転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~ 作:Yuukiaway
「リ、リルア!!
どうするんすかこれ……………!!!」
「どうもこうもないだろ!!
私達だけで何とかするしかないぞ!! カイが戻ってくるまで私達だけで場を繋ぐんだ!!!
行くぞミーア!!!!」
「ウ、ウス!!」
リルアは懐からブレーブ・フェデスタルを取り出してミーアに見せた。その行動だけでミーアは これから
ミーアも懐からブレーブ・フェデスタルと剣を取り出した。
「やるぞミーア!!!」
「ウス!!!」
リルアとミーアはフェデスタルの台座に剣を突き刺して回し、《プリキュア・ブレーブハート》の言葉を唱えた。
二人の身体からピンク色とオレンジ色の光が発し、光に包まれた。
光が晴れると二人がキュアグラトニーとキュアレオーナに姿を変えて立っていた。
「二人共良く聞け。これから三人一組で行動する!
それからレオーナ、チョーマジンも数が数だ。
出来れば敵を叩いて戻したいが、それは現実的じゃない。とにかく、カイが戻ってくるまで私達だけで乗客達を守るぞ!!!」
「ウス!!!「了解!!!」」
作戦を確認しあった後、三人は船内に向かって駆け出した。その時、船内の窓からガスロドがリルアとミーアが変身する所を見ていた事を三人は知る由もない。
(…………なるほど。百聞は一見にしかずとは良くぞ言ったものだな。
あれが
それとも何かからくりがあるのか?とにかくこの場を離れるか…………。)
ガスロドは他の乗客に紛れてチョーマジンから逃げるふりをして三人から距離を取った。
***
「レオーナ、マキ、私のそばを離れるなよ!!」
「ウス!!!「了解!!!」」
三人は甲板から船内の最上階に入った。
「グラトニー、まずはどこに向かうんスか!?」
「それは分からんが大広間と機関室は外しても良いだろう。
さっきの爆発騒ぎで大広間の人間は軒並み出払ってるし、ガスロドの狙いが船の沈没じゃ無いことは分かっている。今の私達にやれる事はチョーマジンを退けながら乗客の安全を確保する事だけだ!!!」
「なんかグラトニー、一気にリーダーシップ出して来たッスね!」
「当たり前だ!!私は腐っても魔王だぞ!!!」
ギリスがそうであったようにリルアも同様に魔界を束ねた魔王の一人だ。(精神的に)最年長のカイを失って窮地に立たされた事でその経験が無意識の内に現れているのだ。
「ちなみに私の考えだが、ガスロドは最初にマークした七人はチョーマジンに変えてないと思う。とにかくこれでかなり探しやすくなったぞ!!」
「グラトニー!! あれを!!!」 「!」
マキが指差した方向に視線を向けると、物陰に人型のチョーマジンが襲いかかっている。ラジェルから聞いた
「マキ!! あいつを頼めるか!?」
「了解!!」
マキは持ち前の健脚でチョーマジンとの距離を詰め、その脇腹を狙って掌底を振りかぶる。
「《
マキの掌から高熱を帯びた爆煙が吹き出し、チョーマジンの身体を吹き飛ばした。素体である乗客の身体は傷付けないように火力を調節した上での爆発力だ。
周囲にチョーマジンが居ないことを確認した上で物陰に隠れていた乗客の無事を確認する。よそ行きの格好をした母親と少女が二人で縮こまっていた。
「大丈夫ですか!!?」
「あ、あなたは…………!?」
マキが駆け寄って母娘の無事を確認する。
子供の方は怯え切ってマキの方を見ないが母は何とかマキの事を聞けるくらいには落ち着いている。
「私は
この船は外部からの攻撃を受けて乗客が怪物に変えられてしまっています!! ここは危ないですから早く非難して下さい!!」
「避難って どこに……!?」 「!!」
マキは一瞬で母親の質問の意味を理解した。
船全体が攻撃を受けているこの状況でどこが安全かなど分かる筈もないのだ。
「……グラトニー、一時 単独行動の許可を。」「!?」
「私が一人で安全な場所を探してこの母娘を避難させます!!」
「そうか 分かった。
ならこれを持って行け!!」 「?!」
グラトニーが差し出した手を取ると、その握られた手が淡く光った。
「こいつで数体はチョーマジンを人間に戻す事は出来るが多用はするなよ。
こいつが切れた後お前の身体にどんな影響があるか分からないからな。」
「了解!!!」