ないからそのつもりでいてくれ。

単刀直入に言うと、先程起こった爆発、あれは私が仕組んだ物だ。』

「!!!」

 

マキの表情が一気に歪んだ。

幻影(ホログラム)状態のガスロドは気にも留めずに話を続ける。

 

『………次に君達は 私の目的は何だ と考えているのだろう。 それには答えるつもりは無い。

ジームズの家族か乗客か、あるいはこの船の転覆か、それはこれから分かるだろう。

それにこの船には私以外にも誰か乗ってるかも知れないな。』

「……………!!!!」

『フフフフ。怖いだろう?恐ろしいだろう。

疑心暗鬼になればなるほど君達は自分の首を締めていく。何時まで正気を保っていられるか見させてもらおう。』

 

ガスロドの言う通り、マキはこの時しっかりと《恐怖》を覚えた。自分の心が見透かされているかもしれないという事に、そして敵がガスロド以外にもいる()()()()()()という事に。

 

『さあ、ゲームの始まりだ!!!!』

 

ドガァン!!!!! 「!!!!?」

 

マキの後ろから爆発音が聞こえた。それに続くように乗客達の悲鳴と無数の足音が聞こえてくる。

 

(わ、分からない!!

あいつは一体何をしたいの!?

船を沈めたいなら最初の一発で操縦室を爆発させれば良いのに、乗客の命が欲しいならもっと人気の多い場所を爆発させる筈なのに!!!)

「と、とにかくみんなに連絡を…………!!!」

 

「カイさん!! ミーア!! リルア!!

敵の正体が分かりました!!名前は《ガスロド・パランデ》!!!

今の爆発はどこで起きたか分かりますか!?」

『こちらリルア!! たった今爆弾らしい物体を見つけた!!船尾近くのトイレに仕掛けられていた!!』

『なるほど、敵の狙いはこの船か!!!

この豪華客船を沈めて世界を混乱させようという魂胆なんだ!!!』

「いや、それはありません!!

もしこの船が狙いなら最初に操縦室を爆発させている筈です!!

とにかく今はジームズ様とその家族の身の安全の確保と操縦室への連絡を急ぎましょう!!!」

『『『分かった!!!』ッス!!!』のだ!!!』

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